豚流行性下痢（PED）の発生と対策について

令和2年2月20日付け岩手県農林水産部畜産課通知で、豚流行性下痢（PED）が熊本県において確認されました。本病は令和元年9月以降,群馬県及び千葉県において発生が確認されておりました。本県では、平成30年度1件の発生以降続発は確認されておりませんが,ウィルスの感染により豚に水様性下痢を起こす疾病であり、伝播が早く、哺乳豚では致死率が高い（50～100パーセント）のが特徴です。
豚をウィルスから守り、県内でのこれ以上の発生を防ぐため、次の進入防止対策を行いましょう。

1. 必要のない車両や人は農場へは立ち入らないこと。
2. 衛生管理区域に侵入する車両は、荷台や運転席のマットを含め、逆性石けんなどによる消毒を徹底すること。
3. と畜場などへの出荷車両は、現地で洗浄・消毒し、農場入口で再消毒を行うこと。
4. 農場内外で衣類・長靴は交換し、定期的に消毒すること。
5. 豚を導入する場合は、隔離舎で2～4週間の健康観察を行うこと。
6. 農場への訪問者・訪問車両を記録すること。

（注）豚流行性下痢（PED）は、豚の伝染病で、人には感染しません。
（注）詳細は、以下の岩手県ホームページおよび農林水産省ホームページにアクセスしてください。