みんなで考えよう 高齢者の事故 溝・隙間・点火に注意!(令和6年9月更新)
広報ID1049397 更新日 令和6年9月12日 印刷
独立行政法人製品評価技術基盤機構構[NITE(ナイト)]は、高齢者の事故を防ぐために事故が発生しやすい状況を3例紹介し、注意を呼びかけます。
今回ご紹介するのは
- 電動車いすで「側溝のある歩道を走行する」「線路の溝や砂利部(バラスト)がある踏切を走行する」など“溝”がある状況(脱輪事故)。
- 「ベッドとフレームの間に隙間のある介護ベッド」「背もたれと肘掛けの間に隙間のあるポータブルトイレ」など介護用品に“隙間”がある状況(身体の挟み込みの事故)。
- 「調理中にガスこんろの奥にあるものを取ろうとする」「火が消えていないライターをポケットやかばんに入れる」など“点火”する製品を扱う状況(着衣着火の事故)。
の事故が発生しやすい状況3例です。
高齢者の事故を未然に防ぐため、敬老の日を契機に、利用者ご本人・ご家族・ご近所・介護をする方などまわりの方も一緒に、高齢者の生活環境に潜む危険について今一度確認して事故を未然に防ぎましょう。
電動車いすで気を付けるポイント(溝)
- 利用する道路環境をご家族や介助者等と一緒にあらかじめ確認する。【ご本人・ご家族等】※2
- 乗車前点検、定期点検を行う。【ご本人】
介護ベッド・ポータブルトイレ等の挟み込みで気を付けるポイント(隙間)
- 使用している製品がリコール対象か、古い安全基準の製品ではないか確認する。【ご家族等】
- フレームや肘掛け・手すり等に危ない隙間がないか確認する。【ご家族等】
ガスこんろ・ライターで気を付けるポイント(点火)
- ガス火の青色が見えづらくなっているため、近づきすぎないように環境を整える。【ご本人・ご家族等】
- 使用後に火が完全に消火したことを確認する。【利用者本人】
(※1)画像出典:公益財団法人テクノエイド協会「福祉用具ヒヤリハット事例集」
(※2)【 】内は主に確認してほしい方となります。
引用元:独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)]
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