市長定例記者会見(令和4年4月28日)

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広報ID1039852  更新日 令和4年5月11日 印刷 

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1 新型コロナウイルス感染症の現状について

市長:

岩手県においては、4月に入り、1日当たりの新規感染者数が過去最多を数えており、本市におきましても、11月、12月と0人だった新規感染者数が、1月には329人、2月には2024人、3月には2295人、4月は27日現在で、1916人となっており、また、前の週と比較すると1.27倍と感染者数が下がらない状況が続いています。

特にも、市内でクラスターが発生している学校、幼稚園、保育所では、「換気が不十分な更衣室でマスクなしに近距離で会話した場面」、「常時マスクを着用することが難しく、日常支援での密着度が高くすることが必要とする場面」や「食事の際にパーティションはあったが、自由に座り、密になってしまう場面」など感染が拡大した疑いがあることから、同様の場面では、親しい仲であることに安心せず、感染リスクを下げるよう十分な注意をお願いをいたします。

また、発熱やのどの痛みなど、少しでも体調が悪い場合、外出を自粛し、かかりつけ医や受診・相談センターに電話相談し、必ず早期の医療機関を受診するようにお願いいたします。

明日から、ゴールデンウイークを迎えるわけでありますが、都道府県をまたぐ移動が多くなり、人の動きも活発化します。市民の皆様には、感染力が強いオミクロン株においても基本的な感染防止策は有効であることから、改めて、不織布マスクの正しい着用、手指衛生、換気などの徹底を継続していただき、密集、密閉、密接のいずれの密であってもできるだけ避けるよう、お願いいたします。

なお、熱や咳などの症状がない方で、感染の不安を感じている盛岡市民をはじめ、岩手県民の皆様が、無料でPCR検査を受けることができる期間が5月31日まで、延長されましたので、是非、活用していただきますようお願いいたします。

本市においては、高齢者施設、児童福祉施設、障がい者福祉施設等におけるクラスターの発生を防ぐことを目的に、4月19日から、施設における「定期的なPCR検査」を再開いたしました。併せて、市中感染の状況が続き、学校の児童生徒の感染者数が多く、ゴールデンウイーク明けの感染拡大の可能性も鑑み、小学校等の職員に対し、5月のゴールデンウイーク明けに一斉検査を行うことといたしました。

市民の皆様には、社会・経済活動が止まるような感染の再拡大が起こらないよう、引き続き、基本的な感染症対策の徹底をお願いいたします。

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2 新型コロナワクチン接種について

市長:

現在本市では、国の方針に基づき、主に、12歳以上の方を対象とした3回目接種、及び5歳から11歳の小児を対象とした1回・2回目接種について、それぞれ医療機関での個別接種と、特設会場での集団接種を併用して実施しているところでございます。

3回目接種の接種率は、4月27日現在、65歳以上の方の接種率は83.6パーセント、18歳以上65歳未満の方の接種率は35.2パーセントとなっております。65歳以上の方については、2回目接種完了された方のおよそ9割が3回目接種を終えられた状況となっております。

一方、接種が進んでいない60歳未満、特に10から20代の若い年代の接種が、4月から5月に3回目接種のピークを迎えることから、4月の20日から4月26日の一週間、ツイッターやインスタグラムのSNS及びテレビCMを活用しまして、集団接種の日程をお知らせしたところでございます。なお、3回目接種の集団接種は、5月22日の日程をもって終了する予定となっております。2回目接種から一定期間経過しますと、ワクチンの効果が低下することが示唆されております。現在、個別接種、集団接種ともに予約に空きがありますので、接種を希望される方は御検討をお願いいたします。

また小児の接種につきましては、4月27日現在の接種率が、1回目20.3パーセント、2回目8.6パーセントとなっております。3月26日から4月30日にかけて、小児の集団接種を実施いたしましたが、SGプラザにおいて、5月28日から6月25日にかけて、引き続き集団接種を行うことといたしました。予約につきましては、5月8日日曜日の9時からとなりますので、よろしくお願いいたします。

小児の接種に関しましては、お子さんの基礎疾患の状況や置かれている家庭環境などを考慮していただきながら、接種券と合わせてお送りしているリーフレットなどを参考に、保護者と本人がメリットとデメリットを充分に理解したうえで、接種の要否を御検討いただきたいと思います。

また,4回目接種への対応でありますが,正式な通知はまだ来ておりませんが、60歳以上の方及び18歳以上の基礎疾患を有する者その他重症化リスクが高いと医師が認める方を対象とするものと報道がありますことから、市では,情報収集に努めるとともに,関係機関と連携し,しっかりと準備を進めてまいります。

最後に、毎回お願いしていることでありますが、ワクチン接種は決して強制ではなく、本人の意思に基づくものであります。ワクチン接種をしていない方が接種を強要されたり、差別的な扱いを受けたりなどのないよう、重ねて市民の皆様の御理解、御協力をお願いいたします。

記者:

ワクチン接種の状況について、5歳から11歳、接種率出ましたけれども、このパーセントどのように評価しているのかお聞かせ願います。

市長:

まだまだですね低い数値であるかなあと思いますが、慎重に判断をされていく。これからまたいろいろ接種の会場とかですね増えていきます。場面も増えていくと思いますので、状況をそれぞれのご判断の上にですね、接種するかしないかは、それぞれのご判断ではございますけれども、安心できる環境を判断していただければなと思っております。

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3 「ようこそ!美食王国もりおかキャンペーン」について

市長:

本市では、地元産農産物の魅力発信と消費拡大を図るとともに、盛岡市内への宿泊リピートを促すことを目的に、令和4年5月と7月に「ようこそ!美食王国もりおかキャンペーン」を開催いたします。

このキャンペーンは、春の観光シーズンの5月1日からと、夏休みや夏祭りなどの旅行需要が高まる時期の7月16日からの2回にわたり、市内の宿泊施設のうち、キャンペーンに参加する宿泊施設に宿泊された方に、地元産米及び農産物加工品などを、それぞれの期間合わせて2万セット、プレゼントいたします。

プレゼントの商品は、岩手県オリジナル品種で、食味ランキングにおいて4年連続特Aを獲得し、贈答品やお土産としても好評な「銀河のしずく」と、りんごジュースや玉山地域特産の黒平豆の煮豆パックなどの加工品のセットを予定しております。

このキャンペーンをきっかけに、地元産の美味しいお米や農産物加工品を味わっていただくことで、県内外からお越しいただいた皆様に、「美食王国もりおか」においしいものがたくさんあるということを知っていただき、本市の特産食材を活用したメニューを提供する「盛岡美味いもんアンバサダー」の店舗を利用や、まち歩きなどを通じて、本市の魅力を存分に楽しんでいただきたいと考えております。

記者:

美食王国もりおかキャンペーンに関連して、今、冒頭説明あったように感染状況を踏まえた中でも、今回、キャンペーンを展開するということでした。県に関して言うと、いわて旅応援プロジェクトのほうは、5月末まで延長は決まったんですけれども、連休中はですね、人の往来が多いということで社会経済活動は回しつつも、キャンペーン自体はその期間は停止ということにされたんですが、盛岡市さんの場合は、今回キャンペーンは5月1日からということでしたが、その意義、それでも1日からキャンペーンをするということに対してのどういった考えなのかということと、ゴールデンウィークの人の往来が増えること、それによる感染拡大への警戒対応というのをどのように考えているか、大きく2点お尋ねします。

農林部次長:

この期間の実施ということでございますが、インセンティブという関係では連休明けから県のほうの宿泊関係の事業であったり、市のほうも予定はしておりますけれども、ゴールデンウィーク期間中は、なるべくそういったのは、インセンティブの部分は避けてですね、考えておりますけれども、それでもやっぱり盛岡を訪れる方とかですね、地元の方とか利用する機会があると思いますので、地元のお米だったり、農産物を広くPRしたいという意図と、それが消費拡大に繋がって、さらにまたご利用していただけるような、いい印象を持って盛岡のほう訪れていただければ、また次に繋がるのではないかという思いで実施するものでございます。

保健衛生監:

感染拡大に対する対応でありますけれども、オミクロン株についてはご承知のとおり、感染が非常に速いということがありまして、私どものほうで何か行動規制をしてというよりは、やはし基本的な感染対策の徹底。このことによって経済活動とかそういったものを抑制することなく、進めてまいりたいと。ただですね私どもとしても、そういったことで感染が広まる可能性がありますので、今、PCR検査センター、プラザおでってに設置しておりますが、そこでも先ほど市長が申し上げましたとおり、不安を感じる方の無料検査というのを続けておりますので、こういったことも併せて、いずれどこか自分がおかしいなと思った時は、医療機関にすぐ行っていただく。そうでない方であっても、不安を感じる場合は、積極的にそういった検査センターをご利用いただいて、感染の拡大防止に、皆様もご協力して、努めていただきたいと思っているところであります。

記者:

そうすると市長、今のお二人からの説明ありましたけれども、当然、基本的な感染対策を徹底しつつ、社会経済活動を回しながら、ということでの認識だと受け取りましたが、よろしいですか。

市長:

いずれ県のほうでも今日(4月28日)の報道にもあったようでありますけれど、盛岡駅とか、花巻空港とかそのへんでの検査体制も含めて、いろいろ取り組みもしております。そういうことで盛岡市は盛岡市としてですね、PCR検査を行う場所も継続して確保してございます。それから、宿泊される業者の皆さん方もそれなりにですね、十分、他県からもたくさんの方々がおいでになるということを前提に感染防止に向けての対策を講じられたうえで、迎え入れていると。そこにやはり来られた方に関しましては、おもてなしの心のある形でですね、盛岡としてはお越しになった方にはこの盛岡の良さを知っていただきたくという意味を込めてですね、プレゼントを差し上げたいなと思っております。

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4 今後のイベント等について

記者:

今回のワクチン接種に絡んでなんですが、先日の保存会のほうでもチャグチャグ馬コの開催、そして本日午後に実行委員会ありますけれども、シティマラソンの開催というのも昨年に示されていますが、感染拡大というのは、収束の気配というのはまだ見えていないところではあるんですが、イベントはある程度再開しようという方針であられるように見えるんですけれども、基本的な感染対策のところと、あとはイベントをそのように復活させていく市のスタンスとしてはどのようにお考えかというところ、お願いします。

市長:

チャグチャグ馬コのほうはですね、先日も総会がございまして、そちらのほうでは開催をするということを前提に準備を進めていくということ、了承いただきました。

昨日(4月27日)も北上川ゴムボート川下りにつきましても開催するということですね、感染防止かなり図りながらですね、やる。これまた出走する艇数を1回に前は50艇出していたのを30艇ずつにやるとかですね、開会式の会場も縮小してですねやるとか、かなりいろいろコロナ対策しっかりやったうえで開催するという方向で準備を進めていくということが了承されました。

今日(4月28日)はまた午後にはシティマラソンの総会、それらがあるわけですが、その中でも同様にですね感染対策をしっかり行ったうえで、実施の方向に向けてということをご提案はさせていただこうかなと思っています。そこでどういうご意見出るか、お聞きしながらですね、そこで決まった方向に向けて準備を進めていければいいなと思っております。

なかなか、いろいろ気を使わなければならない部分がたくさんあるわけですけども、やはり感染対策をしっかりしたうえで、やはり経済も回していかなければなりませんしですね。そこの両立を図れるようにですね、コロナとのある意味では長いお付き合いということになるのかもしれませんが、そこを十分意識しながら、しっかりとして街にも賑わい、元気を取り戻していく、そういうところに取り組みを進めていく必要があるということの考えであります。の関わり等についても検討してまいりたいと考えているところでございます。

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5 内丸地区将来ビジョンについて

記者:

先週、4月22日に達増知事が会見でですね、県庁の建て替えに言及されました。達増知事の任期は来年の9月10日なんですけれども、任期満了までにはある程度目星というか、見通しを責任をもって取りたいという趣旨の発言がありました。その中でですね、盛岡市で前年度まとめた内丸地区将来ビジョンについても言及されたんですが、ます知事の発言に関して市長どのように受け止めていらっしゃるかお聞かせください。

市長:

市役所もそうでありますが、県庁もだいぶ築年数がですね、多くなってきているということもあってですね、そろそろ建て替えということのですね、時期にこう入ってきてるだろうと思います。ただ、具体の場所とかですね、そういうのやはりある程度の種地(たねち)がないと動かす、同じ場所に建て替えをするというのはなかなか難しいことがありますので、どこにこう移動させながら空いた所を次の物でまわしていくかとかですね、そこを具体にだんだん詰めていかなければない段階に入っていくのかなと思います。その上で、知事はやはり築年数考えれば、当然、検討していかなければならない時期に入ったという判断だと思いますし、それからこの内丸ビジョンの、これは一緒に県も入っていただいて、関係の方々もいろいろ参加していただいて、将来の内丸地区のあり方このことについては一緒に考えている、今、段階ですので、その中での一環としての県の考え方を示されたのではないかなと思っております。

市の方とすれば、以前も全員協議会とか通じて発表もさせていただいていますが、候補地とすれば内丸地区、それから駅の西、それから盛南地区、それぞれのメリット、デメリットというかですね。それぞれの優位性とかいろいろ内部でも検討してきておるわけであります。その中で、建て替えの時期といろんなものが上手く嚙み合うのかどうかとう問題、種地の問題もありますけど、そういうことを踏まえながら市としても総合的に判断していかなくてはならない時期が来ると思います。ただ、新庁舎をですね、この場所から移すということになった場合、議会の皆さん方の3分の2の賛同が必要でございますので、そこらへんも踏まえながら市民代表である議会の皆さん方の考え方、この3カ所のうちどこに集約されていくのか、まだちょっと判断しかねますけれども、そういう中でですね、方向性を見だしていかなければならないのかなと思います。

記者:

市のビジョンでいうと、新市庁舎の建設の基本構想だったり、基本計画の策定は、令和5年度以降ということだったんですが、達増知事が言ったからということではないんですけれど、谷藤市長もですね来年の9月に任期満了を迎えるんですけども、ご自身の現任期のうちにどこまで進めたいというビジョンというか、想い等があるんであるでしたらお聞かせいただければなと思います。

市長:

方向性としてはですね、できれば任期のうちに3カ所の中から方向性が見だせればいいなと思ってますが、ただ、他市でも執行当局の方で提案したものが議会で否決されるとかですね、いろんなこともあるわけですので、十分に市民代表である議会の皆さん方のお考えというのも様々お聞きしながらですね、両方とも一致するような場所で落ち着けばいいのかなと思っております。

記者:

県が建て替え、内丸地区で一気に県庁、市役所が移転になったり、建て替えの準備になると、いろいろ手続きとか、利用する市民や県民の側にとっては大変なので、市長としては県庁と市庁舎のですね、その建て替えや移転というのは、少し時期をずらすべきなのか、それともヨーイドンで一緒に歩調を合わせた方が良いのか、今の時点で構想も、計画もできてない段階ですけど、どのようにお考えでしょうか。

市長:

種地というかですね、県にしろ、市役所にしろ、移れる場所というのがどこに見出すことができるのかと、相手があることですので、今の中で完全に更地でですね、それを満たすような用地は今のところは見出せていないわけですので、ただ、将来的には解体とかですね、そういうする可能性のある所もあるのではないかと想定してますけども、それがいつ、そういう時期になるのかということが相手がですね、今、仕事上でも活用されている状況でもありますので、そのへんのタイミングがいつなのかですね、それから面積がどれぐらい必要なのか、県としても県庁と、この内丸地区には盛岡振興局、それから企業局とかですね、それぞれ別に存在してますが、これが同じような場所にいくとすれば、そこが種地としてまた生まれるとか、いろんなことを想定もあると思うんですがあと国の合庁のところ、裁判所の向かいの一角ですけど、その辺とかもどうなっていくのかとか、これ全て相手様のあることなんで、一方的にこっちがですねこうだと断言できるものが今のところ持ち合わせていませんけど、いろいろ情報収集したりですねしていく中で、将来の時期とかですね、広さとか色んなものが段々に見えてくるのではないのかなと思ってます。

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6 ウクライナ避難者の受入れに係る支援内容について

記者:

ウクライナの避難民に対する支援や、もしくはウクライナに対するなにかこう市でできる支援みたいなものは現在のところ盛岡市として何か考えていることはありますか。

市長:

ウクライナの避難者の受け入れに関わることでありますけども、ロシアの軍事侵攻によって、ウクライナからの避難される方々の本市への受入れにつきましては、避難者のこの不安に寄り添った形で支援ができるよう、庁内横断的な支援体制を整備いたしました。

今後、ウクライナ避難者が来盛した場合、支援期間を大きく3段階に分けて必要な支援を実施する予定でございます。

国の方からもそうなった場合に受け入れる気持ちがあるかというか、体制が整えられるかというような形で問い合わせもありましたので、盛岡市としては、その準備に取り掛かっていきたいということは国の方にもお知らせをさせていただいております。

初めに、この盛岡に避難されてから概ね1カ月程度を初期段階として、市内宿泊施設に受入れながら、避難者が必要とする支援内容を伺って、住居支援や生活支援などのサポートを実施していくということになります。

次の段階として、概ね1カ月から1年未満を中期段階として、身近な生活相談、それから相談支援のほかに、就労支援や学習支援など、概ね1年程度の間、日本に滞在することを想定に、必要な準備等を進めていく予定でございます。

さらに、避難される方が1年以上に渡る場合には、生活者としての自立を視野に、必要な支援に取り組んでいく予定であります。

また、避難者への各種支援につきましては、関係各課で組織するサポートチームにおいて、避難者からの要望について情報共有を図りながら、家族構成や生活様式など、様々な状況に応じた必要な支援を適切に取り組んでいけるように、今、準備を進めているところでございます。

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