肺がん検診
広報ID1006537 更新日 令和4年4月1日 印刷
検診は40歳以上、毎年定期的に受けることが大切です。
肺がんは、がんによる死亡原因の上位に位置するがんです。男性に多い傾向があり、60歳頃から急増し、高齢になるほど多くなる傾向があります。肺がんの中には、急速に進行するがんもあります。早期発見、治療で大切な命を守るために、40歳以上の方は毎年検診を受けましょう。
肺がん検診
肺がんを知ろう
肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。 進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れにのって転移することもあります。
肺がんと関係する生活習慣の一つに、喫煙があります。たばこを吸わない人に比べて、たばこを吸う人は日本人男性では約5倍、女性では約4倍肺がんで亡くなるリスクが高くなり、たばこを吸う年数、本数が多いほど肺がんになりやすいという研究結果が出ています。
「この症状があれば必ず肺がん」という症状はありません。症状がないうちに進行していることもあります。咳や痰、痰に血が混じる、発熱、息苦しさ、動悸、胸痛などがあげられますが、いずれも肺がん以外の呼吸器の病気にもみられる症状です。複数の症状がみられたり、長引いたりして気になった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
対象者
盛岡市に住所を有する年度末年齢40歳以上の人。
市の検診が対象外となる人 |
相談先・対応について |
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(1)勤務先などで肺がん検診を受ける機会のある人 |
加入している健康保険者に検診の有無について問い合わせしましょう。 |
(2)人間ドックを受診または受診予定の人 | 人間ドックのオプションで受けれられる場合がありますので、予約時にご確認ください。 |
(3)妊娠中及び妊娠の可能性のある人 | かかりつけ医に相談しましょう。 |
(4)肺疾患などで定期的に検査を受けている人(胸部エックス線撮影) | かかりつけ医に相談しましょう。 |
(注)肺がん検診を受診した人(受診予定の人)は、結核検診を受ける必要はありません。
自己負担額
胸部レントゲン撮影
1000円
胸部レントゲン撮影とかく痰検査
1700円
検診の受け方
- 検診前に、医療機関へ予約をしましょう。
- 成人検診受診券をご持参ください。
肺がん検診では、症状などの問診の後、胸のX線撮影を行います。全体を写すため、大きく息を吸い込んでしばらく止めて撮影します。
※肺のX線検査の放射線による健康被害はほとんどありません。
痰の検査の対象者は50歳以上、喫煙指数が600以上の人です。3日間起床時に痰をとり、専用の容器に入れて提出します。痰に含まれる細胞や成分を測定してがん細胞の有無を調べます。
「要精密検査」の結果なら必ず精密検査を受診
精密検査はCTもしくは気管支鏡検査などです。
- CT:X線を使って病変が疑われた部位の断面図を撮影し詳しく調べます。
- 気管支鏡検査:気管支鏡を口や鼻から気管支に挿入して病変が疑われた部分を直接観察します。必要に応じて組織を採取し悪性かどうか診断します。
※肺がんであっても症状が出ないことはよくあります。「症状がないから大丈夫」と自己判断せず、必ず精密検査を受けてください。また、痰の検査で「要精密検査」となった場合には、痰の検査だけをもう一度受けるのではなく、必ず精密検査を受けてください。
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