志波城の歴史 役人と兵士のくらし
広報ID1009506 更新日 平成28年8月21日 印刷
城内からは、人々が使っていた土器や鉄製品などの遺物が出土しています。
土器は、須恵器(すえき)という窯を使って高温で焼いたものが多いのが特徴で、食器である坏(つき)や椀(わん)、蓋(ふた)のほか、役人が使う硯(すずり)があります。
「厨」・「酒所」と墨書した土器があることから、儀式や饗宴の食事をつくる施設があったと推定されます。
鉄製品は、弓矢の鏃(ぞく)や刀の鞘尻(さやじり)、鎧(よろい)の小札(こざね)といった武具のほか、鎌や斧、釘、刀子(とうす:小刀)といった農工具があります。
砥石や火をおこすフイゴの羽口(はぐち)もあり、鉄器を加工する小鍛冶が行われた跡も発見されています。
また、馬の歯や馬具である轡(くつわ)が出土していることから、城内に馬がいたことがわかります。
志波城跡から出土した遺物は、古代公園官衙展示室や「盛岡市遺跡の学び館」で見ることができます。
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