認知症みまもりねっと

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広報ID1006417  更新日 令和5年11月24日 印刷 

 このページでは、認知症の基本的な知識や相談窓口、もの忘れ検診など、認知症に関する様々な情報を掲載しています。

認知症を知ろう

認知症とは?

 認知症は、誰にでも起こる可能性のある『脳』の病気です。いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが 悪くなったためにさまざまな障害が起こります。「もの忘れが激しい」「言葉が出てこない」「段取りが悪い」などいくつかの症状があらわれ、社会生活や職業生活をするうえで支障が出ている状態が、おおよそ6か月以上継続している場合をいいます。

認知症の症状は

 認知症の症状は、脳の細胞が壊れることで起こる「中核症状」と、本人の性格や環境、人間関係など、さまざまな要因が絡み合って起こる「行動・心理症状」があります。

  • 中核症状:全ての認知症の人に現れる症状です。
    • 記憶障害…老化によるもの忘れと違い、体験の全体を忘れる。
    • 見当識障害…時間や季節感の感覚が薄れる。近所で迷子になる。
    • 理解・判断力の低下…考えるスピードが遅くなる。
    • 実行機能障害…計画を立てて実行することができない。
  • 行動・心理症状:本人の性格や環境によって起こる症状です。認知症の人全員に出るとは限りません。周りの対応や適切な治療で緩和・予防が可能です。
    • 妄想・幻覚・徘徊・人格変化・暴力行為・異食・過食・うつ・睡眠障害 など…
  • 認知症予備軍~MCI(軽度認知障害)~について
    MCI(軽度認知障害)とは、健康な状態と認知症の中間で、記憶力や注意力などの認知機能に低下がみられるものの、日常生活に支障をきたすほどではない状態を指します。MCIと診断された方のうち約1割が1年で認知症に移行(5年で半分が移行)するというデータがある一方、MCIの段階で生活習慣(食事や運動)に気を付けたり、社会活動を行うことで、認知症への移行を防いだり、移行を遅らせることが期待できます。

(注)気になることがあったら、早めに身近な相談窓口、またはかかりつけ医に相談しましょう!

どこに相談すればいいの?

認知症相談例(挿絵)

  • 地域包括支援センター・介護支援センター

 地域包括支援センターや介護支援センターは、市が設置している高齢者の身近な相談窓口です。介護保険の相談や在宅生活の悩み事など、様々な相談をお受けします。

  • かかりつけ医・もの忘れ相談医

 日頃から受診しているかかりつけ医は、本人や家族の普段の状況をよく知る医療の身近な相談窓口です。また、盛岡市医師会では、認知症に関する研修を修了した医師が「もの忘れ相談医」として相談に応じています。

 もの忘れ相談医の一覧はこちら↓

  • 岩手県基幹型認知症疾患医療センター(岩手医科大学附属病院)

 認知症やもの忘れの専門外来です。かかりつけ医と連携し、診断と治療を行います。

  • 認知症初期集中支援チーム

 医師や保健師、看護師などの専門職からなるチームで、長寿社会課内に設置しています。認知症の方やその疑いのある方、ご家族のところに訪問し、必要な医療や介護サービスに結びつけるなどの初期の支援を集中的に行います。

認知症の初期症状をチェックしてみましょう

 このテストは認知症のごく初期、認知症の始まり、あるいは認知症に進展する可能性のある状態を、高齢者(60歳以上)自身が、あるいは配偶者または同居者などが簡単に予測できるように考案されたものです。

 次のような症状がないか、チェックしてみましょう。

認知症の早期発見・早期対応のため「もの忘れ検診」を受診しましょう。

 認知症になっても、早期に発見して適切な医療や介護に結び付いたり、周りの人が適切な対応をすることで、病状の進行を緩やかにすることができます。市では、認知症の早期発見・早期治療を目的にもの忘れ検診を実施しています。もの忘れが気になる方も、そうでない方も、年に1回受診しましょう。

令和5年度もの忘れ検診チラシ

詳しくはこちら↓

認知症は予防できるの?

 はっきりとした予防方法はまだありませんが、次のようなことは予防につながるといわれています。

  • 生活習慣病の予防…糖尿病・高血圧症・脂質異常症などは認知症になるリスクを上げるといわれています。早期受診し、きちんとコントロールしていくことが大切です。
  • 運動をしましょう…ウォーキングや体操などの有酸素運動をしましょう。
  • 食生活に気をつけて…塩分を控えて、バランスの良い食事を心がけましょう
  • 脳を活発に動かしましょう…ニュースや新聞、情報に関心を持ちましょう。
  • 外に出ましょう…自宅に閉じこもらずに、買い物に出かけたり、友達に会いに行ったり、地域の活動に参加しましょう。

認知症に関するその他の相談窓口

 上記の他にも、認知症に関する様々な相談窓口があります。

 相談受付日時などは団体により異なる為、各団体のホームページでご確認ください。

盛岡広域シルバーケアSOSネットワークシステムについて

 盛岡市は、認知症高齢者等の家族などからの申し出に応じて、当該認知症高齢者等の所在不明時における保護・捜索を行う、盛岡広域シルバーケアSOSネットワークシステムに参加しています。

 盛岡広域シルバーケアSOSネットワークシステムは、1997年9月に設置されたものですが、その後の市町村合併を踏まえ、捜索協力先の見直し等を行い、平成27年4月から盛岡広域8市町による取組みに改めたものです。

構成組織

 警察署(盛岡東警察署、盛岡西警察署、紫波警察署、岩手警察署)、行政機関(盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町)、各地域包括支援センター、高齢者福祉団体・施設、盛岡地区広域消防組合中央消防署指令室、各消防署等

利用の流れ 

  1. 住所、氏名、生年月日、体格等が記載された顔写真付きの登録依頼書と情報発信確認書を、各警察署もしくは、各市町の高齢者福祉担当または地域包括支援センターに提出します。(登録依頼書は、警察署へ送付されます。)

  2. 家族は、登録者の行方が分からなくなったときは、警察署に連絡します。

  3. 警察署は、関係団体に通報し、捜索協力を依頼します。

履物用ステッカーについて

 盛岡広域シルバーケアSOSネットワークシステムの登録者のうち希望する方に、履物用ステッカーを交付します。

 履物用ステッカーには、登録番号が記載されています。認知症高齢者が普段履く靴等に履物用ステッカーを貼っていただくことで、徘徊し保護された場合でも、ステッカーの登録番号から身元が分かるものです。

 また、ステッカーは、反射材でできている為、交通事故防止にも役立つものです。

盛岡市もの忘れあんしん相談ガイド(認知症ケアパス)

盛岡市もの忘れあんしん相談ガイド(表紙)
盛岡市もの忘れ安心相談ガイド(表紙)

 もの忘れに関する簡単チェックや、認知症になるとどんな症状が出るのか、接する時のポイント、段階に合わせた支援の道筋などが確認できるガイドブックを作成しています。

 このガイドブックは、市役所長寿社会課(本館5階)・各地域包括支援センター・介護支援センター等で配布しております。

 ホームページ上でもダウンロードできますので、是非御活用下さい。

詳しくはこちら↓

認知症の人、家族、地域の人の集いの場

 認知症の人やその家族、地域の人や専門家と相談できる場所として、認知症カフェがあります。

 認知症でお悩みの方や御家族はもちろん、認知症について興味・関心のある方、地域の力になりたい方など、どなたでもご参加いただけます。

詳しくはこちら↓

認知症サポーター養成講座

認サポカード
サポーターカード

 認知症サポーター養成講座は、認知症に関する正しい知識を学ぶことで、認知症に対する不安や偏見の解消・対応力の向上を図る講座です。

 講座の受講者は認知症サポーターと呼ばれ、地域や学校・企業など多くの場所で活躍しています。

 認知症になっても、理解してくれる人がいれば、出来る事は沢山あります。

 令和7(2025)年には65歳以上の5人に1人が認知症になる可能性があると言われている今、自分たちの為にも是非、認知症サポーター養成講座を受けてみませんか?

詳しくはこちら↓

認知症地域支援推進員をご存知ですか

認知症になっても暮らしやすい地域づくりに向けて活動しています

認知症地域支援推進員チラシ

認知症地域支援推進員は、認知症になっても安心して住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができるよう、地域のネットワークづくりや連携支援体制づくり、認知症対応力の向上など地域づくりへの取り組みを進めている推進役です。

地域のために活動をしたい・協力しても良いとお考えの方は、是非チラシ裏面の連絡先にご連絡ください。※個人・団体は問いません

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 長寿社会課
〒020-8530 盛岡市内丸12-2 盛岡市役所本館5階
電話番号:019-603-8003 ファクス番号:019-653-2839
保健福祉部 長寿社会課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。