市長臨時記者会見(令和5年10月19日)
広報ID1046249 更新日 令和5年11月6日 印刷
1 職員の道路交通法違反について
市長:
職員が酒気帯び運転による運転免許証取り消し処分を受けておりました。その上で、事実を報告せずに、長期間にわたり公用車を含む自動車の運転をしておりました。特にも法令順守、そして倫理守っていかなければならない公務員として、あるまじき行為であるというふうに思っております。そして、極めて重く受け止めております。市民の皆様に対する信頼を大きく損なうことになってしまい、市民の皆様には申し訳なく思っております。市民の皆さん、本当に申し訳ございませんでした。(低頭)
今回の事案は、公務員のみならず、社会人としても許される行為ではない、そう思っております。私たちは、全体の奉仕者として、公益の利益、そして市民の皆様のために職務を実行していく、そのことを改めて自覚をしなければならない、そう思っております。そして、組織としてのリスクマネジメントを徹底をして、今後このようなことが起こらないように、というふうに今強く思っております。市政に対する市民の皆さんの信頼回復に向け、コンプライアンスを徹底して今後そのようなことが起こらないよう、まずは、システム・仕組み、そして私たちの気持ちを、改めて自覚をしてやらなければならない、そう思っております。なお、事実関係の詳細につきましては、分かり次第詳しいご報告をいたしますとともに、総務部長の方から説明をさせていただきたい、そう思っております。
総務部長:
事案の概要でありますけれども、職員が酒気帯び運転による運転免許取り消し処分を受けていたにもかかわらず、その事実を報告せず、長期間にわたり無免許で公用車を含む自動車を運転したことが判明したものでございます。
職員は総務部管財課係長級46歳男性であります。経過でありますが、令和5年10月12日午前9時5分ごろ、職員が通勤のため自家用車で走行中に前方を走っていた車と接触事故を起こし、相手方の通報により現場に駆けつけた警察官の聴取において、職員が無免許であることが判明したものであります。
今回の事案の経緯は、次のとおりであります。令和4年3月4日、当該職員は、勤務終了後に一人で飲食店で飲酒し、その後自ら運転する自家用車で帰宅途中、警ら中のパトカーから停止の指示を受け、警察官による呼気検査でアルコール濃度0.25ミリグラムパーリットル検知されましたことから、酒気帯び運転で検挙されたものでございます。
なお、資料にございませんが、検挙自体は日付が変わりました3月5日でございます。服務規定では、捜査機関による取り調べ等を受けた場合、速やかに所属長に報告するよう規定しておりますが、職員はその事実を報告していなかったものであります。
上記酒気帯び運転により、令和4年4月14日付で岩手県公安委員会から運転免許取り消し処分を受けていたにもかかわらず、今回の自家用車での接触事故を起こすまでの1年6か月の間、公務での公用車の運転および通勤を含め、私用での自家用車の運転を行っていたものであります。
今後の対応でございますが、事実確認を詳細に確認の上、厳正な処分を行う予定でございます。説明は以上でございます。
記者:
無免許運転、酒気帯び運転、それぞれの今、刑事処分の状況というのは、どういう状況になっていらっしゃるんでしょうか。
総務部長:
酒気帯び運転につきましては、令和4年の3月の件でございますけれども、これにつきましては、罰金30万円を納付済みでございます。その後は資料のとおり、令和4年4月14日付で運転免許取り消し処分ということでございます。
記者:
10月12日の最近の方は、今はどういう状況になっているんですか。無免許の状況は。
総務部長:
それについては現在ですね、警察の方で捜査中と伺っておりますので、それについての結果はまだ出ていない、聞いていないところでございます。物損事故とは聞いております。
記者:
あとですね、それぞれ令和4年の案件も令和5年の案件も盛岡東署の警察官の聴取などということでよろしいですか。管轄は。
総務部長:
それはちょっと確認しておりません。申し訳ございません。
記者:
あとですね、1年6か月間の間、公務で公用車を使っていらっしゃったってことだったんだと思うんですけど、これ大体何回ぐらい使っている可能性があるんでしょうか。
総務部長:
運転の回数や頻度かと思いますけれども、現在、警察で捜査中につき、お答えを控えさせていただきたいと思います。
記者:
令和4年から令和5年にかけてだと思うんですけど、例えばなんですけど、毎年度、職員に免許を確認してもらうような仕組みっていうのはなかったんでしょうか。
総務部長:
はい。それについてはですね。そういう免許の確認はしておりませんでした。
記者:
再発防止に向けて、そういった取り組みはされていく、御検討はされていく予定はありますか。
総務部長:
はい、こういう事案もございましたので、その辺は早急にですね、職員の方の免許の確認も含めて取り組みたいと考えております。
市長:
まずは、直ちに、すぐに免許の確認を全庁には確認するようにと、まず指示を出しました。で、あとは対策につきましては2つの面の対策が必要だと思っています。一つは免許証含めですね、システム・仕組みの中で、そういうことのないようにということをチェックするとか、そういうことを今考えております。
もう一つは気持ちというか、心の問題で、公の仕事をするものとして、私たちはもう一度ですね、そういうことを、ルールを率先して守っていかなきゃないということをきちっと考えていかなきゃない。そのことの対策を今考えております。
記者:
この事案自体は、すいません、書かれていたら申し訳ないんですけど、いつ市役所としては把握されたんでしょうか。
総務部長:
先週の10月12日当日でございます。
記者:
それは、職員が報告したんですか。
総務部長:
職員本人から所属長の方に報告があったものでございます。
記者:
今回の事案を受けて職員に聞き取りなどしていると思うんですけども、職員からは何ていう言葉がありましたでしょうか。
総務部長:
職員とは、複数回、面談・確認しておりますが、職員は当然非常に深く反省しておりまして、多くの人に迷惑をかけたことについて申し訳ない、という話を聞いております。
記者:
免許の確認含め取り組みたいというところで、例えば、あってはいけないと思いますけど、同じように報告をしていないような検挙事案がないかどうかを確認する予定があるか教えてください。
総務部長:
まずは、さっき市長がお話ししたとおり、まずは早急にですね、免許証の確認をするということで取り組みたいと思いまして、その時点で万が一にもそういった事案が確認されれば、それは厳正に対応するということで、今は免許証のまずは確認するということを早急に、市長の指示がありましたので、早急に取り組みたいと思っております。
記者:
市長に確認したいんですけれども、他の自治体ですと同じように報告が上がってなかった事案について、事案が起こったときにですね、そうした検挙事案も含めて、確認します、調査しますということで、その後、実はこれぐらい発覚しましたというようなニュースが出ることがあるんですけども、今後、そうした免許の確認以外にも、他にも報告しなかったような事案がないかを調査確認するというのは、意向を含めて、ありましたら教えてください。
市長:
はい。まずは直ちに運転免許の確認です。それ以外にも、考えて確認をしまして、もし何かあった場合にはですね、きちっと報告をしていきたいというふうに思っています。
記者:
この職員が、運転免許取り消しになったことをそもそも報告していなかったことについて、なぜだったのかというのは聞いていますでしょうか。
総務部長:
職員との聞き取りの中では、当然ながら報告すべきことは知っていたけれども、これは職員の話ですけれども、家庭の事情で車を使わなければならないということもあったことで、報告に至らなかったという話は聞いております。
記者:
これ、じゃあ、個人的な状況として捉えていますか。それとも何かそのへん、仕組みの中で言いづらい雰囲気があったとか、そういう環境というか、そういった原因というのはありますでしょうか。
総務部長:
直接職員からですね、その言いづらい雰囲気だという話は聞いておりませんが、そういうことはないと思っております。
少し補足しますが、先ほどもお話ししたとおり、当然報告するべきっていうのは服務規程でも決まっておりますので、職員が承知していたと。ただ、家庭の事情、それから公務上、車を使う業務も多かったようでございますので、そういったことで自分が運転しないことについて、仕事への影響も気にはなったという話はしております。
記者:
この職員は管財課係長級ということですけども、その最初の酒気帯び発覚した時、その時の所属、それ以降の所属というのを教えてください。
総務部長:
当時は財政部でございます。
記者:
課名も教えていただけますでしょうか。
総務部長:
公表の方には含まれておりませんので、部で御了解いただければと思いますが。
記者:
3年度は財政部(ですか)。
総務部長:
3年度・4年度、財政部。5年度が総務部でございます。
記者:
公用車を使用する機会というのは、どちらの所属の時にも結構あったというふうに捉えていいでしょうか。
総務部長:
今確認しているところ、5年度に入っての総務部では、公用車の運転は確認されておりません。
記者:
どういった使用だったのかというのを教えていただけますでしょうか。
総務部長:
詳しいことは申し訳ありません。現場確認で公用車を使う業務があったということでございます。
記者:
職員の今の状況を、出勤しているかどうかというのを教えてください。
総務部長:
事案の発覚した10月12日以降はですね、自宅待機を命じております。出勤しておりません。
記者:
係長級ということですけども、これ係長ということでよろしいでしょうか。
総務部長:
係長級はですね、市役所の場合、係長と主査がおりますので、それを含めての係長級ということで、御了解いただきたいと思います。
記者:
令和3年度の時点ではどっちだったんでしょうか。どうだったんでしょうか。
総務部長:
3年度、4年度、5年度同じ状態で、状況でございます。同じ職位でございます。
記者:
46歳という歳ですけども、これは明日になっても46歳でしょうか。生年月日を教えてもらえますか。
総務部長:
すみません、生年月日はお答えできませんが、既に過ぎておりますので、今日以降は46で変わらないものです。
記者:
年内は変わらないと。
総務部長:
はい。
記者:
10月12日のところですが、通勤のため走行中に接触事故を起こしましたが、接触事故を起こした場所はどこでしょうか。
総務部長:
国道4号の高松交差点付近でございます。
記者:
去年の3月4日ですね、帰宅途中、呼気検査でひっかかりましたけれども、この時の場所と時間とか分かりますか。
総務部長:
詳しい時間は承知しておりませんが、あの場所がですね、市内の梨木町地内と聞いております。
記者:
勤務終了後だから午後とか夕方とか夜とかそういうことですかね。
総務部長:
夜ということだと思います。ただ、先ほど、ちょっと資料が記載不足でしたが、3月4日に警察のパトカーから停止の指示を受けて結果、検挙されたのが日付が変わったと聞いておりますので、そういった時間帯かと聞いております。
記者:
内舘市長に改めてお聞きしたいのですが、今回、公用車にどのぐらい無免許の期間乗ったかということは、まだ今後の調査だと思うんですけれども、その事情がどうあれ1年半に渡って、その無免許の状態で自家用車に加えて公用車を運転していたということに関してですね、先ほどルール触れていたところもあると思うのですが、改めてお聞きしたいと思います。
運転していたことに対して、公務員であるということもありますけども、社会人としてということはありましたが、改めて市長からお聞きしたいと思います。
市長:
はい。まず社会人、一社会人としてもあってはいけないことだというふうにまず思っています。その上で私たちは公のために、市民の皆さんに率先して公のルールを守って、そして公の仕事を私たちはしていかなきゃないと言う意味で大変厳しく受け止めております。
記者:
起きたこと自体が去年のことで、市長ご自身が就任されたのは、就任から間もないわけですけども、少し先ほど触れた部分もあるかもしれませんが、改めて職員の綱紀保持について、差し当たっての免許の確認ということもありますが、具体的に何か先程の話を踏まえて何かあれば構想等あれば教えていただきたいと思います。
市長:
はい、ちょっと繰り返しになるかもしれませんが、まずは直ちに確認をするということをまず指示しました。その上で2つの側面があるというふうに思っています。一つはシステム仕組みで、そのようなことが起きないように対策を取るということと、気持ち、精神の上で私たちは自覚を持ってルールを率先して守ってやっていくということをもう一度きちんと確認をする、研修等も含めて確認する。そういうシステムの仕組みの面と精神的な面と2つやっていかなきゃないというふうに思っています。
記者:
先程の検挙、摘発、捜査された場合は所属長に報告する、義務と言っていいんですか。届け出る義務、報告する義務があるところを怠ったという受けとめ方をしていいでしょうか。
総務部長:
義務といいますか、職員服務規程でそういった事案が生じた場合については所属長に報告するという、服務規程で規定している、ということでお話ししたところでございます。
記者:
義務っていうとちょっと違うんですか。規定。
総務部長:
そうですね、義務、義務でよろしいかと思いますけども、あまり義務という言葉は使いませんが、職員服務規程でそういった規定しているということで、職員はそれに従うべきものということでございます。
記者:
この職員がどういうことを言っていたかという、おっしゃったときに、その家庭の事情があってというのは、第一義的にその理由としてはあるってことなんですかね。公務上での仕事への影響も気になると、大きく2つだったと思うんですけど、一番は家庭のことだったんでしょうか。
総務部長:
無免許で運転し続けてきたことの理由ということですね。
職員との面談ではどちらが強いかというところまでは聞いておりませんが、いずれ、さっきお話ししたとおり、報告しなければならないことは分かっていたけれども、家庭の事情と業務でも使うということで、期間が経ってしまったというふうな話を聞いて、どっちが先かという話までは聞き取れていないところであります。
記者:
先程の公用車は何で使っていたかのところで、現場確認っておっしゃってて、現場ってもう少しそのイメージがわく、何か、どういった現場だったのかというのがもし分かれば、というのと、あとさっき御回答聞き漏れてしまっていたら申し訳ないんですけど、家庭の事情って、もう少し何か、子供の送り迎えだとか、介護で使うとか、何かそうしたものが言える範囲でありましたら教えてください。
総務部長:
1点目はですね、申し訳ありません、現場というか現地、現地確認ということで御了解いただければと思います。現地の状況確認。
記者:
例えば災害現場での現地の確認とかってことですか。
総務部長:
災害ではないです。
記者:
もう少し何か具体的に。視聴者ですとか読者の方に、現地の確認と言っても、何が現地の確認なのか分からないので。例えば市の施設の確認ですとか、何かの確認ですとか、もう少し分かりやすいというか、理解できる言葉でありましたら。
総務部長:
申し訳ありません。具体的にどういった業務って細かく現地を確認しているかまで、ちょっと把握しておりませんので、申し訳ありません。いずれ現地、外に出て現地を確認するという業務で、ということでしか、すみません、お答えできかねます。申し訳ありません。
あと2点目の方はですね、本人からは、介護、と。ご家族の介護、という話を聞いております。
記者:
ちなみに人を乗せて運転していたとか、そういうわけではないですか。公用車で、例えば、市長の運転手とか、そういうわけではないんですね。
総務部長:
公用車はですね、その所属していた職員一人、あるいは複数人での運転、職員同士。一人か、あるいは職員が同乗しての運転ということでございます。職員自身が運転してた場合もあるし、運転せずに同乗してた場合もあるということでございます。
記者:
令和4年3月4日の飲食店での飲酒なんですけれども、どういったお酒をどれくらいの量飲んだかを分かれば教えてください。
総務部長:
本人の話ですけれども、ビール2杯から3杯飲んだというふうに本人からは聞いております。
記者:
令和5年の事案から伺いますけれども、この事案は接触事故とありますが、いわゆる物損事故だけで人的被害はなかったという理解でよろしいでしょうか。また、この案件は、逮捕はされていないという理解でよろしいでしょうか。
総務部長:
10月12日の事故は物損事故と聞いております。それから逮捕ではございません。
記者:
あと令和4年の事案なんですが、先ほど30万円の罰金があったというふうなお話がありましたが、恐らく略式命令があったと思うのですけれども、盛岡地裁からという理解でよろしいでしょうか。
総務部長:
すみません、多分制度としてはそうだと思いますけれども、そこまでは確認しておりません。罰金30万円を納付したというとこまでしか確認しておりません。
記者:
御本人の車は普通の乗用車でよろしいですか。
総務部長:
すみません、車種は確認しておりませんが、乗用車、普通自動車だと思います。軽自動車かどうかはちょっと確認しておりませんが、はい。
記者:
相手方の車が軽か乗用車かも、分からないですか。
総務部長:
すみません、それも申し訳ありません、確認しておりません。
記者:
ご本人、自宅は市内、盛岡市内ですか。
総務部長:
盛岡市内でございます。
記者:
令和4年3月4日に飲酒してた場所も市内の飲食店で大丈夫でしょうか。
総務部長:
市内飲食店と本人から聞いております。
記者:
10月12日の接触事故、これ前方の車っていうのは、追突と捉えていいのでしょうか。
総務部長:
はい。追突でございます。前方を走っていた車と追突で、職員の車は後ろを走っていたということでございます。
記者:
2件の両方警察官の聴取だったり、呼気検査ってあるんですが、これ、どこの署の方から受けたってのは分からない(でしょうか)。
総務部長:
すみません。そこ確認しておりません。申し訳ございません。
記者:
県警であることは当然間違いない(でしょうか)。
総務部長:
はい。そのとおり、岩手県警は間違いないと思います。
記者:
これからの取り組みの免許の確認の部分なんですけども、こちらは全ての職員の免許を確認するという捉え方でよろしいでしょうか。
総務部長:
まだすみません。そこまではですね。市長から早急にという指示がございましたけれども、その方向では検討しておりますけれども、まだ詳細は今詰めておるところでございます。でも、できるだけ早く実施するということにしております。
記者:
それは、全ての職員じゃないとしますと、対象というのは、主にどこになるんでしょうか。
総務部長:
もし全てでないとすれば、例えば通勤で車を使っている職員。それから公用車を運転する職員かと思いますけれども、そこも含めてですね、今回の事案の重大性を踏まえて早急に進めて方針決定したいと、市長の指示をいただきながら方針決定したいと思います。
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