志波城の歴史 志波城跡の発掘調査と保存整備事業

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広報ID1009508  更新日 平成28年8月21日 印刷 

1976年から1977年、当時「太田方八丁遺跡」と呼ばれていた志波城跡は、東北縦貫自動車道の建設工事に先立って、岩手県教育委員会による発掘調査が行われました。その調査では、築地塀跡や大溝跡、多くの竪穴住居跡、平安時代初頭の土器などが見つかり、それまで文献上では知られていたものの場所が不明だった志波城跡ではないかと、注目を集めました。
その後も盛岡市教育委員会では発掘調査を続け、その調査成果を受け、1984年(昭和59年)に「志波城跡」として国の史跡指定を受けました。
現在も発掘調査は計画的に続け、毎年新しいことが分かってきています。近年は保存整備事業の一環として、政庁と官衙域に何があったのかを調べるための発掘調査を行っています。
その結果、政庁域は1辺約150メートルの築地塀で囲まれ中心には正殿・脇殿が広場を囲むように配置されると共に、北側には規則的に建物が配置されていたことがわかりました。また、政庁の周囲の官衙域には、役人たちが実務を行っていたと考えられる掘立柱建物と鉄加工の工房などの役割をもった竪穴住居が配置されていたことがわかりました。
これまでの調査成果をもとに、当時の遺構を丁寧に埋め戻し、盛り土で保護した真上に、建物の復元や表示などを行っています。志波城古代公園の復元建物や道路の真下には、1200年前の遺構が眠っているのです。

SB255建物跡全景の写真
第100次調査(平成18年度)でみつかった南東官衙域の建物跡
発掘調査風景の写真
大きな柱穴を調査中の様子

志波城跡全体図

発掘調査 現地説明会資料

発掘調査時の現地説明会資料をダウンロードしてご覧いただけます。

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