市長定例記者会見(令和4年2月22日)

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広報ID1039189  更新日 令和4年3月1日 印刷 

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1 新型コロナウイルス感染症の現状について

市長:

感染拡大の速度が非常に速い「オミクロン株」により、本市におきましても、かつてないほど急激に感染者数が増加し、感染が高止まりする中、通常の医療に加え、新型コロナウイルス感染症の治療やワクチン接種の最前線で働いておられる医療従事者の皆様をはじめ、社会の各方面で感染症対策に御尽力をいただいている多くの皆様に、感謝申し上げます。また、感染症の拡大防止に日々御尽力をいただいております市民の皆様にあらためて感謝申し上げます。
本市の新規感染者数は、2月17日には1日の最大である89人を数え、人口10万人当たりの直近の1週間の人数では、2月21日現在で185.3人となっております。
最近の感染経路を見ますと、家庭、職場、学校や高齢者施設など、あらゆる局面や場所で増え続けている状況です。このような状況下においては、御自身や御家族など、身近な人が感染者や濃厚接触者となる可能性が極めて大きいものであります。
2月21日現在、県内の病床使用率46.0パーセント、重症入院者数1人で、医療体制がひっ迫している状況ではありませんが、予断を許す状況にはなく、今後、医療体制がひっ迫することが懸念されます。また、医療従事者のお子さまが感染者や濃厚接触者になり、保育所や学校の休園・休校により、間接的に医療従事者が出勤できない状況になることで、通常の医療体制を維持する人員に不足が生じることも起きていると聞いております。本市では、学校や保育所などでの感染拡大を一刻も早く抑え込むために、市教育委員会からは保健所にリエゾンを派遣し、また子ども未来部におきましても保健所と連携し、濃厚接触者の特定の迅速化を図っております。
市内におきましても自宅療養者が増加しております。誰でも充分に感染予防に努めていても、自宅療養となり、また外出を控えて健康観察をすることになる可能性がありますので、1週間分を目処として、生活必需品や水、食料、常備薬等の備蓄をしておくことも検討していただくようお願いいたします。
今年に入り、1月に地域や学校でクラスターが確認され、2月に入ると学校、教育・保育施設や職場でクラスターが頻発するようになり、徐々に高齢者施設や医療施設などで確認されるようになってきました。重症化リスクの高い高齢者の方に感染が及べば、重症者の増加につながることにより、医療提供体制等のひっ迫を加速させる可能性があります。市民の皆様には、会話時のマスクの着用、手洗い、三密の回避などの基本的な感染対策を更に徹底するようにお願いをいたします。
かつてない感染拡大状況にありますことから、あらためて、御自身や大切な御家族、御友人、職場の同僚の方の命を守るため、軽い発熱や倦怠感など風邪のような症状のある方は、まずは外出を控え、かかりつけ医や受診・相談センターに電話相談の上、早期に医療機関を受診していただくよう、お願いいたします。
市民一人ひとりが、御自身の体調管理をしっかり行い、「うつさない」、「うつらない」ための習慣を身につけるよう心がけていただくようお願いいたします。

記者:

PCR検査などの無料期間、県の無料期間だと思うんですが、2月いっぱいで終わるんですが、まだ高止まりが続いている中で、例えば盛岡市独自でとか何か対策、考えていらっしゃるんでしょうか。

保健福祉部長:

全県下において、県が県民の方を対象に、懸念のある、感染の疑いを持っていらっしゃる方を無料で検査をするというのを実施していましたが、これがどれくらい延長されるかについては、私の方でも承知はしていないところなんですが、盛岡市のプラザおでってで行っておりますPCR検査、これについても今無料で、県民の方ですと受けられる状態になっておりますが、県の期限が来ますと切り替わると、無料から従来やっておりましたような、1900円単価というふうになろうかと思います。ただそれについては、現時点で、無料を継続するというようなことは、ちょっと予定はないというところであります。

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2 新型コロナワクチン接種について

市長:

現在、本市では国の方針に基づき、一般の高齢者の方を中心に3回目接種を進めておりますが、国から、さらなる接種促進の要請がありましたことから、盛岡市医師会とも協議のうえ、さらなる前倒しをすることといたしました。
2月15日のプレスリリースでもお知らせしたとおり、一般の高齢者の方については2月18日の送付分から、64歳以下の方については2月24日の送付分から、6か月に前倒して接種券を送付しております。
また、予約や接種は、原則として接種券が届き次第可能となりますことから、御自分の接種券がいつ届くかという御質問を多くいただいております。3回目の接種券は、6か月未満での間違い接種を防止するため、2回目の接種日から6か月経過した後に送付しておりますので、それまでお待ちをいただきますようにお願い申し上げます。
この前倒しにより、接種対象者が2月から4月に集中し、この3か月だけで、約17万人が対象となりますが、盛岡市医師会や各医療機関等の御協力をいただきながら、接種数の確保に努めるとともに、ワクチンの確実かつ安定した供給について、国に要望しているところであります。
また、モデルナ製のワクチンの副反応や、交互接種の安全性について心配されている方も多いと承知しておりますが、私も、1回・2回目はファイザー製でしたが、3回目は、先日の集団接種でモデルナ製を接種し、私の場合の副反応は、少しやっぱり発熱がございました。2日ほどで落ち着いてきましたけれども。
モデルナ製の場合、3回目接種では1回・2回目の半分の量を接種いたしますが、厚生労働省の資料によると、3回目にモデルナを接種した場合の副反応は、発熱や疲労など、ほとんどの症状が2回目接種後より少ないことが報告されているほか、ファイザー製とモデルナ製のワクチンの1回・2回目接種の効果を比較した観察研究では、モデルナ製のワクチンの方が、感染予防、発症予防、重症化予防の効果が高かったと報告されております。
交互接種についても、イギリスの研究で、その安全性や効果が確認されておりますので、接種券が届きましたら、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、時機を逃さず、積極的に接種を御検討いただきますようお願いいたします。
また、5歳から11歳の小児の接種につきましては、現在、盛岡市医師会や小児科医の医療機関と準備を進めているところでありますが、小児科を中心とする医療機関での個別接種と、特設会場での集団接種を併用することで、接種機会の確保に努めてまいります。詳細につきましては、決まり次第お知らせをしたいと思います。
なお、毎回お願いしていることではありますが、ワクチン接種は決して強制ではなく、本人の意思に基づくものであります。ワクチン接種をしない方が接種を強要されたり、差別的な扱いを受けたりすることのないよう、重ねて市民の皆様に御理解と御協力をお願いいたします。

記者:

先ほど、詳細の方は今後発表するとのことでしたけれども、小児接種のことで現時点のところを教えていただければと思います。昨日、国の方でも自治体の方に、早ければ2月からでもワクチンの接種をというような通知があったかと思うんですけれども、現時点で想定しているスタート時期、何月の上旬、下旬とか想定していれば教えていただきたいのと、5歳から11歳までの対象人数、現時点で見積もっている人数はどれくらいなのか、あと先ほど、小児科での個別接種のほかにも、特設会場ということだったんですけれども、どういったような会場を想定しているのか、例えば学校も一つの選択肢かとは思うんですけれども、現時点で予定している会場というのはどういうところになるのか、まず三点について伺いたいです。

保健福祉部長:

まず、時期のお話ですけれども、国の方では通知の中で、5歳から11歳までの接種開始につきましては、関係の政省令の改正が必要であるということで、2月下旬に公布、施行するという御連絡はいただいております。なので2月下旬の時期に明らかに、いつからできるか。以前から、3月に入ってやるというお話を聞いていまして、それに向けての準備を自治体では進めるようにという連絡をいただいて、そのようには進めてきておりますが、いつからできるのか、その政省令の確認が必要かなと現在思っております。予定通り3月に入りましたらできるような体制では進めたいと思ってはおりまして、現在、市の医師会等との協議を続けているという状況ではあります。具体の日というのはもうちょっとお待ちいただければと思います。それから、現時点で対象となる方々は1万6500人と考えておりまして、令和4年の4月以降、条件を満たす、5歳になってくる方、こういった方々が、月平均ではだいたい180人位いらっしゃると思っておりますので、その分が9月まで続いていくものというふうに思っております。現時点で会場は、集団接種の中でできるようにと考えておりますほか、市内の小児科を中心とした医療機関で接種をしていただく方向で進めております。その他にあるかという点については、現時点では予定はないというところです。

記者:

そうすると、2月下旬の政令が確認でき次第、早ければ3月中にもスタートするという考え方でまずよろしいでしょうか。

保健福祉部長:

3月中にはスタートいたします。ただ、3月の何日からかということについては、もうちょっとお待ちいただきたいということであります。

記者:

集団接種の会場というのは、現在も一般の方々が使っているような会場に、小児も、例えば時間帯をずらして入れるとか、そういうイメージになるんでしょうか。

保健福祉部長:

現在使っているいくつかのレーンといいますか、流れがありますけれども、その中の一つを、例えば小児科の先生に来ていただいて、専門に見ていただく。そしてそういう専門のところに集中して対応していくと、これが集団接種でのやりようと。全面的にお子さんのみの会場にするということではなく、併用していくというような調整方法になっております。(本発言については、後半で訂正しました)

記者:

先ほど市長の方からも、国の方にワクチンの供給の方を求めていきたいということだったんですけれども、対象人数が国の前倒しスケジュールによってどんどん上ずれしていくものですから、ワクチンの量が足りなくなってくるのかなというように想像はしますけれども、この小児が加わることによって、ワクチンの供給量の見込みというのでしょうか、ちゃんと対応できるような形になるのか教えてください。

保健福祉部長:

小児用のワクチンはファイザー製のものを、それも小児用という専門のものを国が輸入いたしまして、配分をするというようなことになっておりますので、現在の、一般の3回目向けのワクチンとは別枠ということになるので、影響はないかと思っております。

記者:

5歳から11歳以下の子供への接種は、学校とか保育園での集団接種は考えていないということでいいんでしょうか。あと集団接種する場合には、会場には大人と違う特別な体制、小児科医を配置するとか、そういったことを考えていらっしゃるんでしょうか。

保健福祉部長:

会場については、先ほどのように小児科の専門の方、専門医の方にお願いをして診ていただくという予定をしておりますが、学校での集団、といいますか学校での接種というのは現時点では予定はしていないです。先ほどの繰り返しになりますけれども、集団接種会場での部分的なレーンを、小児科専門にして対応するのと、小児科を中心とした…すいません、ちょっとお待ちいただいてよろしいでしょうか。
すいません、中断しました。小児の集団の方はですね、SGプラザでありますけれども、時間帯を調整いたしまして、大人とは区分をした形で、すいません、先ほどとちょっと話が変わりますけれども、単独で実施するという方向での調整に、今なっているということであります。それからあとは市内の小児科の医療機関で接種をしていただくと、この二つを予定しているところであります。申し訳ありませんでした。

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3 東日本大震災11周年行事「復興への誓い」の実施について

市長:

東日本大震災の発災からまもなく11年を迎えようとしておりますが、盛岡広域首長懇談会では、盛岡広域の皆さまとともに、震災で犠牲になられた方々を追悼し、復興への誓いを新たにするため、東日本大震災11周年祈念行事「復興への誓い」を実施いたします。3月11日の金曜日、午後2時40分から、盛岡城跡公園内のもりおか歴史文化館前において、「追悼式」を行います。東日本大震災が発生した午後2時46分に合わせて1分間の黙とうや、献花などを予定しております。また、同日の午後3時から、同会場において、「祈りの灯火2022」を行います。午後5時には、灯籠点灯式を行い、復興に向けた願いを込めて、多くの皆さまに作成していただいた約1万個の灯籠に火を灯します。
開催に当たっては、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」など参加者に呼びかけることにより、感染防止対策を徹底しながら実施いたします。
なお、盛岡市として心からの哀悼の意を表するため、3月11日は、終日、本庁舎等に弔旗を掲揚するほか、震災で犠牲になられた方々の御冥福をお祈りするため、午後2時46分から1分間、サイレンを吹鳴し、市民の皆さまと共に黙とうしたいと存じております。

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4 生活保護費不正受給事件における進捗状況について

記者:

先日、全員協議会の方でも自己検証結果というものが報告された生活保護費の不正受給問題についてお伺いしたいと思います。その段階ではまだ、国への返還額等、国との折衝中だったので確定はしていないという状況だったかと思うんですけれども、それについて現在どのような進行状況であるのかというのをまず教えていただければと思います。

保健福祉部長:

国の方にはこちらの考え方についてはお示しをして、金額についてもそういった形で今、国がまだ内容については検討しているという状況下で、こちらの報告した後に国からの何らかの通知は現時点ではまだ、いただいていないというところであります。

記者:

報道にもありますとおり、今回の事件で担当した職員の方たちを書類送検する流れになる見方が強いんですけれども、それについて市長が現在どのような所感を持っておられるのかというのをお伺いできればと思います。

市長:

書類送検をされるかどうかということがはっきりしていない中でありますけれども、いずれ警察から職員が刑事事件の被疑者として疑われたことは遺憾なことだと思っております。今後の動向を注視してまいりたいと思っております。

記者:

担当部門の方から自己検証結果の提出を受けてですね、御覧になって一番の問題点というのはどこにあったのかなというふうな感想を持っておられるか、一点お聞かせいただければと思います。

市長:

私も報告を受けた段階では、国の法令等に基づいて対応しているという話だったわけでありますが、しかし具体にいろいろ確認作業をやって、国との見解の違いから始まって、いろいろやっていく中で、相違点が出てきたということでありますが、やはりこういう難しい案件を取り扱うときには、ただ担当責任者ということを越えてもう少し幅広く、いろんな方々の知恵というか、意見を聞く、対応の仕方、いろいろ考えていく、そういうことが必要だったんではないかなと。一人のところに責任が集中する中で、自己判断だけで対応してきた、そのことがこういうことにつながっているのではないかなという思いがいたします。そういう意味で今後の対応の仕方、内部の連携の在り方等も含めて、今後十分に検証をしながら対応をしていく必要があると感じております。

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5 市立小学校における教職員の不適切な指導等の事案について

記者:

昨日、市議会の全員協議会の方で話題に上がりました、盛岡市の教諭による小学校一年生の男子児童に対する威圧的な発言をめぐる問題についてなんですけれども、教育委員会の方で、全員協議会で謝罪の方がありまして、今後、事実関係の解明等も進むと思うんですけれども、市長としてこれまでの事実関係を受け止めての所感と、今後の対応方針についてのお考えがありましたらお願いいたします。

市長:

非常に残念な形になってきているなという風に思っております。今、教育委員会の方でそれらを調査をしっかりしていくということでありますが、それで充分なのかどうかということをきっちり確認をさせていただきながら、何といっても生徒さん、そして保護者の方々が理解を示しながら、次へ前に進められるような段階に結びつけていくことが大切だと思いますので、そこの中で、どういう形をとっていけば良いのか、今は教育委員会の中でそれらを十分に検討していくということでありますので、どういう方向になっていくのか、それを見極めていきたいなと思っています。

記者:

今回、小学校一年生ということで、小学校で起きた事案というのもあって、同様の、例えば小学校とか、同じ年のお子さんを持つ家庭なんかにも影響が少なからずあったのかなと思うんですけれども、そういった中で現時点で他の関連する事案とか不安の声とか、そういった報告とか何か上がっているものはありますでしょうか。

市長:

私の方には直接はないですけれども、教育委員会の方で何か…

教育部長:

昨日の全員協議会の方で御説明しましたけれども、保護者説明会の場では特に質問はなかったんですが、そのあとにやはりいろいろ、不安だとかというような御意見も結構いただいておりました。それについては学校の方に、教員経験者等を派遣したりして、なるべくフォロー、サポート的なもので、そういう支援体制を作っているところであります。またいじめの問題もございますので、調査委員会を設置するという方向で、今、準備も進めておりますので、その辺の調査も踏まえながら、今後また子どもたちがちゃんと学校に通えるように、また被害保護者の方々にも被害者も含め、何とかそういう体制で臨んで一日も早く登校できるようなことができればよいかなと考えているように詰めていきたいと思っているところであります。

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