ダイオキシン類測定結果

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広報ID1010412  更新日 令和5年10月31日 印刷 

盛岡市は、「ダイオキシン類対策特別措置法」に基づきダイオキシン類のモニタリング調査を実施しています。

平成19年度までは、盛岡市域内も含めて岩手県がダイオキシン類のモニタリング調査を実施していましたが、中核市への移行に伴い、平成20年度からは盛岡市が調査を実施しています。

また、「ダイオキシン類特別措置法」に基づく焼却施設等特定施設設置者は、ダイオキシン類濃度を年1回以上測定し、報告しなければなりません。

環境基準(ダイオキシン類)

媒体 基準値
大気 1立方メートル当たり0.6ピコグラム-TEQ以下
水質(水底の底質を除く。) 1リットル当たり1ピコグラム-TEQ以下
水底の底質 1グラム当たり150ピコグラム-TEQ以下
土壌 1グラム当たり1000ピコグラム-TEQ以下
  1. 基準値は、「2、3、7、8-四塩化ジベンゾパラジオキシン」の毒性に換算した値とする。
  2. 大気及び水質(水底の底質を除く)の基準値は、年間平均値とする。
  3. 土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量が1グラム当たり250ピコグラム-TEQ以上の場合には、必要な調査を実施することとする。

大気環境中のダイオキシンの経年変化

大気環境中のダイオキシン類濃度は、おおむね横ばいで推移しています。

イラスト:津志田測定局の経年変化のグラフ
津志田測定局の経年変化のグラフ

年度別調査結果(ダイオキシン類モニタリング調査)

特定施設設置者による自主測定結果

各年度の自主測定結果の概要は次のとおりです。

岩手県のダイオキシン類対策に関するホームページ

盛岡市域を含む(平成12年度まで)岩手県のダイオキシン類調査結果については、岩手県のホームページからも確認できます。

用語説明

ダイオキシン類

一般に、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)をまとめてダイオキシン類と呼び、コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)のようなダイオキシン類と同様の毒性を示す物質をダイオキシン類似化合物と呼んでいます。

ダイオキシン類対策特別措置法においては、PCDDおよびPCDFにコプラナーPCBを含めて”ダイオキシン類”と定義されています。

ダイオキシン類は炭素・酸素・水素・塩素が熱せられる過程で非意図的に生成される物質で、主な発生源はごみの焼却によるものですが、製鋼用電気炉、たばこの煙、自動車の排出ガスなどさまざまな発生源があります。生物の体内に蓄積しやすく、ガンや奇形、免疫機能の低下などを引き起こすといわれています。

ダイオキシン類の構造

ダイオキシン類は下図のように、基本的には6個の炭素で構成されるベンゼン環が2つ、酸素で結合し、それに塩素が付いた構造をしています。図の1~9および2’~6’の位置には塩素または水素が結合しています。

ダイオキシン類は、塩素の付く位置や数によって毒性の強さがそれぞれ異なっており、PCDDのうち2と3と7と8の位置に塩素の付いたもの(2、3、7、8-四塩化ジベンゾパラジオキシン(2、3、7、8-TCDD))がダイオキシン類の仲間の中で最も毒性が強いことが知られています。

写真24
ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)の構造の図
写真25
ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)の構造の図
写真26
ポリ塩化ビフェニル(PCBs)の構造の図

(注) PCBsの中で2つのベンゼン環が同一平面上にあって扁平な構造を有するものを「コプラナーPCB」といいます。

毒性等量(TEQ)

ダイオキシン類の濃度は、毒性等量(TEQ:Toxic Equivalent)が用いられています。

毒性等量とは、最も毒性が強い2、3、7、8-TCDDの毒性を1として他のダイオキシン類の仲間の毒性の強さを換算した係数を用いて、ダイオキシン類の毒性を足し合わせた値のことです。

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