第2号(2010年7月7日発行)(もりおか経営(K・A)かだる通信)

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広報ID1011405  更新日 令和3年9月21日 印刷 

「もりおか経営(K・A)かだる会」を開催

自治体経営について市民の皆さんと意見交換しました

5月27日に玉山総合事務所で行われた”経営かだる会”の写真
5月27日に玉山総合事務所で行われた”経営かだる会”

5月18日、19日、26日、27日、29日の5日間、プラザおでってほか市内4カ所において、市民の皆さんに自治体経営指針についてご説明のうえ、これからのまちづくりについて意見交換を行いました。

名づけて、”もりおか経営(K・A)かだる会”。

参加者は24人と少なかったのですが、その分、車座になりながら意見交換を行うなど、中身の濃いものになりました。いただいた意見の概要は次のとおりです。

意見の概要

  • 市民との協働や地域協働はもっともなことだと思う。大いに期待し、そして共に協働したい。しかし、一般市民は、「行政にお願いしたらやってもらえる」という、行政におんぶにだっこの意識がまだあると思われる。協働の事例を豊富に持ち、地域活動現場の整理ができる人、現場から活動を引き出してくれる人が欲しい。
  • 説明会の参加者が少ない。ぜひ、個々の町内会にも乗り込んでいって、自治体経営指針のメリットについて具体的に話してもらいたい。例えば高齢者福祉に関することでも具体的に話せば自分が高齢者になった時をイメージしてたくさんの市民が自分のことと感じ、動いてくれると思う。
  • 地域だけでなく、例えばPTAのお母さんから話を聞くなど、もっと話を聞く機会を増やすべき。
  • 協働のまちづくりについて、モデル地区を設定して重点的に取組み、その成果を波及させる方法は良いと思う。老人クラブの会長をしているが、リーダーや役員のなり手がいない。高齢者の数は増えているが老人クラブに入る人はなかなかいない。昔は隣近所の付き合いがあり、地域活動も活発だった。今は、福祉推進会から案内が来ていろいろな行事に参加するが、メンバーはいつも同じで、非常に限られたものと感じる。
  • 町内会などの役員のなり手がいないことだけでなく、役員の兼務・兼職が多いことも問題。出席している人に役員を振るから、さらに兼務・兼職が増える。これでは人づくりにつながらないし、引き受けた人の負担も限界を超えてしまう。一人一役で地域づくりを進める必要がある。
  • ホームページなどの宣伝方法では説明会に誰も来ないと思った。市民に本当にわかってもらうためには、あるいは分かり合えるレベルまで話すにはどうすればいいのか。説明会に市民が集まらないとはどういうことか。自分も類似の仕事をしており、住民の集め方の難しさを痛感している。自らの反省も込めて考える必要があると思う。
  • 今まで地域づくりに携わってきた方は農業や商業などの自営業者である。最近は農業も商業も衰退傾向で、それが地域づくりにも影響している。勤め人も参画できるような具体的な仕掛けづくりが必要である。
  • 協働によるまちづくりについて、「やっとスタートしたか。」との印象。立ち上げが遅いと思う。地域や町内会が衰退していることについて、経営指針にはっきりと掲げるべきである。地域に訴えるイメージが少ない。地域を活性化するためには、人づくりや人と人とのネットワークづくりが必要である。
  • 市職員だけの活動には限界がある。地域協働を進めるためにはNPOにも呼びかけるべき。
  • 地域協働の良い事例として除雪の例が挙げられる。小型除雪機による通学路の除雪は、最初地域では積極的ではなかった。しかし,子ども達が雪道を歩くのは可哀想との思いで、市が貸し出す小型除雪機を利用してみたところ、今では皆さん協力的である。協働の大きな成果と思う。市が除雪をすれば多額の費用がかかっていると聞くが、地域で行えば経費も少なくて済む。
  • まちづくりを進めるうえでワークショップはいい方法だ。お年よりもはりきって勉強するようになった。
  • 以前、地区内の200人くらいで除雪をした際、地元の店からパンの差し入れをいただいた。皆で協力してよかったなと思うできごとであったが、中には、「除雪は行政がやればいいのであって、何で地域でやらなければならないのか」との声もあった。事情を知らないで苦情ばかり言う人がいる。事情をわかってもらう必要もあるし、自分たちでやれるところは自分たちでやる必要もある。
  • 市の職員に各地区の担当をして欲しいと思う。例えば、玉山総合事務所の職員がそのまま玉山地区の担当をするより、今本庁舎に勤務している職員が玉山地区を担当することもむしろ面白い。職員にとっても勉強になるし、市の施策を住民にも説明できることになる。
  • 地域内の街路樹について、従来は市が委託をして管理していたが植えた木が枯れてしまうことが多かった。自分たちの街は自分たちでやらなければと思い2年前から、老人パワーなので少しずつだが、植栽に取り組んできた。住人の会話の場、励みとなり、花も咲くと嬉しい気持ちになる。また,業者がやるより半分の経費で済んでいる。町内会が一体となって行っており、結果として経費節減ということで市の役に立つこともやっていると思う。
  • 今は右肩上がりの時代ではない。しかし、お金がふんだんにあった頃の「なぜ、やってくれないのか」という要求方法からまだ抜け切れていない。要求に応えたくても順番もあり、なかなか応じられないのが現状と思う。まちづくりは、お金での解決ではなく汗を流す方向に転換していると感じる。
  • 協働で支えあうことこそ私たちに一番足りないことだと思い、経営指針に興味を持った。自分は仕事もあり生活に余裕がなく、町内会活動に参加できないのが現状。一市民としてどう関わるべきか探しに説明会に来た。市を取り巻く経営環境が変わっていくのだから今後は、市としてやれることとやれないことを明確にして欲しい。

「出前K・Aかだる会」受付中!!

盛岡市は、市民の皆さんへの自治体経営指針のご説明と意見交換会を出前で行います。少人数でもうかがいます。話を聞きたい人、意見交換を希望する人は市役所行政経営課まで。

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