盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和6年11月・山本隊員)
広報ID1049795 更新日 令和6年11月19日 印刷
皆さんこんにちは、委託型の地域おこし協力隊としてユートランド姫神をベースに活動する山本です。早いもので私の活動も3年目に入りました。昨年開業した6次産業化の支援機能を持つチャレンジ工房つなぐは、やっと軌道に乗り始め、商品開発相談のお客さまも増えてきました。少しでも多くの地域の方の支援が出来るように私自身、「食の6次産業化プロデューサーレベル3」を取得し、より質の高い支援が出来るようになりました。工房の空き時間を利用して自社商品として製造している地元の黒平豆を使った「黒平豆のスコーン」や簗川地域で地域おこし協力隊員が昔ながらの手作業で生産している蕎麦を使った「そば粉のプリン」も大変ご好評いただいています。
さて、今年もまた産業振興課の取組むアグリイノベーション事業で、東洋大学経済学部澁澤ゼミの学生さんが支援している玉山うるおいイチゴ園のイチゴを使ったお菓子のレシピコンテストで審査員をさせていただきました。年々レベルがあがり、今回はどれも素晴らしく、直ぐにでも商品化できそうな物ばかりでした。
また、着任当初から取組んでいる産直売店の改善活動。花の仕入や加工品(特にスイーツ)を増やすことで、天候や季節に左右されず売上を安定させる取組は定着し売上を伸ばしています。この活動の中で繋がった方々と協力し、利用促進のための「なか庭deマルシェ」を10月12日(土曜日)に開催し、お天気に恵まれた事で大盛況でした。チャレンジ工房で支援している方もテスト販売にチャレンジし、商品を売る楽しみを感じて頂けました。
また、このマルシェでは、実行委員会を立上げ主催とする事で、たまやま振興株式会社としての儲けは少ないものの、人員や予算をかけずに済み、人寄せの宣伝効果は十分発揮していています。自社のSNSなどで発信力が弱い部分をマルシェのインスタや出店者のSNSでカバーしたことにより広域にユートランド姫神を宣伝する事ができました。今後は、実行委員のメンバーを変えながらマルシェを定期的に行う事で、更なる利用促進が図れると思います。
現在「チャレンジ工房つなぐ」で支援している方の中には、盛岡市内だけでなく、玉山地域に隣接する岩手町の協力隊員さんがいます。発酵あんこ(お砂糖を使わず麹を発酵させることで甘さを出すあんこ)を開発していて、商品化目前です。販路開拓支援やパッキングのアイディア、商品の多角化などについて支援させていただいています。また、健康志向で米粉を使ったパンやお菓子を開発したいという方々の商品開発は、相談から支援しています。
【製造作業手順】一日目:煮る⇒二日目:潰す・まぜる・発酵⇒三日目:水分調整と包装
その後菓子などへ加工します。
前回もご紹介した、地域貢献と学生の活動支援として協力している盛岡商業高校のドリップパックコーヒーの販売ですが、郷土食での試飲会実施や産直での販売会などにもチャレンジしました。商品ラインナップも5品から8品に増え、ギフトBOXも誕生しています。
また、新たにKEYコーヒー株式会社盛岡営業所の協力で、産・官・学連携のユートランド姫神オリジナルドリップパックコーヒーも完成しました。盛岡商業高校はこの活動発表で県大会優勝、東北大会では3位に入るなど好成績を収めています。今年の活動メンバーは全員1年生ですがとても頑張っていますので、協力隊退任後も応援していきたいです!
私は、地域おこし協力隊の活動を通しこの2年半で多くの方々とご縁が出来ました。それが何ものにも代えがたい一番の財産となっています。退任後もこの地域に残り、引き続き6次産業化の支援をしながら、地域活性化コンサルタントとして今度は得意分野であるツーリズムで関係人口創出などイノベーションを図りたいと思っています。
よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市長公室 企画調整課 都市戦略室
〒020-8530 盛岡市内丸12-2 盛岡市役所別館8階
電話番号:019-613-8370 ファクス番号:019-622-6211
移住に関するお問い合わせはこちら
「盛岡という星で BASE STATION」
〒020-0024 盛岡市菜園一丁目8-15
パルクアベニュー・カワトク キューブ2(ローマ数字)地下1階
電話番号:019-681-0515
市長公室 企画調整課 都市戦略室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。