市長定例記者会見(令和7年2月26日)
広報ID1050552 更新日 令和7年3月14日 印刷
- 1 東日本大震災14周年追悼行事の実施について
- 2 自治体経営改善事務局の設置について
- 3 高校授業料無償化について
- 4 市長公約について
- 5 市街地でのクマについて
- 6 まちづくりのルール化について
1 東日本大震災14周年追悼行事の実施について
市長:
東日本大震災の発災から14年を迎えようとしております。盛岡広域首長懇談会では、盛岡広域の皆様とともに、震災で犠牲になられた方々を追悼し、そしてあの日の記憶・教訓を語り継ぎ、思いをつないでいくために、東日本大震災14周年の追悼行事を実施いたします。本年も追悼行事のうち「追悼式」は岩手県が主催をし、盛岡広域首長懇談会の共催により実施いたします。3月11日火曜日、午後2時40分から、トーサイクラシックホール岩手において「岩手県東日本大震災津波追悼式」ということです。
同日には、もりおか歴史文化館前広場で「祈りの灯火2025」、午後5時に灯篭の点灯式を行い、それぞれの想いを込めて、多くの皆様に作成いただいた約1万個の灯篭に火を灯します。盛岡市としましては、心からの哀悼の意を表するために、3月11日には、終日、本庁舎等における弔旗を掲揚いたします。震災で犠牲になられた皆様の御冥福をお祈りするために、午後2時46分から1分間、サイレンを吹鳴し、市民の皆様とともに黙とうをいたします。
記者:
今回新たに行う追悼行事というものは特になく、昨年度同様ということになるでしょうか。
総務部長:
昨年同様に、祈りの灯とかを行うので、例年と同じような内容となっております。
記者:
来月で震災から14年ということで、盛岡市内にもですね、1000人近く、沿岸中心に避難されている方いらっしゃると思うんですけれども、改めて市としてですね、暮らしの困り事があるということで、アンケートで出たりもしました。国の交付金が縮小する中で、どのように支援を進めていくかというのを市長からコメントをいただきたいなと思っています。
市長:
時間は14年ということで、国の措置もというお話がありましたが、その中でもですね、盛岡で今暮らされてる、被災をされた方々がまだいらっしゃいますので、その中で悩みごとというのも変わってきてるだろうと、あと変わってきているというアンケートの結果も出てきています。生活、目の前のですね、物価高騰も含めてですね、いろいろな生活の困りごとも出てきているという話も聞いておりますので、寄り添ってといいますか、個別にですね、寄り添って、対応をしていきたいというふうに思います。時間が経って、私たち自身もですね風化することのないように、皆さんは本当にまだまだ苦しまれているという認識を持っております。
記者:
国の交付金が縮小する中で、どのように支援を続けていくのかというのも課題になってくると思うんですけれども、どのようにお考えですか。
市長:
そういう意味では、同じように経済的な支援の部分は、少し考えなければならないところももしかしたら出てくるかもしれませんが、丁寧にですね、一人一人に寄り添ってですね、対応していくということを忘れずにやっていきたいというふうに思っています。
2 自治体経営改善事務局の設置について
市長:
自治体経営の改善に係る総合調整を行う組織として、令和7年4月1日に自治体経営改善事務局を設置いたします。設置の目的は、盛岡市総合計画基本構想に掲げる「共に目指す将来像」の実現を目指して、急激な人口減少が進む中で、全庁挙げて、全庁一丸となって人口対策に取り組んでいくと、社会情勢の変化に柔軟に対応する簡素で効率的な組織体制、安定的な財政基盤を確立する必要があるというふうに考えています。これらの自治体経営の改善に係る総合調整を行う組織として、当面、自治体経営改善事務局を設置しようというものです。組織体制ですけれども、事務局長として次長級の専任職員、主幹として課長級の専任職員を1名、事務局員として専任職員1名のほか、職員数名を兼務職員として配置いたします。所掌事項については、自治体経営改善に係る総合調整に関することとし、具体的には、事務事業評価・見直し、事務事業事前評価及び組織職員定数見直しなどの自治体経営改善に係る取組を有機的に連携させ、予算編成に向けた庁内の合意形成の総合的な調整、進捗管理を行うということにしております。
記者:
位置づけというのは、例えば部に相当するとか、そういった部分というのはどういった位置付けになる組織になるでしょうか。
総務部長:
部ではなく、次長がトップになりますので、特定の行政課題について検討する組織として事務局、トップは次長ということになります。市長公室の中に事務局を設置いたします。
記者:
専任と兼務の職員いると思うのですが、それぞれ何人ぐらいになるのかというのを、もし、数人という想定もあると思うので、何人規模になるのか。
総務部長:
専任職員については先ほどお話したとおり、事務局長と、あと主幹、あとは事務局員、それぞれ1名になりますが、兼務職員については、参事として市長公室、総務部、財政部のそれぞれの次長、あとは主幹として企画調整課、職員課、財政課のそれぞれの課長、課員については、数名程度、兼務ということで検討しているところです。具体的には今検討を進めているところでございます。
記者:
設置期間の「当分の間」というのはどのぐらいを想定しているんでしょうか。
総務部長:
やはり、複数年かけて取り組まなければならない事項等もあると思いますので、3年から5年ということではないかと今のところ想定しておりますが、事務局を立ち上げてから具体的な検討に入ってまいりたいと思っております。
記者:
新しい部署を置いて、総合計画の目指す将来像、「共に目指す将来像」を目指していくわけですが、市長の想いというのを最後聞かせてください。
市長:
具体的に進めていくのにですね、次長級等、専任の職員を置いて、具体的に力強く進めていくということの表れと、メッセージにもなると。庁内に対しても市民の皆さんに対しても、そういうメッセージも込めているものです。
記者:
そもそもこういった事務局を設置しようと思われたその、庁内の課題感といいますか、どういった背景があったんでしょうか。
市長:
総合計画、実施計画でも触れて、それを目指していますけれども、急激な人口減少、今まで想定していた想像以上の人口減少、そういう問題がある中で、市役所の予算・事業についても、やはり、ゼロベースできちんと一つ一つ考えていかなきゃないだろうという中で、市役所としては、実際に職員を配置して組織をつくるというのはなかなか大変な話なんですけれども、厳しい中ですけれども、実際に職員を配置して進めていこうという想いです。
記者:
所掌事項の中で事務事業評価にも触れておられますけれども、これはエビデンスを重視したようなエビデンス重視のEBPMで事務事業評価を取り組んでいくというような話もあったりすると思うんですけれども、そういったエビデンス重視の取組を推進するという意味合いもあったりするんでしょうか。
市長公室長:
特段ですね、エビデンスに固執するわけではないんですが、これまで行っている事務事業の方をですね、見直しを図っていくという観点で、その中ではエビデンスの方も関連しながらといいますか、考えながら進めていくというような形になると思います。
記者:
これは見直しの作業をするというか、要は調整の事務局なんですよね。事業についての見直しをするとか、評価をするとかいう、検討組織というよりは、その問題を洗い出して、それを例えば検討会みたいなものに上げて話し合ってもらうとか、要は決定機関ではないんですよね。
総務部長:
おっしゃるとおりでして、例えば事務事業の評価だとか、そういったものについては市長公室で行っています。所掌事務に書いているような、例えば組織定数見直しというのについては総務部で行っておりますし、財政的な面については財政部で行っているところです。そういったところを総合調整をし、これまでも情報交換、各部連携をして情報交換等をしていたところですけれども、より有機的に連携をさせて、その中でこの自治体経営改善事務局については総合調整をするということ、また、全体的には全庁合意のもとに、こういった自治体経営の改善というのは進めてまいりたいと。組織としては既存にある、総合計画については「総合計画委員会」、全庁の合意のもとに進めるため、そこで図って自治体経営の改善を進めていくというような形で考えておりました。
記者:
事務局というのはさっき3年から5年ぐらいということなんですけど、将来的には新たな部署をつくるということになるのか、そのまま事務局という位置づけで、期間をその期間、設置するということになるのか教えてください。
総務部長:
事務局については、先ほどお話があったように、特定の行政課題を集中的に検討するという臨時的な組織に当たるものです。そういったことから、3年から5年というところのスパンは、ちょっと今想定される中でそういったことではないかと考えているところですけれども、今後どういった組織になっていくのかというのは、進み方次第で検討していかなければならないと思っておりますので、現在のところは、どういった組織というところは、ちょっとお話しできる段階ではないと考えております。
記者:
市民の方へのメリットというか、どういうところが良くなるというのをもうちょっと改めて伺いたいなと思うんですけれども、いかがでしょう。
総務部長:
内部事務のところをどうやって事業、総合計画に進める各事業、今、先ほど市長がお話しましたとおり、人口減少が進む中でさまざまな課題があるわけなんですけれども、それを総合計画の各事業を円滑に進めるためにどういったことができるのかということと、そういったものをさまざまな側面、取り組む所掌事項のところで記載をしておりますけれども、さまざまなものを取り組みまして、取り組んでいくということでございますので、市民に直接的ではなく内部の事業を進めるための組織と考えております。
市長:
これは、市役所の中の組織の話ではあるんですが、最終的に目指すのは市民サービスのもちろん向上です。厳しい財政の中ですね、何でも市民の皆さんの求め全部やりたいわけですけれども、なかなか難しくなってきている中で、今まで市役所が取り組んでいることの中でですね、本当に市民の皆さんのサービスの向上につながるように、選択と集中という言い方あれですけれども、市民の皆さんが本当に望むサービスに近づけるようにという最終的な目標ですね、そういうふうに思っております。
3 高校授業料無償化について
記者:
高校授業料無償化についてですが、自民、公明、維新で合意ということで、4月から11万8800円を上限に所得制限撤廃ということで、公立高校の無償化というのが進んでいくというところについて、市長のご所感と、あとは盛岡市立高校等もありますが、こういったところの今後の影響、私立高校が今後、志望が増えていって、市立高校のほうの志望の部分にも影響が出るんじゃないかというところもあると思うんですが、その辺のご所感を聞かせてください。
市長:
各家庭、各子どもさんのですね、経済的な要因によって、教育の機会が狭められることなく、すべての子どもに保障されていくという面から、という面は意義のあることだと感じています。一方で、高所得者の優遇につながりかねないんじゃないか、そういう指摘もありますね。課題もあるようですので、それらを整理した上で実施をされていくことを期待しています。市立高校にとっては、今話ししました前の面が大きいので、全ての家庭、子どもさん方に、教育の機会をより広くという意味ではありがたいことだと思います。
記者:
私立高校との差別化というか、そういうところも考えていかないといけないのかなというふうに思ってですか。
市長:
「しりつ」というのは「私立」の方ですね。盛岡は市立高校もあります。その中で、今おっしゃったように、そのいろんな側面が話し合われていますね。私立の高校はこうなるんじゃないか、特に首都圏の高校はこうなるんじゃないか、地方の公立の高校はこうなるんじゃないか、そんないろんな話がありますけれども、そこら辺は念頭に置きながら、盛岡市立高校については、より魅力のある学校にしていくことがまずは必要なんだろうと思っております。
4 市長公約について
記者:
市長の公約について伺いたいんですけれども、昨年7月の市長への手紙の中で、市長の成果について分かりやすい形で盛岡市のホームページに掲載してほしいという内容があって、その回答として、市長公室の回答ですけれども、就任1年をめどに公約の進捗状況を取りまとめ、その結果を市民の皆様に広くお知らせするため、ホームページで公表する予定とありますが、これって既にホームページで掲載されているものなんでしょう。
市長:
ホームページにはまだ掲載をされておりません。
記者:
就任1年から半年経っていると思うんですけれども、遅れている理由といいますか、どういった背景がありますでしょうか。
市長:
まず私の公約という部分でちょっとお話をしますと、いろいろ市民の皆さんと私もお約束を1年5か月前にお約束をしました。その中で、事業の実施に向けて必要となる手法、課題などの整理検討を進めて、関係者、関係機関との今調整を図って、そして優先度を適切に判断しながら進めていこうというふうに思っております。その中で、やはりその1年5カ月前、私も五十、それまでに四十何年生きてまいりまして、盛岡に対する夢、盛岡をこうした方がいいんじゃないかとずっと思ってきました。その中で、より優しく、より強い盛岡をつくっていこう、それが夢だと、お話をしてきましたけれども、実現のために一つ一つの手段、方法については、今私がずっと考えてきたことと想いと、そのこととですね、市民の皆さん、市役所の職員、そして事業者の皆さんと一つ一つ、今いろんな意見を聞いたりしながら、実際の手法、事業について考えているところです。そういう意味で、できるだけですね、それを早い感じでお示ししたいというふうには思っておりますけれども、公表の時期、方法等についてはですね、もう少し今後判断をしてまいりたいというふうに思っております。
記者:
ここに書かれてある就任1年を目途にというところが重要かと思うんですけれども、そこが遅れている理由をもう少しシンプルに教えてほしいです。
市長:
今年はですね、総合計画をつくってきた一年です。職員のみんなと、職員と一緒に盛岡のあるべき方向性や、考え話し合いながら、総合計画をつくってきた1年でした。その中で、やはり今感じているのは、決して私の公約を実現するために、市政をやってるわけではなくて、私の思い、考え、盛岡の夢については、今、一生懸命職員とも話し合いながらですね、今年1年間総合計画をつくってまいりました。そういう、そこに集中してきた1年でありました。そういう意味で、そのことでですね、そのことというか言い訳ではないんですが、そこも含めてですね、1年ということを目途とするというふうにお話をいずれしたかと思いますけれども、今、そこら辺も含めて、皆さんにお示しする時期、内容についてはもう少し時間をいただければと思っております。
記者:
今後のスケジュールといいますか、具体的に協議会形式で発表する予定なのかというところと、あといつまでをめどにおくのかというところを教えてください。
市長:
公約につきましては、よりやさしく、より強い、よりやさしく、より強い盛岡を創っていきたいんだ、創っていこうと、そういう夢を庁内でも話してまいりました。令和7年度の予算につきましても、少し細かい話になりますが、新規の市の方向性と公約の、公約だからということだけではないんですね。盛岡市の進むべき方向にもあわせて、いろいろとたくさんの新規の事業と各種の事業があります。そのことについて周知をしてまいりました。方式と内容と時期については、もう少し時間をいただければと思います。
記者:
今のご回答だと、遅れているという認識は市長にはないということでよろしいですか。就任1年というところから考えると、遅れているという認識はないということでよろしいですか。
市長:
なるべく早くというふうには思っております。タイミングを考えてというふうに思っております。
記者:
先日の予算の発表会見のとき市長公室長は、市長公約の事業には全て着手しているという話がありました。市長もその認識でよろしいでしょうか。
市長:
全て着手しているというのは、全て庁内でも、全てにおいて方法、手段等について話し合いをしているという意味で、全て着手していると認識しています。
記者:
例えば、盛岡市式給付型奨学金だったり、高齢者の100円バスというのは、そういった具体的な事業があったと思うんですが、その辺りというのは、形はまだ見えてきていないと思うんですが、その辺の検討状況というのを伺います。
市長:
先ほども少しお話ししましたが、今具体的な話もあったことも含めて、私が考えて、市役所に来る前に考えてきたこと、こんなふうな盛岡をつくっていきたい、盛岡もこんなふうになっていけばいいんじゃないかと、夢をたくさん持ってきて、市民の皆さんとたくさんの約束をしてきました。その中で一つ一つ、今具体的に進み始めていることもあります。今、まだ表に出てないこともあります。今、職員の知恵と今までの経験を生かして、話し合いをしながら、私が理念と方向性、優しく強い盛岡をつくって、例えばおじいちゃん、おばあちゃん、先輩世代に優しく、現役世代にも優しく、子育てにも優しく、子どもたちにも優しく、例えば、その一つ一つの事業等については、本当にその形が一番理念を、夢を実現するためにいいのかどうかということについても、今話し合いを一つ一つの事業について話し合いをしているというところです。ですから、もしかしたら私がはっきりと言葉に書いたものもですね、衆知を集めた結果、見え方、事業の見え方等は変わってくるものももしかしたらあるかもしれないと思っています。ただ、そのことについては、私も少なくとも任期の中でですね、どういうふうな考えをして、こういうふうな事業をしていくんだ、こういうふうになったんだということは、説明を任期の中では必ずしていきたいと思っています。あとは、時間のかかること、すぐにできる手を付けられることいろいろあります。そこについても、任期内では必ず市民の皆さんとの約束についてはお話をしたいと思っています。
記者:
ロードマップというか、公約の工程表というか、それを今後、公表の時期、方法はこれから検討、判断したいという話があったんですけれども、これが今できていないという状況はそのとおりだと思うんですけれども、これから判断する材料、何を判断の材料にしていくのかというのを伺いたいと思います。
市長:
できるだけ誠意をもってお話をしていきたいという気持ちを持っています。そのタイミングですね。さっきも言いましたけれど、ちょっと今年は、総合会議に集中してきまして、総合会議と何回も言うようですが、盛岡の私の公約を実現するために総合計画を立てたわけではありません。ただ職員と話している中で、私の考えや想いを一緒に話をして、総合計画を作ってまいりました。公約というところに焦点を合わせて、もう少し考えさせてください。
5 市街地でのクマについて
記者:
先週21日に、市街地でのクマの猟銃が可能になるという改正案が閣議決定されましたが、市長の所感と、あとは国が基準を示してからということにはなると思うんですが、市としてどう進めていくか、体制づくりなど、どう進めていくか、決まっていることがあれば教えてください。
市長:
クマも含めて、市民の皆さんに不安を感じるようなことは解消していかなきゃない中で、市内でそれが可能になっていくということは、少し国の方針を見ながら考えて、具体的なことを考えていきたいと思います。
総務部長:
農林部が担当ですけれども、危機管理の面からいうと市内でもやはり複数クマの目撃情報というのが、私ども危機管理の担当部局、総務部のほうにも寄せられておりますので、今後、国の今お話があったとおり、国の方針が示されてから具体的なことについては、この担当部局において検討するということになろうかと思います。
記者:
今後、盛岡の猟友会とより連携を深めたりということも視野に入れてという感じでよろしいでしょうか。
市長:
そうですね。
6 まちづくりのルール化について
記者:
2月10日の全協で説明されたまちづくり、ルール化の景観のあれなんですけど、市長の所感というか、今後についての思いをもう一度改めて聞かせていただけないでしょうか。
市長:
まちづくりのルール化、あとデザイン戦略についても関連があることになるんですけれど、率直な所感はとしましては、私も一緒にやったわけではありますけれども、市役所の中の都市整備部が担当をして、庁内で話し合ってきました。これは、私の所感としては、よく頑張ってスピード感を持ってここまで来ていると感じています。なかなか通常であれば、このまちづくりのルール化の条例や、市民の皆さんと一緒にまちづくりをして、デザイン戦略、これはなかなか全国でも先進的なことだと思うんですが、よくこの、民間の感覚では短いと言えないかもしれませんが、私にとってはよくスピード感を持って、目標も今年の3月として、今年の夏、秋と、スピード感を持って、よく市民の皆さんと打ち合わせを重ねてやってきてくれたなと、というふうに率直に思っています。市民の皆さんも期待されているので、できるだけスピード感を持ってやってきたんですが、それでもできるだけ早くということは思っております。そしてもう一つですね、市民の皆さんにもわかりやすく、説明ももっとしていかなきゃないんだろうなというふうに思います。
記者:
割と盛岡大人しいというか、非常に人のいい人たちで、多分、首都圏であれば開発がものすごい勢いで進んで、経済優先で、もう駅前にはもうマンションが立ち並んでみたいな状況がごくごく普通に起きている。盛岡も多分時間差で今それが来ているんだと思うんですけれども、経済との兼ね合いというかですね、市民、多分僕なんかこのままの方がいいと思うんですけれども、それでも投資をしてお金をここに落としたいという、そこの人たちの兼ね合いみたいなものへの思いというのは。
市長:
難しいところだと思っています。ただ、市から言うと、経済的な側面で中心市街地が盛り上がっていくということももちろん大事、ただ、盛岡の良さを残していく、古いものに新しい価値を見出していく、そういう側面も大事な中でですね、やはり一つの方針、難しいところで答えを出していかなきゃないわけですけれども、その中でやはり一つの方針というのは出していかなきゃないんだろうと思っています。それはやはり、全体的に言うと、古いものを守りながら、古いものに新しい価値を見出しながらも、やはり中心部は人口密度を上げていく大きな方向であると、そういうことなんだろうと思います。その中で、人口密度を上げるといったときでも、例えば集合住宅を例えば作るときに、一階は市民の集う場や専門店のような形にするとかですね、そこは難しいけれども両立していかなきゃないと思っています。やはり中心市街地がしっかりしないことには、住宅街、周辺部、農業地域、そこのですね、まちとしてしっかり市内中心部がしっかりしていくということが大事だと思う、そこは何とか解を見つけて、市民の皆さんが納得、そして市民の皆さんも共に、つくっていったと感じられるような形でやっていかなきゃないというふうに、難しい方程式ではあると思います。
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