麻しん(はしか)に注意しましょう!

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア

広報ID1019349  更新日 令和5年7月13日 印刷 

麻しん(はしか)とは

とても感染力の強い病気です

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって起こる感染症です。
麻しんウイルスは、感染力が非常に強く、空気感染、飛沫感染、接触感染などのいずれの感染経路でも感染し、免疫を持たない人が感染するとほぼ100パーセント発症すると言われています。

日本は、平成27年3月に、世界保健機関西太平洋地域事務局より、麻しんの排除状態にあることが認定されましたが、その後も、海外で感染して国内で発症した患者を発端として、イベント会場や空港など沢山の人が集まる施設での集団感染が起きています。

麻しん(はしか)の予防

予防の基本は予防接種です

麻しんは、非常に感染力が強いので、手洗いやマスクだけでは十分な予防ができません。
このような感染症で、効果を発揮するのが「予防接種」です。
麻しんの予防接種は、生後1歳から2歳未満と小学校就学前1年間(幼稚園・保育園年長時の4月1日から翌年3月31日まで)の2回接種が無料で受けられますので、機会を逃さず受けましょう。
また、小学生以上の方は、自分の予防接種歴について確認しておくとよいでしょう。
医療従事者や教育関係者、海外渡航の予定のある人などで、未接種の人や接種歴がわからない方は、ワクチン接種をお勧めします。

https://www.mhlw.go.jp/content/001093670.pdf
麻しん(はしか)のワクチン接種について(厚生労働省)

潜伏期間と症状

風邪症状で始まり、重症化することもあります

麻しんに感染すると、約10~12日間の潜伏期間を経て、発熱や咳、鼻水など、風邪のような症状が数日間持続し、口の中の頬の内側に小さな白色の斑点が現れます。
2~3日熱が続いた後一度熱が下がりますが、再び39度以上の高熱と発疹が出現します。
肺炎、中耳炎の他、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症し、同じように患者1000人に1人が死亡すると言われています。
また、稀に、感染してから数年後に発症する亜急性硬化性全脳炎を発症することがあり、神経症状が徐々に悪化し数年から十数年を経て死に至ると言われています。

麻しんの症状が見られたら

早急に受診しましょう

麻しんのような症状が現れた場合は、事前に医療機関に電話して受診時間や方法について指示を受け、できるだけ早く受診しましょう。
診察の結果麻しんが疑われる場合は、検査等により麻しんが否定されるまでは、外出を控えてください。
また、麻しんと診断された場合や、疑いが強い場合などには、保健所職員がお話をお伺いすることがありますので、御協力をお願いします。
学校保健安全法では、麻しんは2種の学校感染症に定められており、解熱後3日を経過するまで出席停止とされています。また、流行状況によって学校医の判断により出席停止の指示が出る場合がありますので、学校に確認してください。

医療機関の皆様へ

確定診断と感染予防に御協力ください

1. 麻しんを診断した医師は、保健所へ直ちに届出をお願いします。
麻しんは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、医師の診断後直ちに保健所への届出が必要な疾患です。
麻しんは、その特徴から迅速な感染予防対策及び遺伝子検査等が必要となることから、臨床診断の段階で保健所へ連絡のうえ、調査及び検体の採取等に御協力願います。
<連絡先>
盛岡市保健所 指導予防課 感染症対策担当 電話019-603-8244 ファクス019-654-5665
※ 休日及び夜間は、市役所代表(電話019-651-4111)に御連絡ください。

2. 院内感染対策に留意してください。
麻しんは、非常に感染力が強く、診療を担当した医療従事者の感染事例が複数発生しています。
院内感染を防ぐため、平時から職員の予防接種歴を確認するとともに、麻しんが疑われる患者が受診した際の対応についての準備をお願いします。
具体的な対応については、国立感染症研究所の「医療機関での麻しん対応ガイドライン」を御参照ください。

よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?




このページに関するお問い合わせ

保健所 指導予防課 感染症対策担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8244 ファクス番号:019-654-5665
保健所 指導予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。