市長定例記者会見(令和5年4月4日)

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広報ID1042643  更新日 令和5年4月26日 印刷 

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新年度を迎えての市長あいさつ

市長:

新年度を迎えまして、私のほうから御挨拶申し上げたいと思います。

新年度、令和5年度がスタートしたところでございます。

新型コロナウイルス感染症につきましては、流行が長期化する中で、医療関係者の皆様、介護・福祉関係の皆様、教育関係の皆様をはじめ、日々治療や感染防止に努めてこられた皆様に、改めて感謝を申し上げます。

国におきましては、3月13日以降のマスク着用の考え方を個人の判断に委ねるよう見直したほか、5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけを5類に引き下げることとしており、社会・経済活動においては大きな転換期を迎えることとなりますが、本年度も引き続き感染対策を進めながら、高騰が続く物価の動向も注視し、市民生活の安定や雇用の維持、事業継続への支援など、市内経済の回復に向けた取組を全力で進めてまいりたいと思っております。

このような中、本年1月にはニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」の一つに本市が選ばれたことが大きなニュースとなり、この報道をきっかけに国内のみならず海外からの旅行者も増加してきております。盛岡駅北口への臨時観光案内所の設置や、7か国語対応のデジタルマップの内容の充実、盛岡City Wi-Fiの拡充などの受入態勢の整備、全国への誘致宣伝活動など、国内外から多くの皆様を「おもてなしの心」でお迎えする体制を整えているところであります。

さて、総合計画の推進については、感染症の流行により生じた社会情勢の変化を踏まえ、まちづくりを進めるとともに、中でも2つの戦略プロジェクトに重点的に取り組んでまいります。

「未来のもりおかを創る若者・しごと応援プロジェクト」は、取組の方向性として「DX時代の仕事づくり」、「若者と地元産業をつなぐ」、「仕事と子育ての希望をかなえる」の3つの柱を掲げ、道明地区 新産業等用地 第二事業区や盛岡南地区物流拠点の整備に取り組み、企業誘致と若者に魅力ある新たな雇用を生み出していくほか、地元企業の認知度向上やマッチング支援、社会の変化を捉えた新たなビジネスの創出を支援し、やりがいのある仕事を創り、また、仕事と子育て、家庭の希望をかなえ、ワーク・ライフ・バランスを推進するなど、若者をひきつけ、活力あふれるまちづくりを推進してまいります。

「回復から成長へ!まちなか交流・にぎわいプロジェクト」は、「コロナからのV字回復」、「ポストコロナの交流・新展開」、「市民の日常に生まれるにぎわい創出」の3つの柱を掲げ、ニューヨーク・タイムズ紙への掲載を契機とした取組に加え、本市固有の観光資源に更に磨きをかけ、活用を推進するほか、中心市街地でのイベントや企画を支援してまいります。また、「きたぎんボールパーク」や「盛岡市動物公園ZOOMO」などの新たな交流・賑わい拠点の活用とともに、伝統的な祭りやスポーツなど各種イベントの開催などにより、市内の社会、経済活動をコロナ禍前の状況まで取り戻し、コロナ前を超える交流・賑わいを生み出せるよう取り組んでまいります。

結びに、感染症の長期化や物価の高騰などにより、市民の皆様の生活や市内の経済状況が依然として厳しい状況にありますが、地域経済をコロナ前の状況まで回復させるとともに、社会情勢の大きな変化を確実に捉え、未来につながる取組を積極的に展開し、本市が将来とも魅力あふれる東北の拠点都市となるよう、本年を「新たな飛躍の年」と位置づけ、あらゆる施策の積極的な展開に全力で取り組んでまいりますので、皆様の市政への御支援・御協力よろしくお願い申し上げ、新年度の挨拶とさせていただきます。

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1 盛岡市動物公園リニューアルオープンに係る記念式典及びイベントについて

市長:

いよいよ4月20日にリニューアルオープンをいたします盛岡市動物公園「ZOOMO」(ズーモ)につきましては、記念式典等の内容が固まりましたので、その概要をお知らせいたします。

4月20日は、盛岡市及び株式会社もりおかパークマネジメントの共催により、午前9時から、モンキーコート前の広場において、関係者の御列席をいただいて記念式典を開催いたします。

なお、午前9時30分からは一般開園となり、来園者の皆様をお迎えをいたします。

また、今回からは、入場ゲート前のモンキーコートまでは入園無料となります。オープン初日には園内にタコスやカレー、おそばなど9台のキッチンカーの配置を予定しております。

オープニングイベントとしては、4月22日・土曜日、23日・日曜日の両日、ZOOMO REBORN Fes(ズーモ・リボーン・フェス)を開催いたします。当日は、ケータリングやクラフト作品のほか、市内企業とコラボレーションしたグッズをご用意し、御来場の皆様に思う存分楽しんでいただきたいと思っております。

新しく生まれ変わったZOOMO(ズーモ)では、ワンワールド・ワンヘルス(環境も動物たちも守っていくことで人も幸せな暮らしができるという考え方)の考えのもと、「どうぶつが暮らす森の公園」として、動物と来園者が、岩山の自然の中で生き生きと過ごせるよう5つの新エリアを御用意しております。ぜひ多くの皆様の御来園をお待ちしております。

以上でございます。

記者:

先ほど冒頭でもありました、コロナの関係で、5月に5類移行で転換期を迎えるというタイミングでのリニューアルということで、市長としての期待感をお伺いできればと思います。

市長:

いよいよ春を迎えまして、コロナ禍ということでかなり制約を受けていた皆さんが、この春とともに活動が活発化してくるな、と期待しております。そんな中でのリニューアルオープンということでありますので、ぜひリニューアルされた新たな動物公園で、親子で、家族連れで本当に楽しんでいただければな、と思っております。今まで以上にこの動物との距離が縮まるようなかたちの設計、動線になっておりますので、本当に身近に感じられるのではないかな、と思っております。また、無料エリアも用意してございますし、そういうところにもぜひ足を運んでいただければ、と思っております。

記者:

市内の企業とコラボレーションした商品の販売というのは、どういったものかというのが、もし具体的に少し分かれば、と思いますがいかがでしょうか。

都市整備部長:

クラフトということで、帽子ですとか、アクセサリー、雑貨類ということになります。

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2 盛岡市出身力士・錦木関について

記者:

盛岡市出身力士の錦木関の3月場所での活躍について、お伺いしたいと思います。3月場所で6勝9敗の成績を残したということで、先月、市長も錦木後援会の会合のほうで「公務が終わる5時以降の取組が増えるとうれしい」ということをおっしゃっていましたが、実際に遅い時間の取組が多くなって、こういった結果を残したということで、そのあたりの取組を、活躍をどのように御覧になっていたか、教えていただければ、と思います。

市長:

盛岡出身の錦木関が出だし、かなり厳しい状況で、このままいくと2勝13敗みたいなペースかな、なんて、一時思ったこともありましたが、やはり後半地力がついてきたということもあってですね、盛り返してもらいました。やはり、上位番付に行くということは、どうしても大関とか関脇、小結、上位の方々と対戦する場面が多いわけでありますので、この壁を、ぜひ今後とも稽古を積んでですね、乗り越えていってもらいたいな、と、大いに期待をいたしております。

記者:

市長が錦木関に注目されているということで、どういった相撲が魅力かというところ、お感じのことがあれば教えていただけると、と思います。

市長:

もちろん、郷土力士ということもあって、ずっと応援してきているわけですけれども、以前ちょっと6場所くらい続けて負け越したりしてですね、十両から転落しそうなところまで落ちたときありましたけれど、あの時はやはり胸を出してですね、とにかく「待ち」のようなかたちの相撲だったですけれども、今、頭からぶつかっていけるような、前にこう、前に前に、というかたちがですね、生まれてきたということ、それからまわしをとればですね、もともと相撲界の中ではナンバーワンといわれるくらいの力持ちですから、その力が本当に発揮できているのではないかな、と思います。少し上がったり下がったり繰り返すかもしれませんが、そこの中で必ず地力がついてきてですね、壁を打ち破っていく、そういう機会が生まれるのではないかな、と思って期待をしております。

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3 盛岡市長選挙について

記者:

先月、今年行われる盛岡市長選への出馬を表明された件について、お伺いしたいと思います。後援会の会合で正式に表明されたということですが、今後どのような公約を訴えていくか、そのあたりの検討状況、進んでいれば教えてください。

市長:

先日、出馬表明をさせていただいたわけでありますけれども、現在、マニフェスト、公約集、これらについての取りまとめを進めようとしております。ただ、基本的には、市の総合計画、これも自ら手掛けたものでございますので、これらを推進していく、さらに将来に向かってやはり夢のあるまちづくりを進めていくということ、それから一番大きなものは何といっても人口減少の中でですね、地元定着をしていく働く場の確保、雇用を生み出していく、そういうことが非常に大切だという視点を持っております。盛岡は、高等教育機関もある関係もあって、人材育成に相当力を入れてきましたけれども、そこから先のつながり方がですね、なかなかうまくいっていない部分もありました。特にも、工業系のですね、部分が弱かったというふうに捉えておりまして、そのためには用地の確保というものがないと、展開が難しい状況でありましたけれども、これを地権者の皆様方の御理解のもとに、雇用の拡大につながっていくような、道明地区もそうですけれども、新しく野球場ができた周辺もそうでありますが、その辺の地権者の皆さん方の御協力が得られるような方向で、今、動いておりますので、その辺に、そこはだいたい75ヘクタールほどの大きな開発になろうかと思いますけれども、5,000人雇用を目指して、これから展開を進めていきたいなと思っております。

記者:

市長選に関して、政党への支援要請について検討されているかというところと、同時期に行われている知事選との連動について、選挙運動などの連動をやっていくかということについて、お考えがあれば教えてください。

市長:

政党に対しての公認とか推薦、そういうかたちのものは予定しておりません。

それから、知事選との連動というものも、特に考えているものはございません。

記者:

正式な公約の発表はいつ頃になりそうなんでしょうか。

市長:

少なくとも立候補するとすれば、その1か月位前までにはまとめていかなければならないのかな、とは思っております。

記者:

ありがとうございます。

ご案内いただけるということで(よろしいですか)。

市長:

はい。

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4 新年度を迎えるにあたって市職員への呼びかけについて

記者:

昨年度、盛岡市では公民館の測量ミスであったり、活動センターの下水管の破損であったり、道の駅でも地質調査のミスがあったり、マラソンでもゴールの設定ミスがあったり、ちょっとそういったことが続いてしまった年度ではあったと思うんですが、新年度を迎えるにあたっての市の職員の皆さんへの呼びかけたいことなどありましたら、谷藤市長にお伺いできたらと思います。

市長:

新年度を迎えて、昨年を振り返って反省すべき点、特に今御指摘をいただいたようなミスですね、こういうものが続いたということを踏まえて、先日の庁議でも話が出ておりますけれども、その辺をしっかり対応していくということ、これを各部局にそのへんを指示をされております。ちょっとした点検、二重のチェック、三重のチェックを含めて、そういうものをしっかりやっておけば、そういうミスは起きないだろうと思いますので、そこを再確認していくということが必要かと思います。

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5 国内外からの訪問者の増加の状況と市の取り組みについて

記者:

冒頭のお話の中で、ニューヨークタイムズの掲載もあって国内外からの訪問者が増えているというお話もあったかと思うんですけれども、何かしらそのデータ的なものが市のほうでお持ちのものがもしあるのであれば、お伺いします。

交流推進部長:

正式な観光客というのは、まだ集計中ということですが、盛岡駅の南口に岩手盛岡広域観光センターというところがございます。そちらの来訪者の統計をとっておりまして、令和4年2月に629人だったものが、令和5年2月は1,630人。令和4年3月に936人だったものが、令和5年3月は3,859人、ということで、観光案内の場所ですけれども、そちらのほうの案内が非常に増えているというところでございます。

記者:

Wi-Fiの整備や観光案内所の設置など、ハード面の整備を進めておられるというお話がありましたが、ソフト面で何か今後市として取り組まれるのがありましたら教えていただけると幸いです。

加えまして、今後、ゴールデンウイークや夏休み等で観光客がさらに増加することが見込まれると思うのですが、この受け入れ態勢の整備について、市としてどういったことが必要か、そしてどういうことに取り組んでいきたいかというお考えがあればお伺いしたいです。

市長:

まず、せっかくこういうチャンスをいただいておりますから、やれることは全てやろうということで、発信力を高めていく、PRをしていく、こういうのが大切だと思っておりますので、JRさんのほうの御協力もいただいたりしてですね、東京の山手線の中のホームのところにもですね、いろいろ発出していただくようなPRもJRさんのほうで独自に展開もしていただいておりますし、それから新幹線のトランヴェール、これも座席の前に必ず開くとみるようなものですけれども、これかなり大量に印刷していただいて、PRにも御協力いただいているということであります。さまざま、これから人の動き、活発になってくると思いますが、そこに向けていろいろ取り組みを進めていかなきゃならないんですけれど、担当、どうぞ。

交流推進部長:

主なものということですが、デジタルマップの観光マップについては、先ほど市長のほうからお話しいたしました。あとは外国版のガイドマップの増刷、あとは研修会の開催、あと各旅行会社への旅行商品造成に対するPRとかですね、あと、今、桜の時期ということで、土日のみになりますけれども、石割桜と盛岡城跡公園のほうに臨時の案内所といいますか、案内のボランティアガイドの方々を配置したいと思っております。あとは、海外に向けたプロモーションも今後、検討していかなければならないのかな、と思っております。以上です。

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6 今後のスポーツ振興への見通しについて

記者:

先日、4月1日にいわて盛岡ボールパークがオープンを迎えまして、オープニングイベントに二日間で約1万6千人と、大変にぎわっていたわけですけれども、そちら御覧になっての所感と、あと、隣のいわぎんスタジアムなども併せての今後のスポーツ振興への見通しなどを伺えればと思います。

市長:

いよいよ「きたぎんボールパーク」がですね、完成をいたしまして、オープニングをしたわけでございますけれども、本当に二日間にわたって好天にも恵まれましたけれども、1万6千人を超える多くの方々に御来場いただいて、楽しんでいただけたのかな、と思っております。

特にも野球場周辺もランニングとかウォーキングとかですね、できるようになってますし、それから、屋内練習場ですね、フットサルも2面とれる広さがございますし、それから子どもたちも楽しめるような遊具との連動したスペースもございます。そういうことで、これからスポーツを通じて元気な子どもたち、体を動かしていける、そういう環境が生まれてきたのかな、と思っております。

家族連れでかなり広々とした場所ですし、活用していってもらいたいなと思います。

それから「いわぎんスタジアム」のほうも、グルージャも順調に今、滑り出しているようですので、その辺もまたいいゲームを展開して、おおいに岩手、盛岡、盛り上げていってもらいたいな、と思っております。特に野球場は人工芝でなかなか今まで触れることがなかった方々が多いと思うんですけれども、このへんを朝起き野球とか、子どもたちにも開放して、利用していただけるようなかたちにしております。今も盛岡市営球場、朝起き野球等で活用はできるわけですけれども、今度はその朝起き野球の試合も「きたぎんボールパーク」の中で人工芝を使って、朝起き野球ができる、開放するということにしています。料金は、今までと同じ料金で活用できるということで、野球関係者は大変喜んでおられますので、ぜひ体感してもらいたいなと思っております。

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7 さくらまつりへの対応について

記者:

桜の開花が異例の早い展開になってますけれども、すでに石割桜も満開、それから岩手公園もそろそろかな、というところだと思うんですけれども、さくらまつりについては7日からということでしたけれども、ぼんぼりの点灯は7日からですか。その点、早まったことによって何か市のほうとして準備されていることはありますでしょうか。

市長:

まず、桜の開花時期がだいぶ早まっておりますので、盛岡城跡公園、それから高松の池、さくらまつりですね、これに備えていくということで、当初よりも早い展開になりましたので、ぼんぼり等の設置もですね、早めるということで、5日から設置をするということで、もう早める展開にさせていただくこととなりました。そういうことで、ほかのところも見どころ、米内浄水場だとかですね、いいところはあるんですけれど、それぞれみんなもう早い展開になっていくかなと。それから、玉山日戸のオオヤマザクラまつりというのもありますけれども、これらも少し早い展開になっていくかもしれませんが、そのへんは地元のお祭りの日程がございますので、そのへんはそっちの日程を尊重しながらですね、いくことにはなろうかと思います。

交流推進部長:

先ほどの4月5日からのぼんぼりの点灯につきましては、盛岡城跡公園のみ、ということになりますので、高松公園のほうは7日からということになります。

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