市長定例記者会見(令和5年2月1日)
広報ID1041881 更新日 令和5年2月9日 印刷
- 1 いわて盛岡ボールパークのオープニングセレモニーについて
- 2 ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき世界の52カ所」に選出されたことについての所感、反響及び今後の取組について
- 3 新市庁舎のあり方に関する有識者等懇話会の意見について
1 いわて盛岡ボールパークのオープニングセレモニーについて
市長:
本市と岩手県が共同で整備している「いわて盛岡ボールパーク」は、いよいよ4月1日にオープンいたしますが、記念式典等の内容が決定いたしましたので、その概要をお知らせをいたします。
4月1日は、午前9時から記念式典、10時から2022年秋の高校野球岩手県大会の優勝校である花巻東高校と東京の早稲田実業高校の記念試合を2試合行います。
始球式は、元プロ野球選手でジャイアンツのV9時代のエースとして活躍後、監督もされた堀内恒夫氏に務めていただきます。
2日には、同大会の盛岡地区優勝校である盛岡大学附属高校と青森の八戸学院光星高校の記念試合を1試合行います。
また、野球場と屋内練習場の見学はもちろん、元プロ野球選手で近鉄や楽天のエースとして活躍後、シアトルマリナーズでプレーした岩隈久志氏によるキャッチボール教室や楽天イーグルスアカデミーの体験教室のほか、チャグチャグ馬コ、盛岡さんさ踊り、盛岡秋まつりの山車の盛岡の誇る三大祭の競演、キッチンカーや飲食店の出店、フリーマーケットなど、盛りだくさんのイベントで、皆さまをお待ちしております。両日とも施設を無料開放いたしますので、ぜひ多くの方々に足を運んでいただき、皆さまと共に、一緒にボールパークのオープンをお祝いをしたいと思っております。
記者:
記念試合、花巻東対早稲田実業、そして盛岡大附対八戸学院光星というところで、県内のチームとしては理由付けはあると思うんですが、対戦相手ですね。早稲田実業、八戸学院光星が今回の記念試合の対戦相手に選ばれたという理由を教えていただけますか。
交流推進部長:
両チームですけれども、それぞれの監督さんの方に相談いたしました。私どもでは対戦相手決めかねましたので、それぞれの監督さんに相談した結果、東高校の佐々木監督、盛附の関口監督それぞれがご尽力いただいて決定したということになります。
記者:
今回の試合のですね。見どころと言いますか、注目点なども伺えればと思うんですが。
交流推進部長:
野球解説者じゃないので、ちょっと言いづらいところはあるんですけれども。特に、花巻東高校の、今、キャプテンではないそうですが、監督さんの息子の麟太郎選手が、現在106本のホームランを数えていると。高校野球の歴代の記録が111本ということで、早稲田実業出身の清宮、今、日本ハムの清宮選手が持っているということで、3月初めにもう高校野球の練習試合が解禁になるということで、この4月1日時点で逆転しているのか、追いついているのか、その辺が見どころなのかなと思っております。皆さんが関心あるところかなと思っております。
記者:
始球式で投げられる堀内さんについてなんですけれども、選出理由をお願いいたします。
交流推進部長:
ボールパークの指定管理者であります盛岡南ボールパーク株式会社の構成員であります地元放送局の関連会社のスポーツアドバイザーを務めておりまして、ピッチャーマウンドの仕様など設計に意見をいただいたほか、令和5年度のジャイアンツ戦の誘致に貢献されたということが1つ。
また、今後になりますけども、野球プレーヤーをはじめ、幅広い世代、レベルを対象とした野球イベントの出席、指導、講演も行う予定ということで、堀内さんにお願いしたところです。
記者:
来賓のような形で堀内氏であったり岩隈氏がおられますが、それ以外に現役の野球選手などほかに著名人が来られるご予定がありましたらお伺いできますでしょうか。
交流推進部長:
シーズン始まっておりますので著名な野球選手は特に来ていただくという予定はございません。
記者:
このように新しい球場ができること自体が何十年かに一度の貴重な機会だと思いまして、このようにこけら落としの日程も決まって、非常に市民の期待も高いと思うんですけども、そのあたり市長自身も期待はされていると思いますが、改めて今のお気持ちというところも教えていただいてよろしいですか。
市長:
新しいですね、野球場が完成するということで、特にも市営球場も老朽化しておりましたし、県営野球場も老朽化していたと。そこの中で互いに新しい球場をどうするかという課題があったわけでありますけれども、中途半端な広さの規模のものを造ってもプロ野球とかですね、そういうのを呼んでこれるレベルにはならないだろうということで、やはり力を合わせてここは2万人収容のですね、野球場を作っていこうということで、これを進めるところまで来たわけであります。そういうことで高校野球、そしてまたプロ野球はもちろんですけども、そのほかにも朝起き野球とかですね、今まで市営球場とかを利用していた方々もこの球場でプレーをすることができるように利用時間をかなり柔軟に対応をさせていただいておるわけでありまして、そういう意味では多くの方々に新しい球場、特に人工芝の中でですね、十分に試合等もできるそういう環境の中でありますし、それから屋内練習場。多目的に使える広さが50メートル、50メートルありますから、これでいろんなイベント関係も開催できるというところで、非常に、野球のみならずですね、幅広いスポーツ振興に起用できる施設になるんでないかなと思って大いに期待をしております。
記者:
この式典の内容のところに継承式というのがありまして、県営と市営野球場の土の散布とあるんですけども、どういったことをされるのかというところを詳しく教えてください。
交流推進部長:
現在の県営野球場と市営野球場の土を持ってきまして、県営球場の土は知事が、市営野球場の土は市長がバッターボックス付近にですね、その土を散布するという予定となっております。
記者:
閉鎖する2つの球場の記憶というか、そういうのを受け継ぐとか、語り継ぐとかそういった目的は何か市としてのねらいはありますでしょうか。
交流推進部長:
今、おっしゃったとおり、そういう意味で、土は入れ替わるものですけども、今までの球児、選手たちが汗を流したグラウンドの土ということで継承していきたいなと思っております。
記者:
現在の球場の工事の完成率と言いますか、着工率と言いますか、そこもお願いします。
交流推進部長:
1月末現在。昨日末現在で99パーセントということになっております。今月中に完成検査を行いまして、若干の手直し等も入る可能性もあるので1パーセント残しているということで、今月中に100パーセントになるということになります。
記者:
待望の施設ができて、カウントボードを今日(2月1日)、見ましたら59日となって、もう2カ月切っているということなんですが、これだけの球場ができたことで改めてプロ野球の公式戦の開催というのに対する市長の思いや、それに向けて何か動きがあれば教えていただきたいと思います。
市長:
特に、今までの県営球場ではですね、なかなかプロ野球の球団もですね、開催するのは難しいと言われてまいりました。その中で、2試合ですね新しい球場のほうで開催していただけるということですので、特にも野球ファンの皆さん方にとってはですね、大変わくわくする時間がですね、増えたということだろうと思います。そういうことで多くの方々に新しい球場の方に足を運んでいただきたいなと思ってます。
2 ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき世界の52カ所」に選出されたことについての所感、反響及び今後の取組について
記者:
先月、1月ですね、ニューヨーク・タイムズのほうで行くべき都市のところで第2番目に盛岡市をあげていただいて、すごく話題に上がっていると思うんですけども、選ばれたことに対する所感ですとか、あとは観光面とかいろんな人たちが感じている影響力というか、波及という部分で実感している部分を改めて教えてください。
市長:
ニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき世界の52カ所」に選ばれたということで、多くのメディアに取り上げて頂いたことによりまして、ずいぶん反応が幅広い分野から出てきているなと思っております。特に、盛岡を紹介いただいた記者のクレイグ・モドさんは、大変、盛岡に降り立った時のですね、元気とか気、そういう全体の雰囲気。そこが非常に良い街だと。居心地の良い空間のある街だというふうに捉えていただいたことでありまして、感謝を申し上げているところであります。
このように大きく取り上げていただきましたので、たくさんの観光客の方々も増えてですね、紹介されたお店のほかにも、たくさん盛岡には、盛岡三大麺はじめですね、たくさんいいお店がありますので、多くの方々に盛岡に来ていただいて感じ取っていただければ、ありがたいことだなあと思っております。
それで、反響がですね、1月13日に本市のツイッターに投稿した記事について40万件を超す閲覧があったということでございますし、市の公式ホームページの特設ページにも3万5千を超えるですね、アクセスがあったところであります。そのほかにも、月に15件ほどあった移住に関する相談ですけれども、報道から2週間で26件に増えました。市の観光パンフレットを希望する問い合わせ、そしてまたコロナ前の令和2年の1月と比較して2倍以上になるなど、ニューヨーク・タイムズに掲載された効果というのは大変大きなものがあるなと改めて感じているところでございます。
今後におきましては、市外へ向けた本市の魅力や情報の発信を今まで以上に継続して行うほか、多言語対応をはじめとするおもてなしの体制を整え、外国から盛岡市を訪れた方が再び訪れたくなるような魅力のあふれる、「世界につながるまち盛岡」の実現に向けて取り組んで参りたいと思っております。また、2月の7日になるわけでありますけれども、クレイグ・モドさんを本市にお招きいたしまして、直接お話を伺う機会、これを設けたいと考えているところでございます。
特にたくさんの方々がお越しになった時に、それぞれのお店であったりですね、いろいろ市民の皆さんと触れ合えたりという場面も出ると思いますけど、おもてなしの心でですね、対応していただく。従来からそういうことを続けてはきてるわけですが、さらに意識を高めてですね、来られた方々に喜んでいただく。居心地の良い街だなあということを感じていただけるような取り組みを市民あげてですね進めていく必要があるかなと感じているところであります。
記者:
今回選ばれたこととか、あとは紹介されたお店いろいろありますけども、特に取り上げてもらって良かった部分とか、あるいは盛岡そのものが選ばれたことについてはどのように考えていますでしょうか。
市長:
特にこの地方都市のところでですね、取り上げていただいたというのは本当にありがたいことですし、光栄なことだと思っております。そして盛岡を訪れていただいた方々にやはり来てよかったなあと思っていただけるような取り組みをですね、市民あげてですね、対応していく。ブラッシュアップしていく。そういうふうな機会につながることが大いに期待をいたしております。
記者:
おもてなしの体制を強化したいというお話がありましたけれども、盛岡市として現時点で何かさらにPRするためですとか、観光面で何か新しい取り組みなどされる予定はありますでしょうか。
交流推進部長:
現在、調整中ということですけれども、先ほど市長が話した通り、おもてなしの心ということで、各ホテル業界とか、様々な飲食店の方を対象としたおもてなしセミナー、まず第一の取り掛かりということで、現在考えております。
記者:
ニューヨーク・タイムズに掲載されたというところで、先ほど市長もおっしゃっていましたが、多言語でのおもてなしが必要になるというところで、先ほど新しい取り組みのところでおもてなしセミナーということでしたけども、多言語に対応するための事業というのは今考えていらっしゃいますでしょうか。
交流推進部長:
現在ですね、今日(2月1日)、発送予定ですが、まず日本政策金融公庫さんの方で作成しているんですが、外国人客のおもてなしガイドブックというのがございますので、各宿泊施設の方にこちらとですね、あとジャパニーズバスということでお風呂の入り方とですね、あと指さしコミュニケーションツールいうことで、こちらの方まず、とりあえず送らせていただきたいなと思っております。
記者:
多言語というところですけども、特にどの言語を中心的に力を入れていきたいなどありますか。
交流推進部長:
今までも英語、中国語も2つ、繁体語と簡体語と、あとは韓国語ということで、まず、とりあえずは4カ国と言ったらいいか、3カ国と言ったらいいか、4カ国と言ったらいいか、そういったところです。
記者:
クレイイグ・モドさん、7日にお招きしてとお話がありましたけれども、これというのは表敬訪問というような形なのか、それとも何か、シンポジウムというか、一般の方も見れるような形にして対談をするとか、そういうようなものなのか、もし決まっていれば教えてください。
市長:
まず2月の7日にはですね、直接、私、お会いをしながら、感謝の気持ちもお伝えさせていただきながら、そこの中でどういうふうに実際、盛岡の街を感じ取っていただいたのか、そういうふうな視点をですね、もう一度お聞かせをいただきながら、ニューヨーク・タイムズで取り上げられたからと言って、特別、新たにいろんなことを付け加えていくような事ではないわけで、盛岡の自然のままのですね、長い歴史の中で市民の皆さん、まさに盛岡愛というか、そういうふうな中で積み上げられてきたのがこの街でありますので、その自然体の中で感じ取っていただければいいなと。ただ、お越しになった方々への対応。これをしっかりおもてなしの心を持ってですね、対応していく。そのことによって、また口コミ等で広まって、多くの方々に盛岡に訪れていただくことにつながる。そういうことに努めていきたいなと思っています。
記者:
確認ですが、今回の改めて一度お会いしてという、お話をしてというところでの、今後の盛岡の在り方というものを考えるきっかけにしたいということですね。
市長:
そういうことですね。我々ではなかなか気づかない点の見方というのがいろんな視点からあるんだろうと思いますので、そういうところを気づかせていただければありがたいなと思っています。
特に、冬の盛岡っていうのをお越しになったことがあるかどうか、そこはちょっとあれですけども、そういう、また時期のですね、違いの中でまた盛岡の魅力というのも出てくる部分もあるのかなと思ったりもします。
3 新市庁舎のあり方に関する有識者等懇話会の意見について
記者:
来週に新市庁舎の建て替えの問題で有識者会議の意見書出される予定だと思うんですが、まだ受け取ってはいらっしゃらない段階でちょっとお聞きしたいんですけども、まず市民の意見とか有識者の意見がまとめられた、ここまで来たということの所感と、あとそれをどう受け止めて、次の段階に進んで行きたいと思われるのかのお気持ちお願いします。
市長:
新市庁舎のあり方ということでですね、有識者懇談会の意見をいただくことでありますけども、それからその以前から市民の方々がいろんな市庁舎のあり方等についてもですね、ご提言、ご意見いただいてきております。そういうものも含めて今後さらに専門的な立場の方々にバトンタッチをしながら、さらに深めていく段階に入っていくということになるわけでありますけども、2月に市の方に提出をしていただくということでありますので、新市庁舎の必要性、それから必要な機能、それから整備エリアなど関して今後、検討を進めるうえでの評価の視点などについて意見を取りまとめたものと存じておりますので、そういう部分を総合的に判断しながらですね、議会の皆さん方にもいろいろご意見を伺いながらこれらを判断していく1つの材料として捉えているところであります。
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