温水洗浄便座の経年劣化、故障放置による事故に注意!(令和6年8月更新)

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広報ID1048702  更新日 令和6年9月12日 印刷 

 夏は冷たい便座が気持ちいいですよね!でもその冷たい便座、実は故障かもしれません。長年の使用で便座の暖房ヒーターが断線している可能性があります。

 電気製品には寿命があります。快適に使い続けるためには、温水洗浄便座は電気製品であることを認識し、長年使用した製品に故障や異常がないか日々の確認で“気付く”ことが重要です。故障や異常を放置すると最悪火災事故につながることもあります。

 温水洗浄便座は、1967年に国産製品として初めて市場投入されて以来、日本人の清潔志向を背景に普及が進みました。2016年には普及率80%を超え、水洗化されているほぼ全ての家庭に設置されるほど定着しています。一方、普及に伴い、製造から長年使用され続けている温水洗浄便座が増加し、近年は経年劣化による事故や、故障を放置して使用し続けたことによる事故が目立ちます。

 独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]は、温水洗浄便座の事故について注意喚起します。

経年劣化による漏水で発火し、焼損した温水洗浄便座(再現実験)

 NITEに通知された製品事故情報(※1)において、温水洗浄便座の事故は2014年から2023年の10年間に合計69件ありました。中でも製造から10年以上経過した製品による事故が約8割を占め、内部部品の経年劣化や、異常・故障を放置して使い続けたことで製品が発火した事故が多く発生しています。

 温水洗浄便座は、電気製品です。異常や故障が生じていないか、チェックポイントで定期的な点検を行い、異常や故障に気付いたら放置せず、直ちに止水栓を閉め電源プラグを抜いて、使用を中止することが重要です。

温水洗浄便座の気を付けるポイント

  • 定期的に点検を行い、異常や故障に気付いたら放置せず、直ちに使用を中止する。
  • お手入れの際は正しい洗剤の使い方を確認する。
  • 使用している製品がリコール対象ではないか確認する。

 

(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。

引用元:独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]

 

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