盛岡市地域おこし協力隊活動報告（令和7年10月・杉田隊員）

　みなさんこんにちは。「まちなかの賑わい創出による中心市街地活性化」をテーマに活動しています杉田です。

　地域おこし協力隊としての任期も残り3ヶ月となりました。この一年は、植物療法士としての起業をきっかけに、まちなかでの活動を重ねながら、心地いい時間や空間が育まれていくような機会を大切にしてきました。アトリエを拠点にイベントを開催したり、市内の催しに出店したりしながら、植物療法を身近に感じていただける場をすこしずつひろげています。

　ハーブティーの販売や香りを使ったワークショップでは、参加してくださる方々と直接お話できる時間があり、ただ商品を販売するだけでは得られない「人と人とのつながり」を実感しました。準備や情報発信の難しさに悩むこともありましたが、そのたびに学びを得て、次の一歩につなげることができました。

　アトリエという拠点を持ったことで、地域の方々が立ち寄り、交流できる場の可能性も見えてきました。植物に触れることで「ほっとひと息つける」感覚を大切にしながら、盛岡のまちなかにちいさな木陰のような空間を育てていきたいと思っています。

　これからも、教室やイベントを通じて人が集い、言葉を交わし、植物に触れる時間を重ねていけるよう、工夫を続けていきたいです。そして、植物療法を通して生まれるひとつひとつのつながりが、盛岡のまちなかに新しい「賑わい」を育んでいくことを願っています。