市長定例記者会見(令和5年10月3日)

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広報ID1046142  更新日 令和5年10月26日 印刷 

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1 市民の意見箱「市長への手紙」について

市長:

市民の意見箱「市長への手紙」ということで発表させていただきます。市民の皆さんのご意見を直接伺うために市民の意見箱「市長への手紙」を明日10月4日、水曜日から市内20カ所に設置をします。そして、市のホームページにおいて専用のページを開設いたします。「市長への手紙」にいただいたご意見につきましては、私が全ての内容に目を通して、そして必要に応じて担当部署に対応の指示を必要であればしていくという形にしていきたいそう思っております。なお、市政に直接の関係のないご意見や、特定の個人や団体を誹謗中傷するもの営利を目的としているもの、趣旨が不明確なものについては、ちょっと受け付けることが難しいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、併せて市民の皆さんの声を聞く場として「市長と語ろう!もりおか盛り上げ座談会」略して「もりもり」という名前で開催をしていきたいと思っております。この名前も庁内からいろんな若い方を中心に名称のアイディアがたくさん出てきまして、その中から選びました。そして略称を「もりもり」という形でやっていきたいというふうに思っております。そして、9月30日、土曜日に、もう第一回を早くやろうということで開催しました。第1回は起業して間もない皆さんと一緒に「もりもり」を開催をいたしました。やはり話は盛り上がりました。いろんなお話を聞けて良かったというふうに思います。前半部分は、私自身が参加者の皆さんから聞いて、ああそうだなと思う部分もありましたし、後半は、行政、盛岡市役所に望むことは何だろうということで、お話も聞くことができました。市役所の職員も一緒に後ろの方で同席していて、いろんなお話を聞けていい機会だったんじゃないかなというふうに思っております。現在、今、庁内でアイディア、どんな皆さんとやるかというアイディアを募集しておりまして、もう既にもう50も60もアイディアが出てきています。日程の調整をしながら開催をしていきたいというふうに思っております。

記者:

今お話しいただきました、「市長への手紙」につきまして、この「もりもり」と合わせて、推測はできるところなんですが、改めてその狙い、なぜこういう手紙を設置するのかという市長の狙いの部分お聞かせいただけますでしょうか。

市長:

盛岡を創っていく。そしてその上で予算を執行していく。税金というのは、市民の皆さんからの預かり物だと思っています。それを執行していく、盛岡の方向性を決めていくときに、やはり現場、市民の皆さんの声、現場に答えがあるというふうに思っています。初めてのいろんな意味で、私が直接こう出ていって初めての取り組みですので、どういう形になるか、少し予想がつかないこともあります。けれども、まずやってみて、それで修正点があれば直しながら走っていく。そういうふうに思っています。そして、この前の「もりもり」でも感じたんですけれども、市役所の職員さんも、設えとしてはですね、私と参加者の皆さんとフリーでトークをしていくということでございますけれども、市役所の職員さん、若い職員さんなんかも同席、後の方でですね。同席してお話を聞きます。そういう意味でも、その市役所の職員さんにとってもですね。直接私が聞く話を一緒に聞くというのはいい機会なんじゃないかなというふうに、1回目の「もりもり」をやって感じました。

記者:

先程のお話の中で、既に50から60のアイディアが出ている、という話があったんですが、これは何のアイディアのことでしたでしょうか。

市長:

どういう方々とお話をすればいいんじゃないか、というですね。例えば、農業関係者とかですね。こういう人たちがいるよとか、そういう。アイディアっていうのは、そういう意味です。

記者:

前回30日にすでに1回目の「もりもり」を行ったということですけれども、実際、もう少し詳しくですね、やってみて市長自身がどういうとこういったご意見が参考になったですとか、こういったこと早速取り組みたいといったことがあれば教えてください。

市長:

実際やって、最初はマスコミの方が入っていたということもあったかもしれません、皆さん、本当に緊張して始まりました。だんだんと話をしているうちに打ち解けて、いろんな話が出ました。さっきもお話をしましたとおり、前半部分はですね、参加した皆さんの今までの起業した経緯だとか思い、そして今、困っていること、嬉しかったこと、そんなことをまず皆さんから、私と掛け合いをしながら、お話をしました。後半部分では、今望んでること。特に行政、特に盛岡市役所に望むことがあれば話してみてっていうことで話を伺いました。そんな中でいろいろ出たんですが、一番は自分も起業を始めて毎日が忙しいわけですね。情報を欲しいんだと、それはいろんな意味がありました。補助金に対する情報という話もありましたし、一人で仕事をしていて、色んな方と交わりたいんだ、同じような起業をした皆さんやこれから起業しようとしている人、そして起業して10年、20年経って色んな経験をしている方、そういう方々と触れ合ってみたいんだけれども、どこに行けばいいか分からない。そういう場があるのか分からない。そんな話も出ました。あとは、ちょっと話が重なるんですが、例えば盛岡市もそうです。例えば、岩手県さんもそうです。国もそうだと思います。いろんな機関がある中で、いろんな情報があるんだけれども、なかなかたくさんのところから情報を一人だけでは集めることもできないんだ、そういう声もありました。そんな意味で、そうかと、まずは交わる場ですね。さっきも言いましたし、同じような境遇の方とか、10年20年経った方、あとこれから起業を目指す方々、そして行政・盛岡市役所の職員さんともそうだと思います。その交わる場・話をする場、それだけでも安心するし、自分の筋が見えてくるんだ、そういうことでしたから、そういう場は盛岡市役所としては作れるんじゃないかなというふうに思いました。反対に盛岡市役所でなければ、そういうことはできないかもしれないなと思って、それは早速ですね、取り組みたいなというふうに思いました。あとは情報についても、今、私たちも市役所の情報しかわからない部分もあるかもしれませんが、ほかの情報も広く取って提供できるように。一番は、起業している、起業を始めて1年目2年目3年目、すごく困っていることがいろいろあるんだ、と。結局は、自分の業務に集中できる環境をつくってあげることが、私も経験者として大切なことだと思っています。本当は自分の力や知識を集中して、その自分の得意分野や起業して毎日の働くことに集中できれば、もっと活躍ができるんだろうというふうに改めて感じました。それらに付随することをお手伝いできることは、お手伝いしていってあげれば、さらに彼ら彼女らも頑張っていけるんだろう、ということを感じた1日でした。

記者:

情報の部分でこう皆さん課題を感じられてるということですけども、その情報をさまざまな関係機関あると思いますが、そういったことをこう一括してこう提供できるような仕組みづくりとかも、今後考えていきたいということでよろしいでしょうか。

市長:

はい。

記者:

まず意見箱ですけども、設置期間とかっていうのがあれば、教えて欲しいのが一つ。あと、もりもり座談会、1回目を終えましたけども、一部報道でも読みましたけども、今年度何回、来年度以降、あるいはこの4年間任期中に何回開きたいというのがあるのか、市長選で訴えた公約とも絡めたものだと思うので、その点についても教えていただければと思います。

市長:

まず設置の期間については、特に定めてません。ある意味、曖昧な言い方ですけど、ずっとというふうに思っています。その中で「もりもり」にしてもそうなんですが、初めての試みという部分がありますので、まずはやってみて、そして直した方がいいと思うところは修正をしながらやっていくというふうに思っています。そういう意味では、ちょっと繰り返しになりますが、期間という意味では、今のところはずっと、というふうに思っています。もうひとつ「もりもり」の回数。そうですね、実はその目標、「年100回」というのは、これは実は公約とかですね、そういうことではっきり言葉に示したものではないんですが、自分自身の心の中で100回って言うとですね、50数週あって1週間に2回ですから、なかなか大変な数ではありますけれども、一つ自分としては優先的にですね、自分の気持ちの中では、どっかで「100回」っていうことを言ったら、皆さん100回、100回、100回ってなっているんですけれど、一つの目標としては100回と思っています。
そして年度、半年ですねあと。6カ月、そういう意味で1年の半分ですから、物理的に言うと50回ということになるわけですけれども、50回は自分としては目標にしています。実際、ただですね、新しく市長になって想像もしなかったような、ご挨拶にしても、庁内の打ち合わせもですね、このあいだ数えてみたら、9月4日の初登庁から10月1日までですかね、10月1日まで、各部の打ち合わせ、あと私の考えを伝える、それだけでも100回を超えているわけですね。そういう意味で全部やっていかなきゃないとは思っています。そういう意味で、逃げではないですけれども、一応年100回を心では目標にして優先的に取り組んでいきたいと、そういうふうに思っています。

記者:

あと、もうひとつ加えると、市民意見や、若手の起業家さん前回、いろんな声を吸い上げるということが趣旨だと理解してます。加えて、その他にも市の政策に、市政課題の解決に反映するために意見を聞く場、あるいは提言要望を受ける場というのは、他にもあると思います。そういうのも前提にしつつ、今回内舘市長として意見箱の設置だったり、もりもり座談会を開催する、位置づけはそういう理解をしていいでしょうか。

市長:

はい。

記者:

先ほどこの市民の意見箱の件なんですけれども、これはあくまでも盛岡市民が対象ということになるんでしょうか。例えば、ニューヨークタイムズの効果とかで、県外や海外からもいろいろな方がいらしてて、その観光客の目線でこういうところを改善したらもっといいんじゃないかというような意見も出てくるのではないかと思うんですけれども、あくまでも市民のという、その対象が限定的なものなのかどうか、その点をちょっとお聞かせください。

市長:

限定はしていません。今お聞きしてはっとしました。なるほど観光で行きたかったとか、世界中から来た方も感じたことなんかをですね、手紙を入れていただければ、私が必ず読んで参考にしていきたいというふうに思っています。今のように、自分では思いがけないこともいろいろあるので、そういうことはどんどん取り入れながら改善して進化していくようにやっていきたいと思います。

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2 市長就任1か月の所感について

記者:

市長就任1か月の所感について伺います。9月4日に初登庁されてから1か月になります。昨日は議会の方で所信表明なども行われましたけど、就任1か月ということで所感についてお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

市長:

まずは、今朝庁議があったんですが、庁議でも実はその話をしました。あっ1か月なんだ、というふうに思っています。1か月前に初登庁、9月4日でしたか、初登庁。ずっと、もうずっと昔のような気がします。毎日そういう意味ではですね1か月、いろんなことがあったな、というふうに思います。振り返ってみますと、やはり行政・盛岡市役所がやっている仕事というのは、幅広い、ものすごく幅広いんだなということをまず感じています。そして、やはりその中でたくさんの皆さんとも、合間を縫って、市民の皆さんとも話したり、声を聞いてきたんですが、やはり現場に答えがあるのではないかなということを信じて毎日やっています。
もうひとつは、市役所の中の職員さん、幹部の方、職員さんと先ほども話しましたが、数えてみたら実際にですね9月4日から10月の1日まで数えてみました、109回やってるんですね。それは1時間の打ち合わせもあれば、30分の打ち合わせ。1時間半の打ち合わせまで全て含めてですけれども。そして部長さんと話したこともあれば、庁議とかも含めてですね。やはり1か月、私自身の考えも、人が違えば、何度も繰り返し話をしてきました。そして、責任者・部長、職員さんからもたくさんの話を聞いてきました。まずは課題を少しずつ整理をして、そして何といっても職員の皆さんと力を合わせてですね、良い盛岡をつくっていきたいと思っていますし、部長さん・職員さんの皆さんと一緒であれば進んでいけるというふうに1か月経って今感じています。
そしてまたこう振り返ってみますと、大きい行事、秋祭りもありました。敬老会も、敬老の日その前後にたくさんの敬老会にも出席しました。いろんなですね、そうですね、いろんなスポーツ大会にも出ましたし、あと街をこの前も、昨日、今日何曜日でしたっけ。火曜日。もう曜日も分かんないんですよね。おととい日曜日も実は少し午後、公務があって、公務終わってですね、歩いて肴町から自宅まで一人で歩いて、途中、大雨も降ったんだけれども、歩きました。とっておきの音楽祭とかですね。町で、肴町でも、いろんなイベントをやってました。歩いてると、あとその音楽祭に行ってもですね、たくさん声かけてもらいます。頑張ってとか、こういうことを盛岡のためにやってよ、とかですね。そういう色んな事をとおして、改めてですね、つい1か月2か月前までは、ただの一市民だったわけですけれども、やはり改めて盛岡の歴史、伝統、そしてこの文化ですね。本当に先輩方は本当に素晴らしい盛岡を作ってきてくれたなということを日々実感します。特に街を歩いていると実感をいたします。絶対にこの盛岡をこうやって素晴らしく作ってきてくれた先輩方への感謝は忘れずに取り組んでいきたいと日々思いを強くしています。
後はですね、あと昨日から議会も始まりましたけれども、市議会議員の皆さんも盛岡市民の思いや期待を背負っているわけで、市議会の皆さんともよく話を聞いて対話、時には議論になることもありますが、市議会の皆さんも背負ってきてるものをよく聞いてですね。力を合わせて、そういう意味では市民、職員さん、議員さん、そして私の力も含めてオール盛岡で頑張っていかなきゃなというふうに思っています。
そして最後になりますけれども、自分として今心がけているのは、さっき言った街を歩いている時もそうです。市議会の議員さんと話す時もそうです。そして、職員の皆さんと話す時もそうです。盛岡市長っていうのは、こうやって見ると一人しかいないんです、当たり前の話です。この盛岡に一人しかいない、一つしかない役割を私は今しています。つい、例えばたくさんの市民の皆さんや、職員の皆さんもいろいろ各部の皆さんと話していると「1対多」って言うんですか、「1対多く」。私にとっては、そういうふうになっていくのが、自分が今、恐れているというかですね、常に目の前の皆さんと「1対1」で、常に5分毎、10分毎に変わっていくわけですけれども、常に、その瞬間、瞬間は「1対1」で、という気持ちを持って、失わないでやっていきたい、そういうふうに今思っています。

記者:

今回1か月経ちまして、民間出身ということで、また行政とかの政治経験がないという、かなりフラットな立場での巨大な組織をまとめる立場になられたと思うのですけども、この1か月経って、この組織とかを見回した中で、何かそのフラットに見た時にこう違和感とか感じた部分があったのかどうか、逆にまたこういったところを伸ばしたいなっていう、その組織の中のそのメリットというかですね、良い部分があるかどうか、そのへん含めて所感をお聞かせください。

市長:

違和感は特に感じていません。今の話にもありましたけれども、ただ市役所ということを考えただけでも、二千数百人の、しかもずっと行政をやられてきた知識や経験のある方がたくさんいる大きな、市役所だけを考えても大きな組織です。ですから、私も精進をして、その上で盛岡のためになるように、力を合わせていけるようなリーダーにならなきゃないと、そういうふうに思っています。特に民間から入ったから違和感を感じたりということは、特にありません。今のところは。

記者:

伸ばしていきたいところとか、気づいたところ、組織としての強さとか、何か感じる部分、他にあれば教えてください。

市長:

今言いましたとおり、いろんな街づくりとか行政とかいろんな仕組みとか、いろんな仕事については、そう、当たり前なんですよ、当たり前の話なんですが、私よりもものすごく知識と経験と事務の仕方、そういうのはものすごい方々が、やっぱり二千数百人いらっしゃるなということが実感です。そして、その中で部長さんや課長さんや次長さん、積み重ねられてきたんだと思います。その力を生かしていけるように頑張っていきたい、そういうふうに思っています。強みというと、そういうことですね。私自身も一生懸命生きてきましたけれど、公共性的なこと、いろんな仕事の仕方っていうのはものすごいノウハウがあるんだなっていうことを感じています。生かすも殺すもリーダー次第だなと、そういうふうに思ってます。

記者:

話題が戻ってちょっと恐縮なんですけども、先程の打ち合わせを109回というふうにおっしゃってましたけども、これって、どういったカウントでされたのかという、庁内なのか、それとも庁内・庁外含めて109回ということなのか。

市長:

さっきの109回っていうのは、庁内です。庁内の各部との打ち合わせや、幹部職員さんとのミーティングとかを数えてみたら109回でした。庁内の話。

記者:

9月4日から10月1日まで。

市長:

そうですね、はい。
結構な数だったなと数えてみて思いました。

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3 盛岡バスセンター開業1周年の所感について

記者:

盛岡バスセンターについてお伺いをしたいと思いますが、今月バスセンター開業から1年を迎えることになりまして、市街地の活性化の拠点として昨年オープンしたと思うんですけれども、開業1年を迎えての所感でしたり、あるいはこの1年間で新たに見えてきた課題があれば教えていただきたいなと思います。
また、来年6月にmonaka(モナカ)もオープンを控えておりますが、今後,中ノ橋地区のにぎわいをつくっていくためにはどういったことが重要になるのかという市長のお考えを聞かせていただければと思います。

市長:

この盛岡の中心市街地、中心軸、駅から八幡っていうんですかね、河南地区。これはニューヨークタイムズさんが評価してくれたのは、そこの部分なわけでですね、バスセンターには昔は南から人が集まって、盛岡駅には北から、あと大きい街から汽車でたくさん人が集まってくる、そしてその間を、今の人たちは、歩けっていうと、ちょっと距離があるって言うかもしれませんが、歩いて楽しめる。そしてその脇わきに、盛岡にしかないオリジナルのお店があって、全国の中でも世界の中でもオリジナルな雰囲気がある素晴らしい街だねというふうに評価されたわけですよね。ですから、その基本を思い出して、そこのところをもう一回思い出して、中心軸を再生っていうんですかね、改めてそのことを思い出して街づくりをしていかなきゃないんだというふうに思っています。
河南地区につきましては、バスセンターも開業して、そして今度monakaも出来ます。バスセンター、反対にですね、この1年経って、市民の皆さんがどうだったのか。建物の中のお店にしても、バスの使い方やバスにしてもですね。これはやはり市民の皆さんにですね、1年経ったところで聞いてみたいなというふうに思ってます。私としては、何年間か更地になってたところに新しいバスセンターができて、より活性化につなげていける形にしていかなきゃないなと、monakaも含めてですね。そして、さっきも言った、駅からこの河南地区、そういう意味でバスセンターをもっと盛り上げていく、monakaも含めて盛り上げていく。そういう気持ちです。

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4 新市庁舎建設について

記者:

新市庁舎建設についてお伺いします。先日、審議会も行われまして、もともと11月に答申を出すという予定が、来年の4月以降に延びました。あと、やはり争点となるのはどこに新しい庁舎を置くのかというところになるかと思うんですけども、市長御自身、どんなところを一番重視して、場所なり建物をどのようなものにするかっていうものを、どういったところを一番重視したいかというところを、まず市長のお考えをお聞かせください。

市長:

どんなところを重視したいかというと、まだここのところは、有識者の方とか市議会の方とは実はまだ一回も私は話はできていません。また、庁内だけの話でありますけれども、なるべく早く、そしてやらなきゃないことなので、スケジュールはなるべく早くという気持ちは当然あります。ただ、今のところです、今、庁舎の中で話をしているのは、この今回の盛岡市役所の位置について、位置っていうのは、これから50年先100年先に盛岡がどういうふうな街づくりをしていくのかという大きなメッセージになることだというふうに思っています。
その中でですね、結局、例えば今、市役所やDXの推進とか役所内の仕事を整理していこうということも一つ掲げて仕事をし始めてるわけですけれども、今後、市民の皆さんが直接ですね、どういうふうに言えばいいかな、ごめんなさいね。例えば、若い方々なんかは市役所に直接来なくても、例えばスマホや携帯でですね便利に、行くという手間よりも、そういうことでどんどん便利にしていきたいというニーズもあります。あとは公共交通や今後、少し将来の話でいうと自動運転とかですね、今後、まちづくり、人口の減少、そういう中でどういう市役所を造っていったらいいんだろうというふうに考えなきゃないんじゃないかな。そうすると規模感の話も出てきます。そういうこともスピードを持って考えて決めていかなきゃないことだと思います。そして、やはり盛岡市民の皆さんが、最終的に場所が決まっていくのは、やはり市民の皆さんがよかったねと、ここがいいんだなと。市民の皆さんがそういうふうに思っていただける。それが今大事なことじゃないかなというふうに今思っています。
私自身について位置についてはフラットな立場です。市民の皆さん、審議会の皆さんともよく話をして、そして決めていかなきゃない。ただ、スピード、市民説明会もあって延びるんですけれども、少しスピード感を持ってその気持ちを忘れずにやっていかなきゃないというふうには思っています。

記者:

スピード感を持ってっていうところを今強調されてましたけれども、今、現状の課題でいえば、やはり、今の市庁舎の位置っていうところが洪水のハザードマップで浸水区域になっているということもありまして、昨今のこの大雨とかの状況を見てもいつ災害が起こるのかっていうのがわからないかと思いますが、防災の面でですね、何かこう、もし、お考えがあれば教えてください。

市長:

市役所の仕事として、市民の命と身体と生活を守っていく、防災。それは、ほんとにとても重要なことだと思っています。そのことも含めてですね、市役所の位置については考えていかなきゃねというふうに、それは強く思っています。

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5 市政課題への取り組みについて

記者:

市長選でも一つ争点にはなっていたと思うんですが、人口減少っていうところ。昨日の所信表明でもおっしゃっていましたけれども、今後、盛岡でも大きな課題になってくると思います。子育て支援ですとか、あと雇用というのがやはり少なくて、若者が外に流出していくっていうような課題もあると思いますけれども、そういった課題についてですね、今後、市長ご自身、どのように取り組んで、実際に具体的に、もしあれば、どんな施策を打ち出していきたいか、お考えがあれば教えてください。

市長:

人口減少は日本国の大きな問題でもあります。盛岡にとってももちろん大きな問題であります。本当に大きな問題です。そういう意味で言うと全ての政策がですね、その人口減少時代にどういうふうにしていかなきゃないかということにつながってくるんですね。まあ、例えば子育て。子育てしやすい街。例えば、日本の他の先進的な街でも、子育てしやすい街は人も集まってきてですね、人口も増やしている。日本一子育てしやすいとか、そういうことにもつながっていく。あとは雇用。私も強い盛岡ということを打ち出していますけれども、地元の経済を強くしていく。雇用の場をつくっていく。これも人口減少に対する問題です。ちょっと話し始めると、ごめんなさい、ちょっと全ての施策というか、どういうふうにまとめていいかあれなんですけれども、今あんまり長くならないで言えることは、人口減少については本当に大きな問題で、私がこう打ち出していく、市役所が取り組んでいく施策も、ある意味全てが人口減少に対する施策。全てっていうことではないかもしれませんが、多くがですね、人口減少のことを念頭に置いてやっていく、やっていかなきゃない。そういうふうに思っています。ぱっと思いつくと、子育てしやすい。あとは、雇用。強い盛岡、地元経済を強くしていく。まあ、それはものすごく直結していくことだと思っています。

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6 岩手県市長会などの会長職について

記者:

先月、県市長会の会長に宮古市長の山本さんが選出されました。あと先日ですけれども、県の後期高齢者医療広域連合の連合長にも宮古市長の山本さんが選ばれました。
今までは県都・県庁所在地として盛岡市の市長がですね、連合長や会長を担ってきたんですけれども、今回改選というか、その市長の交代に伴って連合長会長が代わったんですけれども、やはり県を代表する県内14市、あるいは県内19町村を代表する顔として、盛岡が対外的な取り組みを行ってきた面が多いんですが、今回のこの会長、連合長の交代について、市長はどう受けとめられてるのか。ちょっと内容が細かく各事務局には確認してませんが、内舘市長自身が辞退したのか、その点を教えていただけますか。

市長:

それは、市長会なりでみんなで決めたことですので、盛岡はどんな立場であっても、岩手県の中で人口は一番県庁所在地、そういう意味でどんな立場であっても、岩手県が良くなっていくように盛岡として全力を尽くしたい。それは例えば会長であっても一会員であっても副会長であってもですね、その立場で全力で岩手のためにやっていくということだと思います。
あとは市長会にしろ、そういう会にしろ、皆さんで決めて、あとはみんなで一緒にその最大の岩手県全体として最大の効果を上げていく。みんなが役割徹していくと、そういうことなんじゃないかなと思います。

記者:

そうすると今回のことは、座を譲ったとか、逃したとかっていう意識は、内舘市長にはないということですね。

市長:

言われて、あ、そうかな、ともちょっと思ったんですが、特に私はあの何回も言いますが、世の中というものはそういうもので、自分が与えられた場、与えられた役割で全力を尽くしていく。特に盛岡は大事な、言われてみるに、もちろん大事な岩手県の中でも大事な立場だと思っています。その自覚を忘れずに全力で岩手のために役割を果たしていく。そういうことだと思います。

記者:

そうすると、今まで担ってきたから、やらなきゃいけないということではないとは思うので。
ただ一つですね、少し市外から聞かれた声としては、内舘市長は内向きな市政だけ。県内全体のその何て言うんでしょうね、県政の盛り上げというか、発展みたいなものよりも、内側に、内に向いてるんじゃないかという指摘も少し聞こえたもんですから聞かせていただきました。その点に関してはどうでしょうか。内政に重点を置きすぎなんじゃないかという指摘に対しては、どのように答えますか。

市長:

そういう意識は全くありません。とにかくさっきも言いましたとおり、目の前の方と1対1でとにかく全力を尽くしていく。そして盛岡市もそうです。岩手県もそうです。日本国もそうだと思います。みんなで決めたことは、その役割に最大限で、盛岡市も岩手県のために、今の話は岩手県の話ですから、岩手県のために最大の努力をしていく、そういうことだと思います。

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7 副市長人事について

記者:

今日就任された中村副市長の人事に関してですけれども、改めて中村副市長を選ばれた理由を聞かせていただきたいんですけれども。

市長:

行政経験も非常に豊富です。そして三陸(鉄道)含めですね、民間のそういうご経験もあります。そして、何よりお人柄、やはりなにかを進めていくときに、そういう実務の能力と、そしてお人柄ということもリーダーシップには大切なことなんじゃないかなというふうに感じています。そんな意味で私としては考えに考え抜いても最適・最高の方というふうに思っています。

記者:

谷藤前市長の退任に伴ってご退任されてたわけですけれども、内舘市長としては当初から意中の方だったということなんでしょうか。

市長:

前に副市長をされていたかどうかということは、あまり私にとってはですね、だからどうだということではなくてですね、ゼロベースでこうじっくりと考えました。その中で、今の盛岡市にとっては繰り返しになりますが、最高で最適な方だということで、私も思いをお伝えしました。ただ、その、とにかくゼロベースで考えてですね、何とか盛岡、ぜひ私の力の足りないところ、一緒に盛岡市でやってほしいと、そういう気持ちです。

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