盛岡市集落支援員

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広報ID1043838  更新日 令和6年3月12日 印刷 

集落支援員とは

集落支援員は、総務省が推進する制度で、地域の実情に詳しく、集落対策の推進に関してノウハウ・知見を有した人材を委嘱し、集落の「目配り」として集落の巡回、状況把握等を行い、集落の維持・活性化対策を図る取組です。

平成20年度から制度が始まり、令和4年度は全国の145の自治体が導入、5,171人の支援員(兼任含む。)が活動しています。

盛岡市集落支援員

活動中の支援員

盛岡市集落支援員は、現在1名が令和4年度から活動しています。

現在活動中の集落支援員
  活動地域 担当課 氏名 着任日
1 大ケ生地域 農政課 富岡 美恵(とみおか みえ) 令和4年4月1日

富岡美恵

集落支援員から活動内容のご紹介

 こんにちは。富岡美恵と申します。

 2018年9月に盛岡市地域おこし協力隊として着任し、大ヶ生地域を担当し3年間活動したのち、2022年4月に集落支援員に就任し、引き続き大ヶ生で活動しています。盛岡市の集落支援員は私が一人目となります。

 地域に根差した活動をするにあたって、生活の場も大ヶ生にするということを大切に考え、協力隊時代から大ヶ生で暮らしています。最初に住んだ南部曲り家では、住まい兼活動拠点とし、イベント開催などを行うことで大ヶ生内外の方々が交流できる場づくりをしてきました。その結果、関係人口が増え、大ヶ生のことが好きな人・興味を持つ人たちと地元の人たちを繋げる活動に発展できていると感じています。私の発信がきっかけで、市内の他地域在住の方が大ヶ生に住居を構えることになったり、同じく市内の他地域在住のハンターを大ヶ生のハンターの方に紹介し、今では大ヶ生で一緒に狩猟活動をしています。どれも、今までの活動の積み重ねがあったからこそと思っています。

大ケ生地区

 大ヶ生は、昔ながらの農村地帯ならではの文化や資源が息づいています。私は、その魅力を発信する活動を行っています。

 1つ目は、冬の農閑期の手仕事であるほうき作りを地域の方々に教わり、その技術を体験できるほうき作り教室を開催しています。盛岡市内にある2つのカルチャーセンターの主催で、これまで10回以上行っています。

 2つ目は、昔から大ヶ生の名産とされるみょうがの漬物が、近年では作り手が少なくなっていることから、地域の方々に取材をしたり作り方を教わりながら、その継承に取り組んでいます。

 3つ目は、大ヶ生の暮らしに根差した郷土芸能や年中行事について、取材を行い協力隊仲間と共同でパンフレットや冊子を発行しているほか、郷土芸能のひとつである大ヶ生山伏神楽の一員として参加しています。

 4つ目は、協力隊時代に始めた冬のイベント「雪灯り」を毎年開催しています。地域のたくさんの方々にも協力していただき、今年で4回目を迎えました。

みょうが漬け

大ケ生山伏神楽

 地域のみなさんがどんな思いを持って暮らしているのか、何を必要としているのかなどを日々の会話や触れ合いの中から肌で感じ取ることを意識しています。そういうところからニーズを見つけ、活動に結びつけてきました。地道な活動が多く、一つ一つの活動は地味で目立たないかもしれませんが、それを積み重ねることで少しずつ確実な輪が広がってきていると思っています。

 先述した今年の雪灯りでは、地域の2つの企業(観光りんご園とキャンプ場)と共同開催することができ、普段なかなか交流の場がなかった住人の方々と企業の方々の交流の機会を生むことができました。これも、回を重ねたからこそ実現できたことと思っています。

雪灯り

 盛岡市で初めての集落支援員として、まだ試行錯誤の段階ですが、地域おこし協力隊時代から5年の歳月をかけて、大ヶ生の方々と着実な関係性を築いてこれたからこそできる活動を、これからも目指していきます。

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このページに関するお問い合わせ

農林部 農政課
〒020-8531 盛岡市若園町2-18 盛岡市役所若園町分庁舎4階
電話番号:019-626-7540(農政企画係)、019-613-8457(生産振興係)、019-613-8458(経営支援係)、019-613-8459(農村整備係)、019-626-2270(食と農の連携推進室) ファクス番号:019-653-2831
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