令和4年度コミュニティリーダー研修会

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広報ID1042092  更新日 令和5年4月3日 印刷 

令和4年度コミュニティリーダー研修会を開催しました

情報交換会の様子

 令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、講演及び情報交換会の部は、会場を5公民館に設置し、人数を分散させて開催したほか、事例発表の部はオンライン(市公式YouTube)上で配信しました。

  • 講演及び情報交換会
    開催日時:令和5年2月4日(土曜日)14時~16時
    開催場所:盛岡市中央公民館ほか4館
  • 事例発表
    動画配信期間:令和5年1月13日(金曜日)~令和5年3月31日(金曜日)
  • 共催
    盛岡市、盛岡市町内会連合会、玉山地域自治会連絡協議会、“世界につながるまち盛岡”市民会議

当日参加できなかった方や、動画を視聴できなかった方にも研修会の内容を共有するため、概要を掲載します。
※写真や資料の無断転載は御遠慮願います

事例発表

緑が丘一丁目北区町内会

緑が丘一丁目北区町内会発表資料

発表者:緑が丘一丁目北区町内会 会長 藤原 徳雄さん、広報係 菅原 由紀さん

【主な活動内容】

 令和2年、これまで様々な業務を担っていた役員が空席となり、町内会の危機は突然やって来ました。そもそも町内会は必要?という疑問から始まり、組織の在り方や事業の目的、執行体制について改めて考えました。
 各部の役割を再確認し、役員はみんなで広く浅くやると決めました。役員間ではグループメールを開始し、いつからか回覧となっていた会報を、毎月各戸配布に戻しました。会報は、町内会が何をしているか、誰がやっているか分かるように、タイムリーなお知らせを心がけています。行事はその都度振り返りを行い改善点を確認し、次年度の計画に生かすこととしています。
 現在は、コミュニケーションを増やしたいということを課題とし、(1)暮らしやすく楽しい町内であること、(2)防災教育活動は大事、(3)日頃から声をかけられる緩い関係性づくりを目標に、活動しています。

青山地区まちづくり協議会(盛岡市地域協働推進事業実施団体)

青山地区まちづくり協議会発表資料

発表者:青山地区まちづくり協議会 事務局長 秋篠 京子さん

【主な活動内容】

 青山地区まちづくり協議会は、平成24年に「青山地区地域協働推進計画」を策定し、「人の“わ”でみんな元気なまち青山」をスローガンに活動しています。会員として登録されているのは、町内会、自治会、商店会、小中学校PTA、保育園、企業など42団体です。
 4月の「青山さくらまつり」、6月の「赤レンガまつり」、夏は会として「盛岡さんさ踊り」への参加、秋には「青山こどもフェスティバル」を開催するなど、年間を通して様々な活動を行っています。新型コロナウイルス感染症の拡大により、ここ数年は一部事業を中止していますが、「認知症声かけ保護訓練」と「青山地区防災訓練」は、休まず継続することができています。
 各事業は、地域の小中学校や施設・企業など様々な団体と協力し、多くのボランティアに加わってもらいながら実施しています。

盛岡市 男女共同参画推進室

盛岡市男女共同参画推進室発表資料

発表者:男女共同参画推進室 主任 小玉 諒さん、主事 岩間 海さん

【主な発表内容】

 市は、「性別等にかかわらず、誰もがお互いの人権を尊重し、一人一人の個性と能力を十分に発揮できる社会」 を目指しています。多様な人が能力を発揮することで、組織には今までと違った考え方・視点や、工夫が生まれ、多様な住民のニーズに対応することができるといった効果が期待されます。変化が激しい時代に、持続可能な組織の運営をしていくためには、多様な人が多様な形で活躍できる環境を整えていくことが必要です。
 ある町内会では、女性や子育て世帯を取り込むため、役員の仕事内容を分かりやすくする、簡単な手伝いのみをお願いし参加へのハードルを下げるといった取り組みを行った事例があります。家庭状況や考え方はそれぞれ異なることを前提に、家庭や仕事といった個人の生活基盤を第一に考え、互いに尊重しあうことが大切です。

講演

「担い手不足解消へ~地域組織の負担軽減&IT活用のヒント~」

講師:合同会社フォーティR&C 代表 水津 陽子さん

【講演内容】

  • 加入率低下、担い手不足の背景には、地域組織の会長や役員の認識と、住民ニーズ・ライフスタイルの変化の差があります。その差が、閉鎖的・排他的・硬直的な組織を生み、認知度・魅力度の低下を招き、負担感・抵抗感を与えています。
  • 担い手不足の対応策として、
    (1)運営の在り方を見直し、役員の負担を減らすこと
    (2)役割に応じた報酬制を取り入れること
    (3)会費・役割の免除や減免制度を検討する
    など各種制度の見直しが挙げられます。
  • 現在では60代以上の高齢者の就業率が高く、女性も8割が働いています。気軽に参加しやすい雰囲気づくりや顔の見える関係づくりに取り組み、女性、若手・学生、現役世代、外国人など様々な人材を取り込んでいくことが必要です。
  • インターネットの普及が進み、スマートフォンを大多数の人が所有する時代になりました。インターネット環境のない人を配慮しつつ、IT活用の方向へ進めていくことも重要です。
  • ITを活用を進める前に押さえておきたいのが、
    (1)目的を明確に
    (2)無理しない・無理強いしない
    (3)行動に移し、継続すること の大原則です。
  • IT活用を進める際には、次の5つのステップにより取り組んでみてください。
    (1)現状把握(利用意向、人材の有無)→(2)推進体制(協力メンバーの募集)→(3)活用プラン(進め方)→(4)情報発信→(5)実行と検証(試行し、振り返る)

情報交換会

「新しい時代の地域組織(町内会・自治会)について考えてみよう!」

講師:合同会社フォーティR&C 代表 水津 陽子さん

コロナ禍により変わったこと、見直したこと

  • 各種イベントが中止・縮小したが、防災訓練は継続。
  • 会議を縮小させ、書面形式で行った。
  • イベントや活動ができなかったが、大きな問題はなかった。今後の自治会をどうしていくかの相談をする時間ができた。
  • イベント内容の変更(餅つき大会の代わりに、子どもたちに図書券を配布した。など)

多様な人材を地域活動に呼び込むために考えていること・実施していること

  • 役員に対してアンケートを実施し、活動の見直しを行っている。
  • 地域の40~60代に対しハガキでのアンケート調査実施。回答者13人のうち、活動に入ってくれる人を2人発見することができた。
  • 新渡戸稲造を核とした地域づくりの計画。皆が共有できる話題を軸に、人を集めたい。
  • 子ども・赤ちゃん連れでも着やすい雰囲気づくり。
  • コロナ禍でも、できるだけ多くの行事を実施した。内容を簡略化し、無理せず来たい人(有志)だけで行った。
  • 役職の輪番制の導入(任期1年)。活動内容について知ってもらう機会となり、今後の人材発掘につながる。
  • 日頃から若い人と関わりを持って、友達のような間柄になっていきたい。

【講師からの講評】

 コロナ禍により事業が簡素化され、ノウハウが引き継がれないという問題はどの組織でもお持ちだと思います。地域にとって一番重要なことは何か、改めて考え、会への加入や参加を一律に求めるのではなく、関われる部分から参加してもらい、次世代へと繋いでいきましょう。

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