盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和7年4月・山田隊員)

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広報ID1051456  更新日 令和7年4月11日 印刷 

ご覧いただきありがとうございます。
「シティプロモーション」をテーマに活動している、山田滉介と申します。
こちらのページに掲載するのは初めてですので、まずは自己紹介として、私が協力隊員に応募した経緯から書こうと思います。

私は、母の実家がある縁で、岩手県北上市で生まれました。ただ、その後は父の仕事で日本各地を転々とし、気づけば東京暮らしが一番長くなりました。

盛岡を初めて訪れたのは、高校生の頃です。一人旅で立ち寄り、街中を歩きました。
当時の趣味は、古本やレコードの収集と、自家焙煎の珈琲店をめぐること。初めて来た盛岡でも、自然と喫茶店や古本屋に足が向かいました。

自分の感覚だけを頼りに、街を探検し、面白そうなお店を見つけては入っていきました。一日の終わりに、喫茶店で美味しい珈琲を飲んだときには、高校生ながら、「盛岡って、なんかいいかも」と思ったものです。

今でも休日に喫茶店に行くのが大の楽しみ。

大学生になる頃には、旅のスケールはもっと大きくなり、海外にも行くようになりました。アジア・中東・ヨーロッパなど、訪れた国は30ヶ国以上にのぼります。念願の交換留学も経験することができました。

交換留学で1年間住んでいた街・ダブリン。人口は東京の1/10くらい。

外国をたくさん訪れる中でも、自分が最も惹かれたのは、大都市ではなく、中くらいの規模の街。日本でいえば、地方の中心都市くらいの規模の街です。そういう場所には、その土地の風土と共に、自分らしい暮らしを営んでいる人々が多く住んでいるような気がしたからです。

ボスニアの首都、サラエボの街角で。一国の首都ながら人口は盛岡と同じくらい。

外国から帰ってきた私は、日本という国の姿がとても新鮮に映るようになり、大学を卒業後はしばらく京都に住んでいました。日本の文化の本質をもっと深く知りたいと思ったからです。

私は京都市役所で働き始め、幸運なことに、文化行政の仕事に携わることができました。
そこでお会いしたのは、綿々と続く伝統文化を次世代に受け継ぐ活動をされている方たち。
私自身も茶道や合気道などの和の文化を習いはじめるようになり、日本の文化の奥深さを実感していきました。

京都のシンボル、鴨川。街中を川が流れている様子は、盛岡と似ている。

京都での暮らしを大いに楽しんでいた私ですが、私にとって京都は縁もゆかりもない土地です。文化の伝統を受け継ぎ、それを体現されている方々とお会いするうち、改めて、「自分の原点は何だろう」と考えるようになりました。

盛岡市の地域おこし協力隊の募集を目にしたのはそんなタイミングでした。テーマは、「シティプロモーション」。
ここでなら、色々な街を旅した私だからこそわかる盛岡の魅力を伝えながら、地に足をつけて、大切なものを後世に受け渡していくような生き方ができるのではないかそんな思いから、応募してみたのです。

協力隊の募集を目にしたのは「盛岡という星で」がきっかけ。

結果的に、地域おこし協力隊として採用いただくというご縁をいただき、昨年から盛岡で暮らしています。

こちらに越してまだ1年も経っていませんが、実際に住んでみて、この街の居心地の良さを実感しています。
私にとって、盛岡はすべてがちょうどいい街。この街と一緒に、自分自身も成長しながら、暮らしを楽しんで生きていきたいと思っています。

さて今回は、私の生い立ちと盛岡に来るまでのことを書きました。

次回は、シティプロモーションの活動について紹介するとともに、私が日々感じている、盛岡の街としての魅力についても書いてみたいと思います。

令和7年度は、私が構想したプロモーションのプロジェクトが動き出します。
地域の人に愛され、長く続くものとなるようにしたいと思います。温かい目で見守っていただき、支えていただきますよう、みなさまのご協力をお願いします。

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