市長定例記者会見(令和6年10月2日)
広報ID1049543 更新日 令和6年10月18日 印刷
1 令和6年8月27日の大雨に伴う対応状況等について
市長:
令和6年8月27日から始まりました大雨災害につきまして、現在の対応状況等をお知らせいたします。市では、8月29日に災害対策本部を設置しました。被災された皆様の支援、そして応急対策として、道路、林道、農地等の仮復旧を、順次進めてまいりましたけれども、今後は本格的な復旧に向けて全庁を挙げて取り組んでいきたいと思っております。上米内地域で発生しました孤立地域につきましては、地元の皆様のご意向をお伺いしながら、公営住宅への入居の支援、通学支援等を実施しております。引き続き要望をお伺いしながら、必要な支援、適切な支援を実施してまいりたいと思っております。被害額につきましては、9月30日時点での概算となりますけれども、約23億1,900万円と見込んでおります。今後、市ももちろんですけれども、国、県とも相談、要望をしながら要請を進めてまいりたいと思っております。
そして、今回の災害の対応につきましては、盛岡市としても反省するところがあったと思っております。今、まだ支援を一生懸命全庁でしている最中でございますけれども、庁内で引き続き並行しながら検証を続けて対応しているわけですけれども、落ち着きましたら、専門家や第三者の有識者の皆様も交えて今回の振り返りをして、今後、盛岡市民の皆さんの安全、安心、命を守っていけるように振り返りをして、今後対応をしていけるようにと、まずは思っております。
記者:
大雨関係ですが、1カ月経ちまして、孤立状態の世帯が7世帯18人で続いております。端的に孤立解消の目途というのはいつぐらいというふうになっているんでしょうか。
総務部長:
今、資料をお示しいたしましたとおり、表にあるとおり、孤立というのは一般車両の通常の通行ができないような状態を孤立と捉えておりまして、厳密な意味での孤立解消には林道とか橋梁の本復旧後となるわけですけれども、地域住民の日常生活上の孤立状態が解消されるのは、畑橋の仮復旧が完了する12月中旬、そういったものを見込んでいるところであります。
記者:
確認ですけれども、その解消と見るのは、そうすると、畑橋の仮橋ができた時点で、通れるようになった時点ということでいいでしょうか。
総務部長:
そのように認識しております。
記者:
先ほど市長から第三者を交えてその対応を検証するというお話がありました。第三者というのはどういった方を想定しているのかと、その検証のスケジュール感というのを教えていただければと思います。
総務部長:
今、第三者についてはまだ人選については検討しておりませんけれども、やはり有識者というところで、災害のそういった大学、災害関係において知見のある大学関係の方であるとか、そういった方々を想定しておりまして、スケジュール感ですけれども、まず年内にはそういった検証はある程度検証したものを、議会の方を通じてだとか、そういったところで検証内容についてお示ししていきたいなと考えておりました。
記者:
市でもいろんな対応マニュアルですとか、対応基本方針とかあると思うのですが、例えばそういったものを見直していくということになるのでしょうか。
総務部長:
引き続きですけれども、9月30日に市議会全員協議会を開いたわけですけれども、その中で、明日もしも災害があったときのために、8月27日の大雨災害の対応を、反省した点、反省する点について、まず対応策について、検証した結果をお示しいたしました。その中で、災害対策本部設置基準、今回線状降水帯が発生いたしまして、本当に急激な雨、降雨が短時間に発生したと、そういったところにおいて、災害対策本部設置基準というのが大雨のところ、例えば地震についてであれば地震直後終わった後なんですけれども、降雨について、そういった線状降水帯というのが想定されていないものでしたので、今回そういったところで線状降水帯の気象庁のほうで半日前の呼びかけなどもあるんですね。実際呼びかけがあるのは半数にも満たないわけなんですが、そういった呼びかけがあった場合だとか、あとは発生情報が発表された場合、こういったものも災害対策本部を設置する基準として設けたいというところを考えておりましたので、今御指摘のとおり、そういったマニュアルだとか、そういったさまざまなところを検討していくというのは想定しているところであります。
2 いわて盛岡シティマラソンを初めとした秋のイベントについて
市長:
10月に入り盛岡シティマラソンを始め、秋の盛岡市内のにぎわいを創出するためのイベントがこれから行われていきます。観光客の皆さん、外から来る皆さんにも、市民みんなでおもてなしの気持ちでやっていきたいと思っております。まず10月27日に、いわて盛岡シティマラソンが開催されます。ゲストランナーとして、パリオリンピック日本代表の田中希実さん、ロンドンオリンピック日本代表の藤原新さん、そしてタレントの山川恵里佳さん、天津木村さん等をお招きしております。スタート会場の「きたぎんボールパーク」では、10月26日からフェスティバル等を開催しております。飲食店の出店、子ども向けにエアー遊具、働く車のコーナー等も設けております。ステージでは吹奏楽、さんさ踊り、バトントワリング等のイベントや、ゲストランナーのトークショーも予定をしております。私も今回、ファンランに挑戦してみようと思っておりますけれども、ぜひ、参加される方、されない方、26日、27日、ボールパークの方に足を運んで、皆さんと楽しんでいただければと思っております。
今週末、10月5、6日の週末には、盛岡歴史文化館前で「岩手もりおか復興フェスタ」も開催されます。三陸沿岸地域に伝わる虎舞、和太鼓、そして神楽等といった伝統芸能の披露、そして盛岡広域振興局の「いわて酒の宴」と同日開催となりますので、お酒等も一緒に合わせて楽しんでいただければと思っております。
そして、12日から14日までは、「第3回北のクラフトフェア」も開催されます。盛岡城跡公園の芝生広場で、全国のクラフト作家132組の皆さんにまたお集まりいただき、おでって広場、赤レンガ館、monakaにおいても合わせてイベントを行います。14日には盛岡劇場にてデザイナーの皆川明さん、あとは出展参加の皆さんによるトークショーも企画しております。良質な工芸と出会える場の創出とともに、ものづくり、工芸のまち盛岡ということを全国に発信できればというふうに期待をしております。
10月の19日、20日には「もりおか市民文化祭」も開催されます。今年で3回目ですけれども、ホットライン肴町にて、絵画、工芸等の作品展示、音楽、ダンス、そして書道パフォーマンスなどの披露も予定をしております。
同じく10月19日、20日には、盛岡歴史文化館前広場にて「美食王国もりおか 第38回盛岡市農業まつり」も開催されます。農畜産物、盛岡産の食材を活用した飲食物の販売、そして「盛岡りんご」の詰め放題、会場内スタンプラリー等も開催予定ですので、ぜひとも皆さんに足を運んでいただきたいと思っております。伝統さんさ踊りの披露も予定しております。
そのほかですね、この秋には各商店街の皆さんもいろいろなイベントを企画されていると思います。ぜひみんなで盛り上げて、そして繰り返しになりますけれども、おもてなしの心で市民の皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思っております。
3 シティマラソンの運営について
記者:
10月27日に盛岡シティマラソンが開催されると思いますけれども、その当日、参議院補選と衆議院選が同日であると思うのですけど、その重なったことがおおよそ決まっておりますけれども、大会日程だったり、当日の開催のイベント、運営上の影響など、人員的な部分で多くが選挙と重なったことで影響出てるかもしれないんですけれどもお聞かせください
交流推進部長:
日程の変更はいたしません。また、動員の数についても、やはり42.195キロメートルかなりの距離で交通規制が入りますので、さまざまなイベントもありますので、ボランティアの方々も含めてですね、そちらの方も公募者も含めて、増員の方を拡大して対応していきたいと思っております。
市長:
マラソンと選挙が重なったわけですけれども、マラソンもずっと楽しみにしてきていただいている方がいるということです。市役所的には、人数とか手間という意味では大きな力が要りますけれども、マラソン大会をまずみんなで楽しんでもらうようにやっていきたい。ただ選挙、もしかしたら衆議院も重なるかもしれないということで、選挙には投票率がちゃんと上がるように、そういったことも呼びかけや周知等もして、どちらもきちんと取り組めるようにと思っております。
総務部長:
投開票日、今のところいわて盛岡シティマラソンの開催と重なるということになりますので、市民の皆様に投票当日の交通規制といったものを考慮いただき、規制の時間帯を避けて投票いただくだとか、期日前投票の積極的な利用をお願いするだか、そういったものを投票所の入場券、広報もりおかとか市のホームページなどを通じて周知をすることとしております。いずれといたしましても、交流推進部等と連携しながら、投票に向かう方々にご不便をかけないような体制で臨んでいこうと思いますが、重なることによって非常に人員も割かれるものですので、市としても大変な中での対応となりますが、職員一丸となって対応していきたいと思っております。
今、全国でも言われている、報道機関の皆様も言われているとおり、タイトな日程で準備を進めておりました。ただ私ども岩手県については、参議院補選があったのでまだ対応できているところがあるんですけれども、全国的に見るとすごい非常に大変な中で、私ども中核市レベルでいうと、投票者数、入場券とかね、投票者が多いものですので、大変な状況が見込まれているみたいです。
当市においても同じような状況でありまして、投票について10月1日の広報のところの裏面に大きく書かせていただいたんですが、今あの投票所の入場券の問題でちょっと今検討しているところでした。バーコードを使って期日前投票にすぐ速やかに投票の方が選挙人の方が投票できる体制をとっているんですけれども、衆議院だけの入場券を作るというのは、私どもだけでなくて、大都市において作れないような状況だと思っています。期日前投票に間に合わないような状況だと思います。ただ、私たちは参議院の補選があったので、それを今詰めているところなんですが、参議院補選の入場券と共通の入場券を使いたいなと思っているところもあって、市政記者クラブの加盟社の皆さんにも情報提供をいたしますので、その際は市民の皆さんが投票に向かう際に混乱招かないように御協力いただきたいなと思いまして、ちょっとご質問がありましたので、つけ加えさせていた
4 喫煙・分煙環境について
記者:
先々月8月の記者会見でも伺いました、内丸官庁街近辺の喫煙・分煙環境の件ですが、そのときの市長の会見での発言には、マナー向上の啓発の取組を優先させながら、設置可否も含めて市民の皆さんの声を聞いていかなきゃならないと、民間事業者の皆さんとも意見交換をとお話をされていました。2カ月たって、現状というのはどういった状況となってますでしょうか。
市長:
まず、盛岡市では「第2次もりおか健康21プラン」に基づき、市民の皆さんの健康寿命の延伸ということを目指しております。禁煙の推進、そして受動喫煙防止対策へのご理解とご協力を求めているというところです。そして、これ、いろんな考え方があると認識していますけれども、分煙環境の整備というのは有効な手段の一つであろうと思っております。民間事業者の皆さん、関係団体との情報共有、そして他の全国の自治体の整備事例を参考にしながら、引き続き考えていきたいと思っております。
また、岩手日報社さんの記事にもありましたアンケート結果も出ておりましたけれども、たばこを吸う方、吸わない方、双方から分煙環境の整備、そして路上喫煙禁止区域の指定を求める声が多かったということでございますので、引き続き形にできるように検討を今、庁内で進めているところであります。
記者:
市民の声とか事業者との意見交換というのをもうやっているんでしょうか。
市長:
例えば集会や対面という正式な形ではありませんけれども、いろいろな声も届いております。あとは、先々週でしたか、医師会のほうからもご要望をいただいているというところで、繰り返しになりますが、いろんな御意見がある中で、市民の健康を守っていくというためにどういう形がいいかということを今検討しておるというところです。
記者:
市では、かつて「関係施設における受動喫煙防止対策に係る基本方針」というものを定めて、それに沿って喫煙所を設置しないという形で対応していると思うんですが、令和4年12月定例会での一般質問でもあったんですけれども、そのときにどういった経緯で策定がされたのかというときに、市民からパブリックコメントとかはやっていないというような説明があったようなんですが、改めて市長、今回、市民の意見を聞くとお話をされています。それを踏まえて、例えば対策、基本方針を見直すという考えはありますでしょうか。
市長:
そのことも含めてですね、今、庁内で打ち合わせているところでございますので、もう少々お待ちいただければと思います。
記者:
2カ月前に会見でも伺って今回も聞いているんですけれども、前回ですと、全くまだ検討はこれからという状況だと思ったんですが、今回でいうと設置も含めて検討しているというようなふうに捉えてもよろしいんでしょうか。
市長:
含めてですね、今、いろいろな立場の方々とお話を聞いて、そして方針を決めようという段階です。
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