盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和7年8月・高橋隊員)

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広報ID1053100  更新日 令和7年9月2日 印刷 

 こんにちは。簗川地区担当の高橋です。市の東部に位置する簗川(やながわ)で、地域の魅力発信と地域文化の継承に取り組んでいます。
 現在、地域内の休耕地を借りて地域の皆さんに教わりながら特産品の蕎麦を栽培し、7月末に種まきをした蕎麦の花が盛りを迎えています。みなさんは蕎麦の花を見たことがありますか?蕎麦は白い小さな花を咲かせます。その可憐な花が風に揺られている風景を眺めていると心がとても安らぎます。蕎麦の花畑を見てみたいという方はぜひ簗川にお越しください。

蕎麦の花畑

 蕎麦は三角の実が茶色くなった10月の初旬ごろに刈り取りを行ないます。地域に伝わる昔ながらの方法で、蕎麦は鎌で手刈りして束ねて、二週間ほど天日干しをします。脱穀の際は「まどり」という木の道具を使って蕎麦の実をたたき落としています。

刈った蕎麦を束ねる作業

木の道具「まどり」と天日干しをした蕎麦

 昨年度収穫した蕎麦粉を使って、7月に2回、蕎麦打ち会を行いました。地域の方から教わった蕎麦打ちのレシピは冬場に作成したため、夏場の湿気では生地が緩くべちゃべちゃになってしまいました。2回目は水の量を減らし調整しました。気候によって水分量を考えなければならないところに蕎麦打ちの奥深さを感じます。参加者からは「楽しかった」「香りが良くて美味しかった」との声をいただき、蕎麦打ちは人気が高く需要があることを実感しました。蕎麦打ちを体験プログラム化したいと考えていますが、そのためには商業利用できる会場の確保が今後の課題となります。

蕎麦打ち会のようす

蕎麦打ち会のようす

 協力隊卒業後は、簗川産蕎麦の蕎麦刈り・脱穀・蕎麦打ちの体験ツアー化に取り組みます。その他にも、簗川地域で自身が体験した昔ながらの暮らしをコンテンツ化していきたいと考えています。その実現に向けて現在はセミナーを受講したり協力隊OGに相談しながら準備を進めています。

 8月には簗川の児童センターにて小学校1年生から6年生の19名の児童と一緒に「えいごであそぼう!」という活動を行いました。「えいごであそぼう!」は英会話教室がない簗川地域の子どもたちにも英語に触れる機会をつくってほしいという地域の方々の声を受けて、夏休みや冬休みの期間に児童センターで開催しています。
 活動冒頭に「英語は好きですか?」と質問したところ、手を挙げるひとはおらず、逆に「英語が苦手な人?」と問いかけると全員が手を挙げました。しかし実際に活動を進めると、子どもたちはすでに英語で色の名前やじゃんけんを理解しており、スムーズにゲームに参加することができました。活動後には、「英語は苦手だと思っていたけれど、やってみたら楽しかった!」という声も聞かれ、子どもたちの意識が少し変化したことが感じられました。

 令和8年1月の卒業に向け、今後も蕎麦打ち会や畑での体験会、そして「えいごであそぼう!」の活動も広げ、たくさんの方に簗川に足を運んでいただくきっかけづくりを行っていきます。

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