市長定例記者会見(令和7年4月28日)
広報ID1051891 更新日 令和7年5月8日 印刷
- 1 ゴールデンウィークのイベントについて
- 2 カナダ・ビクトリア市姉妹都市提携40周年記念事業「ビクトリア市訪問」について
- 3 令和7年度盛岡市消防演習について
- 4 ふるさと納税について
- 5 宿泊税について
- 6 盛岡芸妓について
- 7 盛岡駅西口開発について
1 ゴールデンウィークのイベントについて
市長:
大型連休を迎え、盛岡市内でも楽しいイベントがたくさん開催予定ですので最初に皆さんに御案内をしたいと思います。
初めに、8月の本祭り以外でも盛岡さんさ踊りを楽しむことができるイベント「盛岡街なかさんさ踊り」がスタートしております。明日4月29日は、もりおか歴史文化館前広場で、5月3日、5月5日は、プラザおでってにおいて、伝統さんさ踊り団体が演舞を披露いたしますので、みなさんどうぞよろしくお願いいたします。
5月3日には、「2025年度岩手競馬の盛岡開催」が開幕をいたします。当日は、オーロパーク盛岡競馬場が入場無料、先着1,000名への来場者プレゼント、「鏡開き」、「こいのぼり上げ」など、様々なイベントが開催されますので楽しんでいただけると思っております。
お子様連れにお勧めのイベントとしましては、遺跡の学び館で、4月29日から5月6日まで、「お守りネックレス」「古代風ストラップ」作りなどが体験できます「古代体験ひろば」を開催いたします。スタッフがサポートいたしますので、初めての方、子どもでも大丈夫ですので、どうぞよろしくお願いいたします。子ども科学館では、5月3日から5日まで、サイエンスショーなどのイベント、大人気アニメの「名探偵コナン」のプラネタリウムの番組の上映も行います。
ぜひ皆さん、思いっきり楽しんでいただくとともに、盛岡の街の賑わいを皆さんで一層賑わいをおお願いしたいと思っております。
2 カナダ・ビクトリア市姉妹都市提携40周年記念事業「ビクトリア市訪問」について
市長:
令和7年5月に、盛岡市、カナダ・ビクトリア市の姉妹都市提携40周年を迎えます。長きにわたる交流をより深めるために、ビクトリア市アルト市長から御招待を受けました。5月19日に現地で開催されます「ビクトリアデーパレード」に合わせて訪問をしてまいります。訪問するのは、公式訪問団、盛岡ビクトリア友好協会等の関係団体で構成をいたします「盛岡市・ビクトリア市姉妹都市提携40周年記念事業実行委員会」の関係者11名でまいります。
日程は、5月17日(土曜日)から22日(木曜日)まで、主な行程としましては、ビクトリア市長への表敬訪問、ビクトリアデーパレードへの参加、姉妹都市提携40周年記念調印式への出席などを予定しております。
私が市長になりまして初めて、ビクトリア市に訪問してまいります。姉妹都市提携の縁となりました私たちの先人であります新渡戸稲造博士の功績と、両市民による長きにわたる交流に改めて敬意を払いますとともに、ビクトリア市長をはじめといたしますビクトリア市の皆さんと一緒に40年の歴史を感じるとともに喜びを分かち合い、次の50周年に向かって、一緒に歩んでいけるようにというふうに思っております。
3 令和7年度盛岡市消防演習について
市長:
消防団員の規律の保持、職責に対する自覚をかん養するとともに、日頃の消防訓練の成果を市民の皆さんに披露し、併せて防火防災意識の高揚を図ることを目的として、4月29日、午前8時30分から「令和7年度盛岡市消防演習」を第1会場は下小路中学校のグラウンド、第2会場は中の橋下流の中津川河川敷で開催いたします。
第1会場で式典及び各種訓練を行い、消防車両45台が第2会場に向けて部隊を移動して、消防団員約300名による分列行進を行います。移動後には、まとい振り、梯子乗りを披露するほか、消防ポンプ車による一斉放水等を行う予定としております。なお、第1会場では、無人航空機・ドローンや救助用のゴムボート、チェーンソー等を用いた実践的な「災害対応訓練」も行い、消防団の日頃の防災活動の成果を披露いたします。また、最近は、地震、大雨など全国的に自然災害が多発しております。甚大な被害が発生しておりますので、市民の皆さんと、この機会を通じて、さらに防災意識を高めていきたいと、そう思っております。
4 ふるさと納税について
記者:
全国的に米の値段が上がっており、同時にふるさと納税でお米を扱っている自治体も多いと思います。盛岡市もふるさと納税にお米を返礼品として扱っておりまして、人気の方はどうでしょう。急増してますでしょうか。
市長公室長:
令和6年度の実績で申し上げますと、概数になりますが約3900件で、1億5000万円程度の寄附を頂戴しているところです。といった意味でも盛岡市においては非常に貴重な、重要な返礼品になっていると認識しているところです。
市長:
先日ですね、出しているお米屋さんとお話ししたのですが、これから数字も実際上がってまして、急増しそうだということで、少しその量を心配しているというお話が、出しているお米屋さんの方からありました。
記者:
全国的には返礼品の量が足りないだとか、実際、返礼で返ってきたお米が予定の数量の半分になっていたとか、そういったトラブルもあるようなんですけれども、今後お米が足りないなんていうことはあり得るんでしょうか。
市長公室長:
確かに品薄になってきておりまして、市の方でも全ての返礼品としてですね、お返し、寄附をいただけているわけではなくて、売り切れというような表示になっているものもございます。そういった中で、トラブル的なものについては、今のところは特に聞いていないところです。
記者:
今後、お米を全国から返礼品を求めてくる方いらっしゃると思うのですけれども、そういった方々には具体的には、ここでストップとか、そういった表示の仕方をしていくんでしょうか。
市長公室長:
表示の仕方につきましては、例えば、ふるさと納税のサイトの方で、先ほど申したように売り切れというような形で表示になっておりますので、それ以上申し込みができない形になります。なので、令和7年度産の米になるかと思うんですけれども、確保でき次第、そういったところは再開していくという形になるかと思います。
記者:
全国的な問題になるのかもしれませんけれども、お米の量が足りないというところも一つの要因なのではないかと思うんですけれども、生産拡大について盛岡市としての考え方を教えていただけないでしょうか。
市長公室長:
生産拡大については担当は農林部の方になりますので、詳しいところはちょっとお話しできないところでありますけれども、いずれこういった米不足を背景に、市民の皆さんの不安も高まっているのかと思いますので、そういったところについては担当部の方とも協力しながら情報を収集しつつ、どういったことができるのかということについては、今後検討していくというような形になるかと思います。
記者:
今のに関連してなんですけど、市長の後ろにも美食王国(のロゴマークが)あります。お米もその項目の一つに入ってますね。市長の公約に農畜産物のブランド化があったかと思いますが、このせっかくの美食王国の仕組みなんですけども、その辺を使っていく、ちょっとふるさと納税と離れてですけども、農政に対してどんなお考えを今、お持ちでしょうか。
市長:
先日も農業者の、農業委員会の皆さんや農業者の皆さんと話合い、お話を聞く機会がありました。その農業の米のですね、今の話、米の生産をもう少し経営的に成り立っていくのであれば上げていきたいというご要望もありました。国の方も同席しておりましたので、これからそこら辺も含めてお話し合いをしていきましょうというお話をしました。あと、お米に関しては、盛岡のお米、岩手のお米はおいしいということで、特に強くちょっと今、ブランド化の作戦を考えているわけではございませんけれども、盛岡のお米、岩手のお米のおいしさというのは、全国の皆さんに発信をしていきたいと思っています。
5 宿泊税について
記者:
導入を目指している宿泊税についてなんですけども、先週、事業者向けの説明会もございまして、我々も事業者の方にお話を伺ったんですが、概ね導入について大きく反対という方はいらっしゃらなかったと思います。使い道を柔軟にしてくださいとか、ご意見もありましたけども、改めて市長として、宿泊税の導入について現時点でどういうふうにお考えがあって、どう検討に向けて進めていくかお聞かせください。
市長:
まずはこれから盛岡市が生き残っていくにあたって、観光と経済を強くしていく、そして観光というのはとても大切だと思っております。なかなか今、市の財政も厳しい中でですね、財源をどう組んでいくかという中で、事業者の皆さんとも今お話し合いをしながら宿泊税ということを考えております。それで今までですね、宿泊税の検討委員会で5回ほど検討してきましたけれども、先日、事業者の皆さんにお声がけをして、説明会、今のところの経緯、ご意見を伺う機会を設けました。私も、直接、市の考えを伝える、そして事業者の皆さんのお話を聞きたいと思い、参加をしました。概ねですね、市のほうも今丁寧に話を進めているということもあると思っておりますが、事業者の皆さんからは概ね理解をいただいているんだろうというふうな肌感覚でいます。私としては、スピード感を持って実現をして、そして盛岡の観光に還元をして、盛岡の観光をもっと盛り上がって、経済も盛り上がっていけるような形にしていきたいと強く思っております。
記者:
先日の事業者向けの説明会で、宿泊事業者の方と何かやりとりをして、いただいた意見があれば教えていただきたいです。
交流推進部長:
ご意見といたしましては、宿泊税の、実際に宿泊税がかかるもの、例えば事業者の方からはキャンピングカーとか、車中泊というのはこう実際かかるものでしょうかと、いうようなところで、ほかの自治体とも、今状況を確認しているんですけれども、実際に宿泊料として取る場合だと宿泊税がかかるし、単純に場所を貸すというような場合だとかからないというようなことも考えられますと、いうような話をさせていただきました。いろいろ宿泊税に関しましては、事務所の方も今の観光事業に関してはいろいろな財源とかですね、盛岡っていうのを発信するためにも、ぜひとも宿泊税を有効に使ってほしいということでのお話を受けております。
記者:
来年の10月の導入を目指しているということですけれども、隣の宮城県と仙台市は、今年の10月導入を目指していたところ、繁忙期、観光の行楽シーズンであるということから、1月にずらしたという経緯がございますけれども、盛岡の方でも繁忙期を避けるというようなお考えは今のところありますでしょうか。
市長:
スピード感を持ってと言いながらも、まだ時間がありますので、これから丁寧に話をして、私としてはできるだけ早く10月に導入を目指したいとは思っております。ただこれは、今の繁忙期の話もありましたし、準備の話等、事業者の皆さんと丁寧に話して、その時期については考えていきたいと思っています。
6 盛岡芸妓について
記者:
少し前の話になりますが、今月8日に、盛岡商工会議所の谷村会頭が盛岡芸妓の見習いの募集について、記者の方から年齢制限を設けた理由について問われた際に、お呼びすることは大体男性かもしれません、若い人がいいというのは、誰が考えてもそういうふうになるだろうと、いうような形で、岩手大学の副学長のジェンダー論専門の方から言わせてみると、性的搾取のような発言をしてしまうと非常に残念だというご指摘もありました。市長は後援会の顧問も務められているかと思いますけれども、まず谷村さんの発言について改めてどう受け止めていらっしゃるか、お聞かせいただけますでしょうか。
市長:
まず盛岡芸妓さんは、盛岡の歴史、文化を色濃く映す大切な伝統の一つだと思っています。それでまずは、その継承に力を尽くしてこられた多くの皆さん、関係者の皆さんに心から敬意を表したいと考えております。芸の道は長い時間経験を要するものなんだろうと思ってます。見習いの育成、そして支援の取り組みは、文化の未来を見据えた大切な活動だということをまずは思っております。その中でですね、今ご質問いただきました商工会議所会頭の発言につきましては、盛岡芸妓を支援していこうと、その趣旨については理解をしておりますが、一部発言についてはご本人からも、その後ほど適当でなかったというお話があったようです。私もその認識を共有しております。私自身は、応募資格の年齢要件につきましては、後継者育成の観点から、若い世代が早い段階から芸事を習得して、長く活躍できるということに、そのことを意図しているんだというふうに私自身は思っています。ただ、何より伝統文化を絶やすことなく、しっかりと未来へ受け継いでいくという情熱と意志を私たちは大切にしていかなきゃないんだと思っております。盛岡市としましては、今までも、そしてこれからも伝統文化の尊重、そして多様な人材の育成、これはどっちがということでなくて、どちらも両立していけるようなまちづくりをしていきたいと考えております。
7 盛岡駅西口開発について
記者:
盛岡駅の西口に、今後、IT、医療系企業の複合施設の整備に向けた調査が進められるというふうなことで、改めまして、この調査を始めるに当たって、この整備に向けたものだと思うんですけれども、その目的と、またこういった施設が整備されることによって、どういったことが市や県にもたらされるというふうにお考えかというのを、展望をお伺いできればと思います。
市長:
まずは、まだですね、具体的な形やどういうことをするかということが具体的に決まったわけではないですね。その中で、私いつも言っています、より優しく、より強くと、やさしいまちをつくっていきたい。ただし、今の盛岡が目指しているまちづくりを形にしていくには、やはり経済が大変大切だと思っています。特に地元の経済ですね、地元の中小企業、地元の個人事業者さん、明るく元気になっていかなきゃないと思ってます。その中で明るく元気な経済のために、幾つかこれからやっていきたい、やっていこうというものの一つがですね、西口の開発といいますか、になります。ただあれはですね、今のところ盛岡の土地だけではなくて、もう少し広い形でやった方が効果があるんじゃないかということで、今、話し合いのスタートラインに立ったところです。目的としては、盛岡の経済、何としてでも元気にしていかなきゃないということで話し合いをスタートしようと思っています。
商工労働部長:
目的の中で、より具体的に何を目指すかってことなんですが、これまでの盛岡の産業構造は第3次産業が主体ということで、8割以上ということになっています。ただ、それだと全国に比較してやはり産業構造弱いということがありますので、産業構造を強化していきたいという面で、よりですねIT企業とかヘルステック産業そういったもの今振興に努めておりますが、そこの呼び水にしたいようなオフィスビルを建設できればなというふうに考えているところでございました。そして一方で、地場企業、こちらの方も労働生産性が低いという部分がございますので、そのDXとかが促進されるような施設ができますと、その呼び水となって労働生産性の向上みたいなことが波及効果として期待できるのではないかということで、そういったものも盛り込みたい。あとはもう一つ、人材の育成確保という面でも、デジタル人材でありますとか、ビジネス人材、そういったものもより集まってくるのではないかという効果を期待したいということで、そういったものを目的としながら活用方法を考えていきたいというところでございます。ただ、市長が述べたようにまだ決まったことではございませんので、今後どのようなことが考えられるのか、そしてどのような目的が正しいのか、そしてさらには民間の方の活力を、民間の方の力を活用したいと考えておりますので、民間で採算ベースに乗るような事業とするにはどうしたらいいのかという部分を、今度の調査で明らかにしていきたいということで着手するということでございます。
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