市長定例記者会見(令和4年8月2日)

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広報ID1040556  更新日 令和4年8月10日 印刷 

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1 新型コロナウイルス感染症の現状について

市長:

本市では、7月中の新規感染者数の合計が5,084人となっており、6月のおよそ4倍となっております。7月27日には、新型コロナウイルス感染症による患者は本市で確認されて以来、1日の最多である378人を数えました。

そのような中で、盛岡の夏の風物詩である盛岡さんさ踊りは、沿道の観覧エリアを拡幅、まつり出演者の体調管理の徹底、各会場、エリアの入り口や受付等への消毒液の設置、会場内で、放送での感染予防対策の呼びかけなど感染対策のうえ、昨日から、3年ぶりに開催され、初日から大いに盛り上がりがみえたところでございます。

しかしながら、いつ誰もが感染しうる状況が続いてることから、感染予防と社会経済活動の両立のためには、市民の皆様におかれましても一人一人が、感染リスクを意識し、基本的な感染予防対策を徹底していただきますようお願いいたします。

本市においては、感染の状況を踏まえ、重症化リスクの高い高齢者が入所する施設等における定期的なPCR検査を継続して実施し、施設内に感染を持ち込まないように、積極的に感染患者の探知に努めております。

今後も、新型コロナウイルス感染症の流行の制御とアフターコロナを見据えた社会活動・経済活動の活性化に向け、取り組んでまいりますので、感染を甘くみることなく、感染対策徹底への御協力をお願いいたします。

記者:

お盆の帰省ラッシュなどもこれから入っていくような期間になっていくと思います。夏休み期間で、人流が盛んになるというところで、そのようなところで危惧しているようなことなどはありますでしょうか。

市長:

これは移動制限があるわけではないわけでありますが、それぞれ個々にですね感染予防。自らも感染しない、うつさないというようなことだと思いますけれども、そういう意味でマスクとか、手洗いとか、基本的なことをしっかりやったうえで移動するときにはですね、特にも心掛けて対応していただければと思っております。

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2 ワクチン接種について

市長:

新型コロナ対策の一つであるワクチン接種につきましては、7月18日から8月以降の集団接種の予約受付を開始しておりますが、8月の6日、7日にSGプラザで、8月の20日、21日にタカヤアリーナで実施する分の予約に空きがある状況であります。現時点で、新型コロナワクチンの無料接種は、令和4年9月30日までとなっており、3回目、4回目接種を併せて実施しておりますので、御検討をお願いいたします。

なお、ワクチン接種は、決して強制ではなく、本人の意思に基づくものであります。ワクチン接種をしていない方が接種を強要されたり、差別的な扱いを受けたりなどということがないよう、重ねて市民の皆様に御理解と御協力をお願いいたします。

また、令和4年7月22日に厚生労働大臣指示の一部改正があり、同日、医療従事者や高齢者施設等の従事者も、4回目接種の対象として拡大されました。これを受け、本市では、新たに対象となった方が速やかに接種できるよう、1月末までに3回目接種を完了したすべての方に対し、昨日8月1日に接種券を送付したところでありますので、お手元に届きましたら、速やかに接種をいただきますようお願い申し上げます。

記者:

ワクチン接種券の配布についてだったんですけど、医療、高齢者施設の職員の方に8月1日から配布されるということだったんですけれども、対象は大体、何人ぐらいかというのと、この方たちへの接種がいつ頃から始まるか見通し立っていれば、お伺いできればと思っております。

保健衛生監:

対象者数、遡って1月末までにお受けになった方が1万1千人ということで、今回、8月1日付でお出ししたわけですが、その時点で受けられた方が現在、医療従事者でないという方もなかにはいらっしゃると思うんですが、おおむね1万1千人、対象としてお送りした内容になっております。

全体の対象者数ということでありますけれど、今後、順次、お送りしていくことは接種券ではなくて、接種受ける前の御案内葉書ということになりまして、2月以降につきましては、実は、どの方が医療従事者で、あるいは高齢者施設の従事者ということが特定できない状況でありますので、以降は、私どもの方から先ず3回目接種を終えられた方々に、一斉に御案内葉書を出しまして、これは4回目接種が始まった時に基礎疾患おありの方、特定できないために、一旦、その年齢の方々にお出ししたわけでありますが、同じような手法を採りまして、御案内したうえで、そこから申請を頂戴して、接種券をお送りする、このような形にしたいと思っているところであります。

接種につきましては7月22日。国の通知をもって同日からということでしたので、実際に接種券がお手元に行ってからお受けになるのが順序だと思いますので、すでに受けれる状態にはございます。

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3 もりおか企業エネルギーサポート給付金支給事業の実施について

市長:

この給付金支給事業は、新型コロナ感染症の感染拡大が長期化する中で、原油価格の高騰や電気料金の値上げの影響を受けている幅広い業種の中小企業等の事業継続を緊急的に支援することを目的としたものであります。

なお、支給額につきましては、当初、令和4年1月から6月までの燃料費等が前年同期間と比較して、10万円以上増加した中小企業等に対し、10万円を支給するものとしておりましたが、より多くの事業者を支援できるよう、10万円未満の支給区分を段階的に設定したところであります。

支給申請につきましては、8月8日を受付開始日とし、できるだけ早く事業者の皆様に給付金が届くよう努めて参りたいと存じます。

記者:

中小企業「等」というところで、この「等」が何を、どのような方を指すのかと、あと、郵送とファクスで申請をできるということですけれども、資料というのは何かダウンロードするということなのでしょうか。

商工労働部長:

今回の中小企業等の「等」については、中小事業者以外に、医療法人とか社会福祉法人なども含めておりますので、それを含めた形で「等」というふうに言っております。

申請書、ファクスとかという場合については、昨年度と領収書の比較が必要になりますので、そういったものをコピーしていただいたうえで、ファクス等でお送りいただくというふうな形になります。あるいは、PDF化とか、そういうもので読んで、メール等で申請いただくという形になります。

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4 令和4年度盛岡市総合防災訓練について

市長:

市は、8月の27日、土曜日でありますが、総合防災訓練を実施いたします。

この訓練は、防災関係機関と自主防災組織を始めとする地域の皆様が一体となり、災害時に迅速かつ的確な応急対策活動ができるように、併せて、防災意識の高揚を図ることを目的として、毎年実施しておるものであります。

今回は、渋民小学校及び玉山総合福祉センターを会場に、大雨による土砂災害及び河川はん濫のおそれがあるとした想定のもと、自主防災隊による避難訓練等のほか、災害ボランティアの受入窓口の開設運営訓練や、ドローンを活用した要救助者の捜索訓練などを実施いたします。

令和2年度は、乙部地区で規模を縮小しての実施、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の急拡大から開催中止といたしましたが、今回は、最近の県内外における大雨被害などの発生状況も踏まえ、訓練参加者の基本的な感染対策を一層徹底するほか、小学生の児童の参加を見合わせるなどの対応をとり、訓練を実施することといたしました。

毎年のように全国各地で大規模な災害が発生し、日ごろからの備えと迅速な応急対策の必要性について、より一層強く感じているところであり、今後もこのような訓練を通じ、市及び防災関係機関、市民の皆様の連携により、自然災害への備えに取り組んでまいります。

記者:

会場が渋民小学校と玉山総合福祉センターの2会場になっているんですが、この訓練内容、それぞれどちらの方で分けられているのかというところを取材の参考に伺いたいんですけれども。

総務部長:

渋民小学校では主に土のう積み訓練とか、ドローンとか、あとは土砂災害の救出訓練など、十いくつかの項目を渋民小学校の校庭。同じく渋民小学校の体育館では、主に避難所の想定ですけれども、パーテーションとか段ボールベットの訓練も屋内でできるようなかたちが渋民小学校の体育館。戻りますが、渋民小学校の校庭ではドローンの訓練とか、土のう積みとかといった屋外での訓練というような大きい区別をしております。玉山総合福祉センターにつきましては、これも主に内部となりますけれども、非常食の配布訓練ですとか、先ほどお話しした災害ボランティアの受け入れ窓口開設訓練といった中身を予定しているということでございます。

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5 JR東日本山田線について

記者:

先月、先週28日にJR東日本が在来線についての資料を発表したと思います。ローカル路線鉄道について35路線66区間の収支の公表です。全ての区間で赤字だったということで、県内路線も大船渡線と山田線について公表がありました。盛岡市は山田線も通っている区間ですので、それについての受け止めと、また今後、これについて何か要望したいことがあれば、それについてもお教えいただきたいと思います。

市長:

国土交通省有識者検討会での提言についてということでありますけれども、今般、1キロメートル当たりの1日平均乗客数を示す輸送密度が千人未満などの目安に、国が主導する形で事業者や自治体と、鉄道としての存続策やバス、BRTなどの転換を議論することが提言がされたところであります。

令和4年7月28日には、東日本旅客鉄道株式会社から、利用の少ない線区の経営状況の開示があったところであり、開示対象区にはJR山田線の盛岡、上米内及び上米内から宮古の2線区が含まれておるところであります。

JR山田線は、人口減少や復興支援道路である宮古盛岡横断道路の開通などの影響で、経営環境は厳しいものと認識しているところであります。

しかし、市民にとって必要な生活路線であり、また、内陸と沿岸を結ぶ重要な路線でありますことから、もし、廃線ということになれば市民生活への影響が極めて大きいものと存じております。

このため、線路維持に向け、一層の利用促進を図るため、観光面などについても宮古市をはじめ、岩手県とも連携しながら対応策を考えてまいりたいと存じております。

記者:

県と宮古市と連携しながら対応を協議していきたいということですけれども、具体的に市長として、こういうことをしたほうが良いというお考えというのは何か持っていらっしゃいますでしょうか。

市長:

今のところは、具体的なものは協議を進めておりませんのでですね、ただやはり観光面とかですね、愛好者の方々もそれぞれおられますし、それから少し利用率が高いような地域の方々、もう少しPRしながらですね、利用促進に繋げていけるようにしていきたいと。ただ、上米内から先のところの区間のところの利用者数が少ないわけですが、ただそれはそれで、なかなか味のあるところであります。それに加えて人の流れだけでなくて、そこの中に物流とかですね、そういうものを組み入れることができないのかどうかとか、かつて宮古まで行く途中の時にでもですね、道路がですね、一時通行止めの期間が結構長くてですね、盛岡からも釜石を回ってですね、行くとかですね、そういう不便な時期もございました。そいうことも含めてですね、人流、物流含めてですね、いろいろ議論していくことが必要なんではないかなと思っております。

記者:

盛岡市にとってもJR山田線というのは必要不可欠な路線という認識でよろしいでしょうか。

市長:

そうですね。特に上米内地区までのところの区間については、通勤通学等で利用されている区間でありますので、その先のところの、この利用者数の少ないところ、どうゆうふうに解決して宮古まで繋いでいくかということが1つの課題ではあろうかとは思います。

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6 岩手県競馬組合職員の逮捕について

記者:

岩手競馬の問題でですね、構成団体に盛岡市も入っていますが、先日、県競馬組合の職員が、業務部長が、収賄の疑いで逮捕される事案が発生しました。これに関して市長として、どのような認識なのか、受け止めを教えてください。

市長:

競馬組合の私も副管理者という立場でございますので、現職の競馬組合の職員が、収賄容疑で逮捕されたことは、競馬ファンはもとより、市民、県民、岩手競馬を支えていただいている皆様の信頼を裏切る行為であると思っておりまして、誠に遺憾なことであると思っております。

日ごろから、岩手の競馬組合、競馬関係者、構成団体が協力して、経営の改善など、岩手競馬の運営、発展に取り組んでいる中において、このような事態を招いたことは深刻に受けて止めておるところであります。

構成団体としては、事件の詳細や経緯を明らかにし、厳正に対応を求めるとともに、公正な競馬を開催することにより、市民、県民の信頼を回復することを望んでいるところでもございます。

記者:

再発防止に向けて、こういうふうにやったほうが良いというご要望などありますでしょうか。

市長:

なかなか、こう、内部の個人的な動きのところまで把握するってのは難しい面もあろうかと思いますけれど、やはり意識がですね、きっちりみんな持って対応していく。そういう流れのところでですね新たな信頼される競馬。これをつくり上げていく必要があるんだろうなと思ってます。

記者:

県の岩手競馬についてですが、これまで盛岡市を含む構成団体の方で融資をしていくことで赤字の経営状態を改善していくといいますか、支援するというような背景があったと思います。捜査中の件ではありますが、こういった不祥事が続くということに関して、市民にどのように説明していくかということについてお考えをお聞かせください。

市長:

非常に残念な出来事であります。これらやはり内部の規律も含めてですね、しっかりした体制を構築していくことが大切だと思いますので、そういうところをですね、管理者、副管理者という立場がありますが、将来に向けて構成団体の一員としてですね、やはり大切な血税を投入してですね競馬を持続させていっているわけでございますので、将来に渡って安定的にそういう環境が整えるようなことを、さらにですね検討していかなければならないと思っております。

記者:

競馬組合側にそうした体制の構築ですとか、規律の作成とか、何か具体的に求めていくという予定はあるんでしょうか。

市長:

なかなか、個々の職員の動き、個々には、なかなか私どもとしては把握できるとかはないんですけれども、先ず内部的に規律を厳正にしていくという意識ですね。そういうふうな対人同士でも交渉事が多いものが多いと思いますけどもね。組合の方ですね。そこの中でも意識をきっちり高く持ってですね、対応していくというようなもの、これを再確認していくということが必要だと思います。

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7 盛岡さんさ踊り初日の所感について

記者:

さんさ踊りが昨日、3年ぶり開幕いたしまして、1日目終了というところで、まだ本日も含めて3日間、日程が残っているところではあるんですが、昨日1日で感じられた、十分、感染対策などもいろいろやってらっしゃるんだと思いますけれども、コロナ渦での開催というところでの感じた課題であったり、難しさ。あとは残り3日間の開催に対しての意気込みといいますか、こうゆうふうにやっていきたいというようなところを一言いただければと思います。

市長:

コロナ渦の中での開催ということで、大変、感染対策、予防対策をしっかりやったうえでですね、開催をするんだということで、様々、工夫もしながらやってきたつもりであります。参加人数につきましても、通常の3分の1の人数での。それから、さんさのパレードのコースもですね500メートルということで、従来よりも200メートル短縮をさせていただきましたし、それから観覧していただく方のために1車線分のところを拡幅した形で取り組みもさせていただいて参りました。

なかなか、今、コロナ拡大の中でということもあってですね、特にも医療関係者の皆さん方に大変負担がかかっているというような状況でございますので、さらに意識を高めながらですね、この厳しい局面を乗り越えていけるようにしていかなければならないなと感じました。

しかし、ここでも、いかにこの、さんさに対する期待というのも大きかったのかなというのも、パレードを通じてですね感じた面もあります。ということで、残されているとこ、まだ3日ございますけど、ちょっと天候の方がちょっと心配なところありますけれども、可能な限り運行してですね、多くの方に喜んでいただけるような祭りにつなげていければ良いなと思っております。

特に、盛岡とうるまですね、姉妹都市の提携(正しくは、友好都市提携)という形でしたけれども、ここの中でうるま市から140名を超える方々がですね、大挙して来ていただいて盛り上げていただいたということでですね、エイサー太鼓ということで、太鼓つながりというようなことでですね、盛り上げていただいたということでございます。

それから、これからになりますけれども3日、4日。この2日間にわたっては、北秋田市のほうから綴子(つづれこ)大太鼓ということですね、直径3.5メートルの世界一の大太鼓が、盛岡の方にですね共演という形で出場していただけるということになっておりますので、そういうことも含めてですね、コロナ対策をしっかり講じながら盛り上げていきたいなと思っております。

記者:

さんさに関して市民への対策の呼びかけ、お願いしたいと思います。

市長:

大いにお祭りを盛り上げてですね、いきたいわけでありますけれども、観覧される方々も感染予防対策しっかりと、特にもマスク関係とかですね、そういうところをしっかりとっていただいて、また、大声を出すとかですね、そこは自粛していただくとかですね、いうようなことでの御協力をいただいて、その中で楽しんでいただければいいなと思っております。

記者:

経済活動と両立しながら感染対策も徹底したうえでイベント事を3年ぶりに再開するというのはとても大切なことだなと思っております。もし、閉幕後にですね、このまま感染がさらに拡大した場合、どのような対策を今のところで考えていることがあるのでしょうか。あればお教えいただきたいと思います。

市長:

今後どうなるか、ちょと分かりませんけれども、我々とすれば、今はただひたすら感染予防に全力投球していくということであります。その後、拡大の方向に、これがさんさとの関係があるか、ないかちょっと分かりませんけれども、そういう中であればさらに感染予防対策の徹底というものをですね、行っていく必要があるんだろうと思いますし、今のところは行動規制というものを国も県もですね、行っているわけではないので、そんな中で国、県のほうの動きも見ながらですね、その辺、しっかり対応していきたいなと思います。

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8 半旗の要請について

記者:

先月の8日に安倍元総理が奈良での参院選の応援演説中に襲撃されて亡くなったという事案がありました。この際、葬儀の際に盛岡市としては半旗の要請は行ったのかということについてお伺いしたいと思います。

また、行ったとすればその理由はどうだったかということについてもお伺いしたいと思います。

市長:

非常に残念なですね、ことだったなと、この事件ですね、思わせていただきますが、盛岡市としては、特に半旗の要請はしておりません。

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