志波城の歴史 役人と兵士のくらし

Xでポスト
フェイスブックでシェア

広報ID1009506  更新日 平成28年8月21日 印刷 

城内からは、人々が使っていた土器や鉄製品などの遺物が出土しています。
土器は、須恵器(すえき)という窯を使って高温で焼いたものが多いのが特徴で、食器である坏(つき)や椀(わん)、蓋(ふた)のほか、役人が使う硯(すずり)があります。
「厨」・「酒所」と墨書した土器があることから、儀式や饗宴の食事をつくる施設があったと推定されます。
鉄製品は、弓矢の鏃(ぞく)や刀の鞘尻(さやじり)、鎧(よろい)の小札(こざね)といった武具のほか、鎌や斧、釘、刀子(とうす:小刀)といった農工具があります。
砥石や火をおこすフイゴの羽口(はぐち)もあり、鉄器を加工する小鍛冶が行われた跡も発見されています。
また、馬の歯や馬具である轡(くつわ)が出土していることから、城内に馬がいたことがわかります。
志波城跡から出土した遺物は、古代公園官衙展示室や「盛岡市遺跡の学び館」で見ることができます。

竪穴住居跡出土土器の写真
竪穴住居跡出土土器

出土鉄製品の写真


墨書土器の図
墨書土器
出土鉄製品の写真
出土鉄製品

よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?




このページに関するお問い合わせ

教育委員会 歴史文化課
〒020-8532 盛岡市津志田14-37-2 盛岡市役所都南分庁舎3階
電話番号:019-639-9067 ファクス番号:019-639-9047
教育委員会 歴史文化課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。