北厨川ごみ減量・資源再利用モデル地区の取り組みについて
広報ID1001548 更新日 令和4年4月8日 印刷
盛岡市は、北厨川地区をモデル事業対象地区として、ごみの減量・資源の再利用を推進するため、平成24年7月から平成25年12月まで様々な取組みを行いました。
北厨川地区の皆様のご協力に感謝するとともに、成果のあった施策は、今後市全体に広めていきます。
北厨川ごみ減量・資源再利用モデル地区の取り組み
1 趣旨
盛岡市は市が定めた一般廃棄物処理基本計画に基づき、平成28年度までに平成22年度比で家庭ごみを20%減量することとしています。その実践に向け、ごみ減量・資源再利用に係る諸課題の検証および各種施策のモデル的実践を行なうため、北厨川地区をモデル地区として指定しました。
2 地区選定理由
- 住居系、商業系、工業系の土地利用が混在している。
- 住宅については新旧住宅や団地、公営住宅と民間アパート、事業所や駅もある。
- 違反ごみ対応など、きれいなまち推進員および町内会・自治会との連携が機能している。
- 保育園、幼稚園、小学校への環境教育についての実績がある。
- これまで実施したモデル事業として指定されたことが無い地区である。
3 取組結果
プラスチック製容器包装の毎週収集など、新たな施策の試行に取り組んだほか、各家庭における生ごみの水切り、古紙類の分別の徹底を取り組んでいただいた結果、2013年4月から12月のごみの量は、前年同期比較において、可燃・不燃ごみが約3%減量、資源が約5%増量、プラスチック製容器包装が約4%増量とごみ減量と資源再利用の効果がありました。
区分 | 平成23年度(4月から12月まで) | 平成24年度(4月から12月まで) | 平成25年度(4月から12月まで) |
---|---|---|---|
可燃ごみ (対前年同期増減) |
686.1トン - |
696.7トン (1.5%) |
673.7トン (-3.3%) |
不燃ごみ (対前年同期増減) |
83.3トン - |
75.9トン (-8.9%) |
73.2トン (-3.6%) |
資源(行政回収) (対前年同期増減) |
130.9トン - |
119.7トン (-8.6%) |
126.0トン (5.3%) |
うちプラスチック製容器包装 (対前年同期増減) |
14.1トン - |
14.1トン (0.0%) |
14.7トン (4.1%) |
項目 | 内容 | 効果 |
---|---|---|
プラスチック製容器包装の毎週収集の試行 | 8月および9月約240世帯、11月および12月約1140世帯で実施 | 前年比約4%増加 約53%の人が毎週収集の継続を希望 |
生ごみ減量の取り組み | 全家庭を対象に生ごみの水切りの徹底 | 可燃ごみが前年比約3%減量 |
古紙類の分別の徹底 |
全家庭を対象 | 前年比で雑誌類約20%増加、ダンボール約29%増加 |
地域説明会・啓発教室等の実施 | 啓発教室25回 懇談会30回 チラシ全戸配布5回 |
モデル地区指定の周知が図られたほか、地域と市との間に顔の見える関係が築かれ、地域の人の意識も向上した |
小型電気電子機器リサイクルシステム構築社会実験事業の選考実施 | 北厨川児童・老人福祉センターにて小型家電製品の収集を実施 | 携帯電話、音楽プレーヤー、延長コードなど、これまで不燃ごみで収集されていたものを回収した。 |
高齢者等に対するごみだしサポート | ごみを集積場所に排出することが困難な世帯を対象に、戸別の収集を実施 | 冬期間の路面状況の悪化などにより、自らごみを集積場所に排出することが困難な世帯を支援した。 |
モニターによる取り組み | 水切りモニター27世帯 |
手絞りの方法で最大で約49グラム、約28%の減量 |
ダンボールコンポストモニター68世帯(他地域含む) | 1人1日平均約130グラムの減量 |
|
資源集団回収モニターによる古着回収 2団体 計3回実施 |
240キログラム回収、約60%の人が古着を可燃ごみに出しているが、約88%の人は分別に協力可能 | |
組成分析調査 | 5地点で計15回実施 | 地域ごとの情報収集 |
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