栄養だより

広報ID1031410  更新日 令和6年6月5日 印刷 

健康増進課では、栄養に関する情報を「栄養だより」を偶数月に発行しています。普段の食生活で気を付けてほしいポイントや、その時期にあった栄養情報をお届けします。ぜひご活用ください。

フレイル予防で元気で長生き【令和6年6・7月号vol.47】

フレイルとは加齢に伴い、心身の機能が低下して、放っておくと要介護になりやすい状態のことをいいます。自分の生活習慣を見直すことで予防できます!できるとことから始めてみましょう! 

フレイル予防の重要な4つのポイント

(1)食生活まんべんなく食べて、低栄養を防ごう!

食品をまんべんなく食べることで、栄養バランスが整いやすく、低栄養を防ぐことができます。簡単にすると低栄養の傾向に。(例)ざるそばだけ・パンと牛乳だけ・ご飯と漬物だけなど

【主食、主菜、副菜をそろえる】

「主食」ご飯、パン、麺類、芋類など、炭水化物が多く脳や体のエネルギー源になるもの。

毎食1品

「主菜」肉、魚、卵、大豆、大豆製品のおかずでたんぱく質が多く、筋肉や血液のもと。

毎食1~2皿

「副菜」野菜、海藻、きのこ、こんにゃくのおかず。

毎食1~2皿

「汁物」具だくさんにすると汁が減って減塩に!野菜や海藻、きのこ、こんにゃくを入れて第2の副菜!

だしをきかせて薄味がポイント

【プラスの食品】

「牛乳・乳製品」牛乳なら200ml、ヨーグルトなら180g

「果物200g」りんごなら中1個、バナナなら中2本

●まんべんなく食べるための10品目の合言葉は、『さあにぎやかにいただく』
  • 『さ』魚介類
  • 『あ』油脂類
  • 『に』肉類
  • 『ぎ』牛乳
  • 『や』野菜類
  • 『か』海藻類
  •  に
  • 『い』いも類
  • 『た』たまご
  • 『だ』大豆製品
  • 『く』果物
●低栄養予防には特にたんぱく質をしっかり食べよう!

65歳以上の高齢者のたんぱく質の推奨量は、男性60g/日、女性50g/日とされています。なお、体格や活動量などの違いによって個人差があります。

65歳以上の男性の例(たんぱく60g分)
食品名 生鮭(60g) 鶏むね肉皮無し(70g) 鶏卵Mサイズ(1個50g) 納豆1パック(40g) 牛乳(200ml) ご飯3杯(1杯150g×3=450g)
たんぱく質の量 13.4g 16.3g 6.1g 6.6g 6.6g

3.8g×3食=11.4g

※日本人の食事摂取基準(2020年度版)

※たんぱく質が不足すると、筋肉量や骨量の減少や貧血のなるなど、低栄養になり、免疫力の低下にもつながります。

(2)口腔ケア オーラルフレイルを予防しよう!【歯磨きだけじゃない!自分でできる予防法】

オーラルフレイルとは、食べ物を嚙む力や飲み込む力が衰えたり、むせることが多くなったりと、口腔機能が衰えた状態を呼びます。お口の中を健康に保ち、噛む力や飲み込む力を維持することで、全身の健康維持にもつながります。

  • ほっぺを膨らましてぶくぶくうがい
  • お口の体操を習慣に(パ・タ・カ・ラと大きく口を開けて言ってみよう)

(3)運動で体力と筋力をキープ!【プラス10分運動】

身体活動は、筋肉の維持や発達だけでなく、食欲やこころの健康にも影響します。健康寿命を延ばすためにも、ウォーキングや体操など、自分でできる運動を見つけて、今より10分プラスしてみましょう!

(4)社会参加 人とのコミュニケーションで元気に!【人と楽しむ】

趣味やボランティア、就労など社会参加で、楽しみも増え、心の健康にもつながります。家の中に閉じこもらず、積極的に外へ出て、社会参加をしていきましょう!

 

添付ファイル

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイトからダウンロード(無料)してください。

よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?




このページに関するお問い合わせ

保健所 健康増進課 地域健康づくり担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8306 ファクス番号:019-654-5665
保健所 健康増進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。