硫化水素などによる中毒事故の防止について

平成27年3月18日に、秋田県で硫化水素中毒とみられる死亡事故が発生しました。盛岡市では同様の事故は発生していませんが、引き続き事故が発生しないよう注意してください。

硫化水素などの有毒ガス中毒を防ぐために

温泉源泉の周辺住民および温泉利用者の方

• 源泉などの立入禁止区域や源泉付近のくぼ地などにみだりに近づかないでください（天然ガスによる中毒が懸念されます）。
• 温泉は、飲用であっても原則として持ち帰らないでください。入浴用として販売されている温泉を購入した場合は、利用場所での十分な換気に努めてください（硫化水素などの発生が懸念されます）。

温泉施設の利用について

• 既存の温泉利用施設（旅館浴室など）は、温泉利用者の安全が図られた構造となっていることから、通常の利用には何ら支障がありません。

温泉事業者の方

• 源泉などの安全管理（立入禁止柵や看板などの表示、ガス発生状況の確認など）を徹底してください。
• 従業員などに、天然ガスの危険性や対処方法などに関する十分な教育を実施してください。
• 天然ガスなどの処理施設について、緊急点検を実施してください。
• 点検などを実施する際は、ガス検知器による測定やガスマスクの着用など、天然ガスに対する安全対策を徹底してください。
• なお、源泉管理について不明な点がある場合は、岩手県自然保護課（019-629-5372）にお問い合わせください。