新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類感染症」へ変更になりました
広報ID1042755 更新日 令和5年11月22日 印刷
5類移行による変更の概要
5類へ移行されることによる取扱いの変更については、「5類移行に伴う取扱いの変更内容」(ページ下部)の項目をご覧ください。
外出などの制限がなくなります
5月8日以降、新型コロナウイルス感染症については、原則、季節性インフルエンザと同様の扱いとなり、患者の自宅療養や濃厚接触者の自宅待機などの療養制限(行動制限)がなくなります。
ただし、他の感染症と同様、感染拡大防止のため、発熱などの症状のある方は外出を控え、療養することが望ましいと考えられます。厚生労働省の通知では、発症日を0日として、5日間は外出を控えることとし、5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、のどの痛みなどの症状が軽快して24時間程度経過するまでは外出を控えることを推奨しています。
また、10日間が経過するまでは、ウイルス排出の可能性があることから、不織布マスクを着用したり、高齢者等の重症化リスクがある方との接触は避ける等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
【療養する場合の療養期間の考え方(参考)】
陽性者登録や健康観察などがなくなります
これまでは発生届および陽性者登録により、感染者の把握を行ってきましたが、5類移行により、発生届および陽性者登録は終了し、定点医療機関による定点把握となります。
また、健康観察や入院勧告などの措置もなくなるため、ご自身で体調管理を行うことになります。
医療費に自己負担が生じます
5類移行に伴い、5月8日以降の陽性判明後の入院や外来診療や検査などにかかる費用は、原則、通常の保険診療における自己負担額となります。
5類移行に伴う取り扱いの変更内容
感染状況の把握・公表について
新規陽性者の把握は、インフルエンザと同様、定点医療機関から週1回の陽性者数報告となり、岩手県感染症情報センターのホームページで週1回定点報告の陽性者数を公表します。
相談窓口について
岩手県における新型コロナウイルス・ワクチン接種の相談窓口(いわて健康フォローアップセンターおよび岩手県新型コロナワクチン専門相談センター)は、引き続きご利用できます。
いわて健康フォローアップセンター
- 発熱等の症状がある場合の健康相談
- 発熱等の症状がある場合の受診先相談
電話 0570-089-005(24時間受付)
聴覚や言語に障がいのある方用のファクシミリ番号 ファクス 050-3730-7658
(お返事にお時間をいただく場合がございますので、あらかじめご了承願います。)
岩手県新型コロナワクチン専門相談コールセンター
- ワクチンの効果についての相談
- ワクチンの身体の影響について相談
- ワクチン接種後の副反応についての相談
電話 0120-89-5670 (8時~20時)
聴覚や言語に障がいのある方用のファクシミリ番号 ファクス 0570-20-0863
(お返事にお時間をいただく場合がございますので、あらかじめご了承願います。)
※コールセンターでは、電話での医師の診察や薬の処方(医療行為)は行っていません。診察を希望される場合は、医療機関を受診してください。
※相談センターへの電話番号のお掛け間違いが発生しています。相談センターへご連絡の際は、電話番号をよくお確かめのうえ、お掛け間違いのないようお願いします。
新型コロナに感染した場合
- 配食サービスやパルスオキシメーターの貸与・宿泊療養は終了します。
- 入院が必要とされる病状の場合は、入院の必要性について受診先医療機関で判断したうえで、原則として医療機関の間で入院調整を行います。
家族が新型コロナに感染した場合
- 濃厚接触者として特定されなくなっても、感染者との接触があれば感染のリスクがあることに変わりはありません。
- 可能であれば部屋を分け、感染された方のお世話は限られた方で行う等の対策をお願いします。
検査・医療費について
- 検査費用の公費負担は終了します。
- 令和5年9月30日までは自己負担なし(全額公費負担)とされていた新型コロナ治療薬(パキロビッド、ラゲブリオ、ゾコーバなど)については、急激な自己負担の増にならないよう、10月からは、公費負担を一部継続しつつ、医療費の自己負担割合に応じ、患者さんにも一部負担いただくことになります。具体的には、自己負担割合が1割の方は3,000円、2割の方は6,000円、3割の方は9,000円が上限となるよう、公費で負担します。例えば、ラゲブリオの薬価は約9万円であり、3割負担の方は本来であれば2万7千円の自己負担となりますが、差額の1万8千円については、令和6年3月末までは公費で負担します。なお、新型コロナウイルス感染症の治療をした際には、他にも初診料、検査料、処方箋料、コロナ治療薬以外の薬代などの医療費の自己負担が別に発生します。
- 新型コロナウイルス感染症の入院医療費については、令和5年10月1日以降、他の疾病との公平性も踏まえ、高額療養費制度の自己負担限度額からの減額幅が最大1万円となります。なお、この扱いは令和6年3月末までとなります。
療養期間証明書について
療養期間証明書の発行受付終了について
盛岡市による療養期間証明書の発行(令和4年9月25日以前診断の方対象)、My HER-SYSによる療養証明書の表示機能(令和5年5月7日以前診断の方対象)は令和5年9月30日をもって終了しました。
療養を証明するために活用できる書類
新型コロナウイルス感染症に罹患したことが確認できる代替書類として利用可能性のある書類例として、生命保険協会では、以下のとおり示しています。なお、申請に必要となる書類は各保険会社等によりますので、詳しくは加入している保険会社等へお問い合わせください。
- My HER-SYSの証明
- 医療機関等で実施されたPCR検査や抗原検査の結果がわかるもの
- 診療明細書(医学管理料に「二類感染症患者入院診療加算」(外来診療・診療報酬上臨時的取扱を含む)が記載されたもの)
- コロナ治療薬が記載された処方箋・服用説明書
- 自治体が設置している健康フォローアップセンター(岩手県の場合、いわて陽性者登録センター)の受付結果
- 保健所から陽性者に出された案内文(健康観察や生活支援の留意点などが記載)(盛岡市の場合、医療機関受診時に配布される「新型コロナウイルス感染症と診断された方へ 岩手県」と書かれた用紙)
- PCR検査や抗原検査を実施する検査センター(医療機関以外でも可)の検査結果(市販の検査キットは除く)など
感染対策の考え方について
感染防止の5つの基本(令和5年3月8日厚生労働省「アドバイザリーボード」より)
1.体調不安や症状がある場合は、無理をせず自宅で療養あるいは受診
- 発熱・下痢・嘔吐・発疹などの症状が出てきた場合には、無理をせず自宅で療養し、加えて体調がよくないときは医療機関を受診しましょう。
- 高齢者や持病があるような重症化リスクの高い人と会う場合は、体調管理を厳重にしましょう。
2.その場に応じたマスクの着用や咳エチケットの実施
- 外出時はマスクを携帯し、マスクの着用が呼びかけられている場面では、できるだけ着用に応じましょう。
- 咳エチケットの実施を心がけましょう。
3.換気、密集・密接・密閉(三密)の回避は引き続き有効
- 不特定多数の人がいるところでは、換気をしましょう。
- 人との間隔をあける、すいている時間や移動方法の選択、すいた場所の利用などによって、呼吸器感染症の感染リスクが下げられます。
4.手洗いは日常の生活習慣に
- 食事前、トイレの後、家に帰った時などには、20秒~30秒程度かけて流水と石鹸(液体)で丁寧に手を洗いましょう。
- 適切な手指消毒薬の使用も可能です。
5.適度な運動、食事などの生活習慣で健やかな暮らしを
- 一人一人の健康状態に応じた運動や食事、禁煙など、適切な生活習慣を理解し、実行することが大切です。
- 特に基礎疾患のある方は、かかりつけ医などのアドバイスを参考に体調管理に気をつけましょう。
その他
マスクの着用について
マスクの着用については、令和5年3月13日からの考え方の見直しのとおり、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とします。
- 子どもについては、すこやかな発育・発達の妨げとならないよう配慮することが重要です。
- なお、感染が大きく拡大している場合には、一時的に場面に応じた適切なマスクの着用を広く呼びかけるなど、より強い感染対策を求めることがあり得ます。ただし、そのような場合においても、子どものマスク着用については、健康面などへの影響も懸念されており、引き続き、保護者や周りの大人が個々の子どもの体調に十分注意をお願いします。
- 学校教育活動においては、児童生徒及び教職員に対して、マスクの着用を求めないことが基本となります。
※詳細については、厚生労働省ホームページ「マスクの着用について」及び文部科学省ホームページ「最近よくあるご質問にお答えします」をご覧ください。
体調に異変を感じた場合は
新型コロナに感染した可能性がある場合は
- 重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患を有する方、妊婦など)や、症状が重いなど受診を希望される方は、医療機関に連絡しましょう。
- 多くの医療機関で新型コロナウイルス感染症に対する外来・入院対応を行うよう医療体制を整備しています。発熱などの症状があり、コロナの感染の疑いのある方については、かかりつけ医又は外来対応医療機関に電話相談した上での受診をお願いします。
- 医療機関の混雑軽減のため、症状が軽い場合は、国が承認した市販のキットを用いて検査をし、自宅等で療養をすることも可能です。
受診する際に医療機関に連絡しましょう
- 医療機関、薬局、高齢者施設等に行く時は、感染対策を行いましょう。
- 新型コロナウイルスは感染力が強いため、高齢の方や基礎疾患をお持ちの方を守るためにも、マスクを着用しましょう。
発熱などの体調不良時にそなえて、準備をしておきましょう
- 自宅療養をする場合に備え、かかりつけ薬剤師・薬局に相談して、新型コロナ抗原定性キット(国が承認した「対外診断用医薬品」を選んでください。「研究用」は国が承認したものではありません。)や解熱鎮痛剤を準備しておきましょう。
- いわて健康フォローアップセンターなどお住まいの地域の電話相談窓口などの連絡先も確認しておきましょう。
- 生活必需品なども用意しておきましょう。(体温計・日持ちする食料など)
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる「後遺症」)について
新型コロナウイルス感染症にかかった後、回復して、感染性がなくなったにもかかわらず、ほかに明らかな原因がなく、療養中に見られた症状が続いたり、新たな症状が出現したりするなど、後遺症として様々な症状がみられる場合があります。
後遺症が疑われる場合などは、お一人で悩まず、まずは、かかりつけ医や身近な医療機関への相談をお勧めします。
新型コロナウイルス感染症(施設内患者発生時の対応)について
保育所や高齢者入所・通所施設等で新型コロナウイルス感染症の集団発生があった場合、保健所まで報告をお願いします。
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