市長定例記者会見(令和6年12月2日)

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広報ID1049982  更新日 令和6年12月17日 印刷 

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1 まちづくりのルール化について

市長:

紺屋町の菊の司の解体、そしてその跡地へのマンション建設について契機に、地元で結成をされました紺屋町まちづくりの会、また市民の皆さんからたくさんのご要望や市長への手紙はじめ、ご意見をいただいてきました。これらの要望を踏まえて、まちづくりのルール化について今検討を始めております。今のところまだちょっと検討途中ということではありますけれども、内容につきまして方向性を整理していますので、皆様にお知らせをしたいと思っております。お手元に資料を配付しておりますけれども、まず検討課題につきましては、主に3点整理をしております。まず1つ目は、高層マンション等の建設に対して、地域が望む景観形成に関して、地域住民、事業者、そして市が事前に調整できる仕組みが必要であろうと思っております。2つ目は、地域のまちづくりには、その実情を踏まえたきめ細やかな検討が必要であると思っております。まちづくりの主体となる地域住民の皆さんと一緒に話し合いをもとにして進めていく必要があると思っております。3つ目につきましては、景観重要建造物等の保全に関することになりますけれども、今、修繕が所有者の皆さんの負担となっているということから、支援の強化についても検討する必要があるのではないかということを考えております。

中でも早急に取り組まなければならないと思っているのは1つ目の課題です。現在、盛岡市中高層建築物等の建築等に係る住環境の保全に関する条例、盛岡市景観条例をそれぞれ改正して、建設計画に係る事前相談、事前協議の仕組みを構築し、条例に盛り込んでいきたい、盛り込んでいく方向で今検討をしております。令和6年度中に素案をまとめまして、パブリックコメント等の手続を経て、令和7年度に市議会に条例改正の提案を今目指しながら進めているところです。また、紺屋町のまちづくりのルール化については、地域の意見が何よりも大切だと考えています。現在は、紺屋町まちづくりの会の会合に職員も参加をしておりますけれども、地域が一体となって紺屋町らしいまちづくりを進めていけるように、少し時間がかかるかもしれませんが、市も一緒になって進んでいきたいと思っています。なお、今回の検討を進める中で、中心市街地の各地区についてもまちづくりの方向性を示していかなければならないだろうと思っておりまして、その検討についても着手をしております。地区レベルのまちづくりの方針を定めて、そして市民、民間の皆さんと共有をしながら、開発等、あるべき方向に導き、そして官民連携の足がかりとしていきたいと考えております。

記者:

4番の各検討事項の方向性(1)で「事前協議の仕組み」と書いてあるんですけれども、この事前協議というのは例えばどういうものを想定していらっしゃるのか、あるいはこれまでに市民の方からどういうお声があったのかというところを伺いたい。

都市整備部長:

現在の仕組みは無いわけではなくて、中高層条例というものがあります。そこでは建築計画を周囲の、建設する場所の周囲の方々、住民の皆さんにお知らせをするということ、そして必要があれば説明会を開いて説明をしていくというルール、そういった仕組みは既にあるわけですが、建築計画を知ってから、その建築計画に対していろいろと御意見を述べたり、その建築計画そのものに対してこうしてほしい、こうしてくれませんかというようなお互いの御意見を言い、言い合うという仕組みまで踏み込んだ形がまだできていないので、そういったことを仕組みとしてできないのかなということを今検討しております。

記者:

(2)番の「まちづくりの方針」というところですが、(3)のルールづくりについては、都市計画決定ということで、位置づけが良くわかるんですが、このまちづくりの方針というのがちょっと位置づけはちょっとよくわからなくて、どういった効力といいますかどういった意義があるのかというところを伺いたい。

都市整備部長:

今回の紺屋町のまちづくりを取り組む中で、やはり、中心市街地には、紺屋町と同じようにこれからも古い建物が例えば更新されていったときに、地域の皆さまが考えて、創造していくといいますか、考えているまちのまちづくりの方向性と、もしかすれば違ってくる可能性も出てくると。そういうことがこれからも出てくるんじゃないかということを考えました。そうしますと、紺屋町は紺屋町で今、まちづくりの会ということで地元で中心に進めているわけですけれども、そうではないところでも、この地域レベルのまちづくりの方向性を示すことで、新しく建っていく建物とか土地利用に対していろんな意見を言い合う機会ができるんじゃないのかなということと、つまり、地域が考えているまちづくりの方向に合わせて、その開発が誘導できるんじゃないのかなと考えたことと、もう一つは、そういう方向性を示していけばですね、例えば民間の方々がこういうふうに考えているんだ、だったら自分たちこうしていこうかな、あるいは一緒にやってみようかなというふうな方向性で考えていただける可能性もあるんじゃないのかということで、そういう意味では、先ほど市長が申し上げた官民連携の仕組みの足掛かりになると考えています。

記者:

この検討についても、私の取材ですと、かなり急がれて、トップダウンでかなり急がれたということを伺っているんですが、今の現状、盛岡市の危機感をどういうふうに感じていらっしゃるのかと、なぜここまで急がれたのかなというところを伺いたい。

市長:

やはり、危機感はですね、いろいろ持っています。経済的といいますか、これからの商業、工業等ですね、中心市街地、NHKさんがおっしゃるとおり、できる限り早くということで、トップダウンというか、担当部とずっと実は話し合ってまいりました。市長の手紙はじめ、市民の皆さんも、これからの盛岡、特に中心市街地も含めて、非常に市民の皆さん、これから盛岡がどうなっていくんだろうという危機感を持っています。私も持っています。そんな中で市民の皆さんとつくっていきたいというふうに思いまして、できるだけスピード感を持って、そして、先ほども話しましたが、目標感を持ってやっていこうと指示をして、今、庁内で一生懸命話し合い、つくっているところです。

都市整備部長:

先ほども申し上げたところと重なるんですけれども、これから中心市街地、老朽化した建物も結構ありますので、そういった建物が更新されていくのかなと都市整備部としては感じています。そうしますと、そういうルールづくりを早く手掛ければ、地域の皆さん、市民の皆さん、地域の皆さんが望む方向に、少しでも誘導していけるんじゃないかなという意味でもですね、早く進めていきたいと考えています。

記者:

盛岡市ですと、景観はかなり古くから保護のために尽力されてきたのではないかと認識しております。例えば、岩手銀行の赤レンガ館なんかも行政マンの熱い思いで守られてきた歴史があると思うんですね。今後の盛岡市の景観について、どういうふうに進めていきたいのかというところの魂といいますか、方針というか、気持ちを伺いたい。

都市整備部長:

盛岡の景観、盛岡で好きなところはどこかと市民の方に尋ねれば、一位は岩手山、二位は中津川というふうにお答えになっています。これはちょっと前のデータですけれども、非常に自然的な街なかの自然あるいは眺望ですね、あとは市内の歴史的な建物、中津川、こういったものに非常に愛着を持っていらっしゃいますし、先輩方はこれらを守っていただいて今に至ります。そういったことが世界的にも評価を受けているという部分があると思いますので、盛岡市の景観というのは非常に大事にしていかなければならない施策だと思っております。古いものをただ残せばいいということでは当然ないわけですけれども、やはり古いものとか、自然はですね、その地域地域のまちづくりの個性を方向づけをしていると思いますから、そういったものを残すことはそのまちづくりの非常に重要なことでありますし、残すだけではなくて、それらを生かした景観づくりということにも取り組んでいかなければ、未来に向けてという意味ですけれども、そういうことを考えていかなきゃならないと、古いものと新しいもの、こういったものをトータルで考えながら、盛岡らしい景観をつくっていくということが、盛岡のこれから持続していく上でも必要な考え方じゃないかなと思います。

市長:

やはりこの盛岡ですね、先輩方、そして市民の皆さんがとてもすてきな、すばらしい盛岡を残してくれたんだというふうにまずは思っています。時々、私も昼時間に散歩をすることがありますけれども、5分ぐらいですけれども、中の橋から中津川が美しい、きれいだな、岩手山すてきだな、雪が降ったんだ、そんなことを思いながら、先輩方が残してくれた盛岡らしさとはどういうことなんだろうということも、この1年間考え続けてきました。ただ、今、民間も経済的に厳しい、行政も非常に今、人口減少等で厳しい、その中でどういうまちづくりをしていこうか、やはり市民の皆さんと話をしてですね、声を聞きながら、そして一緒に盛岡をつくっていきたい、そういう思いで、あまり時間をかけずにたくさんの市長への手紙もいただいております。いろいろな意見があります。こういういろいろな方面から意見があるんですが、市民の皆さんに耳を傾けて、できることはできるだけ早くスピード感を持ってやっていきたいと思っております。

記者:

事前協議の仕組みについて、これまでそういった地域住民に説明する機会というのはあったということですが、今後互いに意見を言い合う仕組みまで踏み込んでいないという、これは要は説明の機会を設けてから、住民が何か意見を言っても、もうそのときには既に遅いみたいな状況だということですか。

市長:

これからですね、まちづくりを、やはりこの盛岡らしさ、盛岡のまちをつくっていくときに、その段階の、今どういう形で、どういう段階からかということを検討している段階ですけれども、できるだけ早い段階からですね市民の皆さんの意見も聞いて、一緒に盛岡をつくっていくという考え方です。

記者:

その際、こちらのそれぞれの条例について、この事前協議の仕組みというのはそれぞれの条例に組み込まれるということでイメージすればいいんでしょうか。

市長:

今検討しているところですが、条例というのはなかなか大切なもので、変えたりつくったりというのは慎重にしていかなきゃいけない部分もあるんですけれども、今いろいろとその中に組み込んでいくことを検討をしています。

都市整備部長:

ちょっと事務的な部分の御説明を差し上げたいと思いますけれども、今、まちづくりのルールということでひとくくりにしておりますけれども、大きく2つの方向性がありまして、1つは建築行為そのものに対する誘導、規制とか誘導をできないかというふうなことで、これは都市計画というものをちょっと想定しながら進めています。もう一つは手続であります。今、ご質問の手続の部分でありますけれども、建築をしようとするときに、どういう建築物にするかというのを今検討中でありますが、イメージしやすいものとしてはマンションということになりますが、そういった建築計画があってから、やはり、実際に建築をする際に建築確認という建築基準法に基づく手続があるわけですけれども、そこに至るまでの期間をどれくらいとれば、果たして地域の方々と意見を交わせるのかということを今検討しております。回りくどいようですけれど、建築確認よりも何日か前に、そういう建築計画をお知らせいただいて、どういった形でその意見を言えるかというふうな仕組みを今検討しています。

記者:

都市計画の決定というのは、こちらは新しく策定するものなんですか。それとも地区ごとに計画を決定している、策定、計画、決定、どちらの意味合いのほうが大きいんでしょうか。

都市整備部長:

都市計画は今でもかかっているわけですけれども、その上にもう一つ、市全体としての地区都市計画が今かかっています、定められていますけれども、その上に立って、地区レベルといいますか、エリアごとの都市計画をかぶせていくというイメージです。ですから、それを今イメージしているのが地区計画という都市計画なんですけれども、それが都市計画法に基づいて都市計画決定という手続を経て定められるものとなります。

記者:

検討の方向性の事前協議の話ですけれども、その事前協議をすることで期待できる機能というのはどういうことでしょうか。開発を止めるということは多分するものではないかと思うんですけれども、であればどういうことを期待してのものなのか教えてください。

都市整備部長:

現在の市全体での視点の都市計画はかかっております。その上で、地域レベルの、地区レベルの地域の皆さんが望むまちづくりの方向性に合うように、まちづくりの方向性に沿うように、事業者の方々が意見を聞いていただいて、その後、事業者の方が、どのように考えるかというのは、そこまでは我々は強制は今のところはできないと思っています。ですから、この事前協議だけで、その建築物に対して強制力を持つということはできませんけれども、やはり盛岡で建築行為をされる方には、地域の方々から意見を聞いていただいて、できるだけその意見を建築計画のほうに反映できるようにという思いで、どこまでできるかというのをこの条例の限界はあるとは思いますけれども、手続上そういうことは設けていきたいと思っています。

記者:

類似の事例が全国であるものなのか、先例など教えてください。

都市整備部長:

ちょっと具体的に自治体名まで申し上げられないですけれども、先行事例はございます。まちづくり条例という名前で制定していたり、あと開発指導要綱という形で定めている自治体もあるように伺っています。

記者:

4番、検討の方向性と民間開発の誘導政策についてですが、令和7年度の条例改正の予定ということです。現在も盛んに盛岡市内ではマンション建設というのが進んでおります。そこへの対応というのは何か考えているのはあるでしょうか。

都市整備部長:

あくまでも我々行政とすれば、今ある条例等でもって対応していくということになりますので、この今検討している条例等の改正が完了するまでは、現在の仕組みの中で対応していくということになりますし、ただこういう方向で検討していますよということは多分言えるのかなと思っていますので、決まるまでではあってもですね、事業者の皆様にはその都度、ある程度方向性が決まっていることについてはお伝えして、話し合いのもとでまちづくりができるという、そういった雰囲気といいますか、空気をつくっていきたいと思います。

市長:

そういう意味も含めて、今まだ途中でしたけれども、ここで途中経過という形でしたけれども、発表させていただいたということです。

記者:

(2)番の地区レベルのまちづくりの方針で、素案を令和6年度、7年度ということですが、この素案というのは何の素案になるでしょうか。想定しているものがあれば教えてください。

都市整備部長:

ここも頑張って令和6年度につくろうという見込みなんですけれども、中心市街地を範囲としまして、地区レベル、地区のくくり方については、まだ検討途中ではありますけれども、イメージとすれば、例えば大通り菜園とか駅前とかというふうなくくりかなとは思っていますが、そういった地域ごとに、どういった方向のまちを進めていこうじゃないかという、何か今までの計画とはちょっと違った形になるのかなと思っていますけれども、こういうことをいつまでにしましょうということよりは、こういったまちをつくっていきましょうというようなメッセージを発信できるようなものを今のところはイメージしています。ただ、これは検討途中ですので、必ずそういうことになるということではないんですけれども、そういった素案をまずはつくって、たたき台ですね、市民の皆さんとその後意見をいただくということを考えていますけれども、意見をいただくためのたたき台を素案と考えています。

記者:

つくるというのは、地域の方から何か声が上がった場合につくるのか、それとも中心部をくまなくつくるという形で考えているのかというのはどうでしょうか。

都市整備部長:

先ほどの都市計画とちょっと違いまして、あくまでも中心市街地全体のものについては、ひととおり地域レベル、地区レベルではつくりたいと思っています。その地区レベルの今回つくったものをベースにして、将来的に地区計画とか都市計画を定めるということも想定されますし、また、それをもとに民間レベルでですね、いろいろな取り組みが行われていくということも想定しています。

記者:

今盛んにかなりラッシュのように盛岡でマンション建設が進んでおりますが、その中でもこういった景観を守る取り組みという方針を打ち出されてきているわけですけれども、市長としてはどういった形でまちをつくっていきたいのか、具体的に伺いたい。

市長:

今、その方向性を取りまとめようと努力しているところですけれども、いろんな意見がありますので、市民の皆さんから、その中でやはり盛岡らしさというのはどういうものなのか。中心市街地も盛岡らしい中心市街地を残していきたいという思いはあります。その中で、本当に盛岡らしさというのはどういうものなのか。あとは魅力ある盛岡中心市街地がしっかりして、そして周辺、農業地域や住宅地、郊外もある、中心市街地をまずしっかり支えなくてはならない。盛岡らしさというのがどういうものなのかということで、今、最終的にメッセージを出せる準備をしているところでございますので、そういうことで今日のところはよろしくお願いしたいと思います。

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2 令和6年度市除排雪対策本部の設置等について

市長:

今年度も12月1日から来年3月31日まで盛岡市除排雪対策本部を開設をいたしました。令和6年度の市道除排雪についてですが、除雪指定路線の延長は、車道は1550.4キロメートル、歩道は379.7キロメートルであり、令和5年度より車道は3.9キロメートル、歩道は2.1キロメートル延長をしております。また、例年と比べまして、令和6年度に主に取り組もうと思っていることは、職員のパトロールと合わせて、除雪後の道路状況を迅速に把握するために、除雪委託業者によるパトロールによって、追加除雪そして排雪を判断することといたしまして、迅速かつ適切な除排雪活動に努める、冬の期間における安全な道路の通行環境の確保に努めるということをやってまいります。除排雪につきましては、市民の皆様と一緒に、市民協働の取り組みとして、町内会などによる小型除雪機での除雪、凍結防止剤の散布など、市民の皆様のご協力も得ながら進めているところでますけれども、盛岡市立高校や中学校の生徒による通学路等への凍結防止剤散布もお願いしながら、一緒に取り組んでもらっているところです。市民の皆様には、家の間口、除雪の入りきれないところ、狭い道路の除雪についてご協力をお願いしているところですけれども、引き続きご協力をお願いできればと思っております。冬の期間の盛岡市の安全安心、守っていけるように、市民の皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思っております。

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3 生成AIの実証について

市長:

行政デジタル・トランスフォーメーションの取組を推進するために、日本電気株式会社、NEC様と共同で、行政分野に特化した生成AIを活用する実証実験を行うことといたしました。内容は、会計事務、福利厚生、情報システムに関する職員からの問い合わせに対して、対象となる各課の業務データを学習した生成AIが回答するというものです。例えば、会計事務の問い合わせについて職員が生成AIに質問を入力すると、市の例規、マニュアル等を学習した生成AIが自動的に例規等の情報を示しながら回答をする、そういう仕組みです。知りたいことが即座に回答されることにより、事務時間の短縮、問い合わせ対応が軽減されることを期待しております。期間につきましては、12月から来年の2月までとしております。担当職員、回答内容の精度や正確性などを分析して、どのような業務に馴染んでいくだろうかと、課題や効率化などの検証を行ってまいりたいと思います。市の業務における生成AIの効果を確認するとともに、生成AIやこれから活用する際の参考とするなどして、便利な市役所の実現をめざしてまいりたいと思っております。

記者:

いろいろな自治体で先行事例があります。一関市は3月から外部のというか市民向けにも出しているんですけれども、これはあくまで内部での使用ということですね。

総務部長:

今回については内部業務からまずは取り組んでいくということで、そのとおりです。

記者:

市民が利用するようなことは、来年度以降になるかもしれませんけれども、想定していらっしゃるでしょうか。

総務部長:

まずは庁内で実証実験をしてですね、活用できることはどんどん活用していきたいと、そういう方向でございますけれども、まず庁内でいろいろ実験してみて、慣れてみて、どういうふうに使えるかということを検証していきたいと思っております。

記者:

これはオープンAIを使うんですか。

市長:

NECが作製しておりますcotomi(コトミ)という生成AIを使って今回の実証実験を行うものです。

記者:

実証の期間が今月から来年の2月までということなんですが、その検証を踏まえて、本格的に導入する時期というのはいつ頃を考えていらっしゃいますでしょうか。

総務部長:

まずは検証を進めてみて、その検証結果に基づいて、どういった業務に使えるのか、有用性を検討したり、セキュリティー経費などの関係もございますので、まずは実証実験に取り組んでみるという形で、具体的な導入までのスケジュールというのは今後ちょっと検討していく段階ということになっております。

記者:

内部での使用ということなんですけど、イメージとして、どういったPCから問い合わせが職員の方はできるのかというところを教えていただきたい。

総務部長:

今回の生成AIですけれども、市が持っている例規、条例とか、規則とかいろいろあるんですけれども、そういった例規だとかマニュアルだとか、QAとか、それぞれの今3課で、会計課、職員課、情報企画課でそれぞれ持っておりまして、それをAIに学習させまして、専用のページから職員が問い合わせできるような形で対応、生成AIを使って実証実験しようと思っておりました。皆さんにお配りしている利用イメージのところがあるんですけれども、ちょっとわかりづらいと思うんですけれども、職員が、全職員がそういった業務に関して問い合わせをすると、答えていただけるというような形でどんどん学習させていって、検証結果を、データを、検証期間が終わりましたらどういったような状況だったのか、さまざまな角度から検証していきたいと思っておりました。

記者:

専用ページから使えるということでいいですか。

総務部長:

専用ページからということでございます。

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4 103万円の壁について

記者:

103万円の壁について、先月の22日に103万円の壁を引き上げる方針を明記した政府の総合経済対策が閣議決定されましたけれども、岩手県の試算では、非課税枠を現在の103万から178万に引き上げた場合は、県と市町村で700億円程度の減収があるという結果が示されておりまして、盛岡市単独では具体的にどれくらいの減収が見込まれているのかというところと、今、政府と国民民主党が進めているこの案について御見解を伺えれば。

市長:

市の影響について、政府の方法を参考にしまして、機械的に試算を行ってみました。その場合は、個人市民税の減収額は64億円程度ではないかと試算しております。また、地方交付税につきましても、仮に交付税総額に対する市への配分額の直近の実績に基づいて、これも機械的に計算をしてみました。本市の減収額は12億円程度ではないかということです。もし、それがそのまま減収になっていきますと、市の財政に与える影響は非常に大きいということで、危機感は持っております。その中で、国民、市民の皆さんは期待をしているという部分もあるんだと思っています。また、行政を預かる立場としましては、国の方にですね、地方の財政に影響が及ばないようにという議論をしていただきたいと、そこのところは強く思っております。

記者:

働いたら逆に損をするというような考えを持った市民の方もおられると思いますけれども、そこに対してはこうどういったお考えですか。

市長:

それは余りよくないと思います。一生懸命働きたくなるような環境というのは大事だとは思いますが、今、私は、盛岡市長としてはそういう皆さんの期待感と、あわせて行政の財政に私たちの財政に大きな影響が出ないように、それは強く思っております。

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5 マイナ保険証について

記者:

今日から保険証の新規発行が停止され、マイナ保険証への移行が始まりましたけれども、今日、今日になる前まで、市の方には保険証はいつまで使えるのとか、資格確認書はどこで受け取れるといった声があったということだったんですが、今後の市の対応などがあれば教えていただけますか。

市長公室長:

市民部の方で担当しておりまして、本日ここに来ていないんですけれども、資格証でありますとか、マイナ保険証が持っていない方にも支障の出ないよう対応すると伺っておりますので、そのような形になるかと思います。

記者:

もし分かればいいんですけれども、何か問い合わせとかが届いていたりとかはしますか。

市長公室長:

その辺は私の方では把握していないところでございます。

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