「永井の大念仏剣舞」を含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録が勧告されました

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広報ID1030023  更新日 令和4年11月1日 印刷 

永井の大念仏剣舞の写真
永井の大念仏剣舞

 ユネスコ無形文化遺産代表一覧表への登録に向けて提案した、当市の「永井の大念仏剣舞」を含む「風流踊」について、この度、無形文化遺産保護条約政府間委員会の評価機関から「記載」(登録)することが適当との勧告がありました。

 本勧告を受け、11月28日~12月3日の間、ラバト(モロッコ)で開催される第17回政府間委員会において最終決定がなされます。

 

(参考1)評価機関による勧告の3区分

 (1)「記載(Inscribe)」:代表一覧表に登録するもの。

 (2)「情報照会(Refer)」:提案国に追加情報を求めるもの。

 (3)「不記載(Not to inscribe)」:登録基準を満たさないもの。

(参考2)評価機関

 評価機関は、各地域から選出された専門家6名とNGO6団体で構成。代表一覧表への登録等について事前審査を行い、政府間委員会に勧告を行う。

「風流踊」提案概要

名称

「風流踊(ふりゅうおどり)」

内容

 華やかな、人目を惹く、という「風流」の精神を体現し、衣裳や持ちものに趣向をこらして、歌や笛、太鼓、鉦(かね)などに合わせて踊る民俗芸能。除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められている。祭礼や年中行事などの機会に地域の人々が世代を超えて参加する。それぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で今日まで続く風流踊は、地域の活力の源として大きな役割を果たしている。

構成

国指定重要無形民俗文化財である41件

※「チャッキラコ」(神奈川県三浦市)の拡張提案

保護措置

伝承者養成、記録作成、用具修理・新調、普及促進 等

提案要旨

  • 「風流踊」は、広く親しまれている盆踊や、小歌踊、念仏踊、太鼓踊など、各地の歴史や風土に応じて様々な形で伝承されてきた民俗芸能。華やかな、人目を惹くという「風流」の精神を体現し、衣裳や持ちものに趣向をこらして、笛、太鼓、鉦などで囃し立て、賑やかに踊ることにより、災厄を祓い、安寧な暮らしがもたらされることを願うという共通の特徴をもつ。
  • 世代を超え、地域全体で伝承されていることから、地域社会の核ともなる役割を果たしている。その起源は中世に由来し、時代に応じて変化しながら、今日まで伝承されている。長い伝統を背景に、特に災害の多い日本では、被災地域の復興の精神的な基盤ともなるなど、文化的な意味だけでなく、社会的な機能も有する。
  • 各地で受け継がれてきた「風流踊」のユネスコ無形文化遺産代表一覧表への登録は、地域間の対話や交流を促進し、地域の人々の絆としての役割をもつ無形文化遺産の保護・伝承の事例として、国際社会における無形文化遺産の保護の取組に大きく貢献する。

永井(ながい)の大念仏剣舞(だいねんぶつけんばい)

永井の大念仏剣舞写真2

昭和46年11月11日選択 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

昭和55年1月28日指定 国指定重要無形民俗文化財

保存団体名

永井大念仏剣舞保存会

所在地

盛岡市永井

概要

 永井地区に伝承される回向(えこう)踊りで、音頭は「南無阿弥陀仏」を基本にした歌である。

 寛政年間(1789~1801)に、現在の庭元の祖先が南日詰(現在の紫波郡紫波町)から養嗣子にきた時に巻物とともにこの踊りを持ってきたのが始まりとされ、代々この地で踊り継がれている。念仏剣舞は大笠(だいがさ)を振って踊るのが特徴だが、巻物には明治31年(1898)に永井村太夫小笠原三右エ門に大念仏の大笠が伝授されたとあり、以前は大笠がない踊りであったことが推測される。踊りは道行きから始まり、入羽(いりは)・中羽(なかは)・引羽(ひきは)と続き、中入りの後に大笠(だいがさ)振り・廻り胴と進み、最後に礼踊りで終わる。踊り子は花のついた妻折笠を被り、腰には五色の帯を垂らし、手には太刀・扇・唐団扇などそれぞれ違う彩物を持って踊る。円形の台の上に三階の仏塔を乗せた笠は阿弥陀堂を表しており、この大笠を頭に被り、大きく振りながら踊る笠振りは印象的である。

永井の大念仏剣舞写真3

永井の大念仏剣舞写真4

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