市長定例記者会見(令和5年11月7日)

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広報ID1046406  更新日 令和5年11月29日 印刷 

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1 令和5年度盛岡市総合防災訓練について

市長:

私の方から2点、最初にお話をしたいというふうに思っております。令和5年度の防災訓練についてと、新市庁舎整備に関する市民説明会についてということでございます。まず、1つ目でございます。11月18日の土曜日、令和5年度の総合防災訓練を実施いたします。
この訓練は、盛岡市地域防災計画に基づき、防災関係機関と自主防災隊を初めとする地域の皆さん、一緒に災害時に迅速かつ的確な応急対策活動ができるように、防災関係機関相互の協力体制の確立や防災意識の高揚を図ることを目的としまして、毎年実施しているものであります。
今年度は新しくできました、盛岡南公園内のきたぎんボールパーク、いわぎんスタジアム及び多目的広場を会場に45機関が参加し、内陸直下型地震による土砂災害を含む大規模災害が発生した、そういう想定のもとに地区住民参加の訓練として避難訓練防災関係機関活動を訓練として、例えばドローンによる上空偵察の訓練、災害対策本部運営訓練として緊急速報メールを送信する訓練など全70項目の実施ということになります。
令和元年以来、4年ぶりに通常、通常規模の開催と。2000人規模の参加を見込んでおります。コロナ禍前と同様に消防・医療機関等が連携した負傷者救出及び災害医療対策訓練も実施いたします。また、繰り返しになりますけれども、今年初めてできました、令和5年4月にオープンいたしましたきたぎんボールパークでの訓練というところが特徴といいますか、今年初めての取り組みということになります。防災や減災には日ごろからの備えが重要でありますことから、今後もこのような訓練を通じ、防災能力と防災意識を高めるために、市及び防災関係機関、市民の皆様との連携によって自然災害への備えに取り組んでまいりたい、そう思っております。

記者:

新しい会場、「きたぎんボールパーク」で開催するということなんですが、以前にやっていない新たな訓練というのがありましたら、教えていただきたいのと、70項目の訓練というのが以前と比較してどの程度なのかというのを教えてください。

総務部長:

市長がお話ししたとおり、昨年度は玉山地区で開催いたしました。今回は新しくできた南のほうの施設ということでございます。新たな訓練としましては、特に大きく項目を増やしたということはございませんけれども、やはりボールパーク内で仮設トイレの設置訓練、施設の特徴使って仮設トイレの設置訓練を行いますし、あと4年ぶりということもありまして、久々に医療機関のご参加いただけるので、医療機関が参加した救出訓練というのも今回行うということになるかと思います。項目数ですけれども、今回全70項目ですが、ちなみに昨年度4年度は縮小でしたので、令和4年度は46項目。ちなみに令和元年度は78項目でしたので、項目自体は、4年前からは項目自体は減っておりますけれども、中身を足したり引いたりと入れ替えがあるということで御理解いただきたいと思います。

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2 新市庁舎整備に関する市民説明会の開催について

市長:

それではもう一つですね。新市庁舎整備に関する市民説明会の開催についてであります。
本日、まずは第1回目、本日7日の午後に「プラザおでって」で開催をいたします。計4回、11月20日の審議会の前にできる限り、市民の説明会を開催しようということで、1か月弱の間のところではありましたけれども、何とか4回開催をいたします。玉山、都南、そして盛岡市内という言い方がいいんでしょうか、その4回開催をしたいというふうに思っております。
新市庁舎の整備につきましては、市民の皆さん関心も高いということもありますし、とても大事な問題だというふうに思っております。できる限り、市民の皆さんの意見を時間ある限り聞いて、そして審議会の皆さんにもできれば聞いていただいて、そして報告をして審議会の皆さんにも考える資料としてお願いをしたいというふうに思っております。そして、私自身も4回出席をいたします。会場で直接市民の皆さんの御意見をお聞きして、そして私も総合的に判断を最終的にしていく材料にしていきたいというふうに思っております。そしてまた説明会もそうですけれども、説明会以外のいろいろな今行事や市民の皆さんとお話する機会がありますけれども、その場でも新市庁舎に関しては話題を出しまして、できる限り、皆さんの御意見をお聞きできるようにというふうな取り組みを今進めているところであります。

記者:

今日から順次説明会を開催するということですけども、既に市長自身も直接市民の方とお会いする機会があったとき話題に出してるというふうなことおっしゃいましたが、現時点でどんな意見を聞いて、今後の方向性というところで、市長としてはどんなお考えを今持ちでしょうか。

市長:

11月20日にですね、審議会に今、諮問をしておりまして、今、本当にいろんな意見は聞いております。もう少し考えて、ぜひ市民の説明会のお話も聞いて、そして審議会の11月20日のお答えも聞いて、そして考えをまとめていきたいと、今そういう段階であります。

記者:

市長ご自身として一番大切にしたいビジョンみたいなものってありますか。

市長:

はい、色々あるんですけれども、盛岡市は、もちろん基礎自治体で市民と直接繋がっているのが市役所でありますので、まず市民の皆さんが集まりやすい。そして来やすい。そして最終的には皆さんが気持ち良い形でですね、位置が決まっていけばいいなというふうに今は思っています。

総務部長:

すみません。庁内の整備審議会ですけれども、今月下旬、下旬の開催予定。すみません。さっき市長、11月20日の審議会って。審議会は今月下旬の開催予定でして、開催自体はまた皆さんの方にはお知らせしたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
今の時点では11月20日の線で調整しておりますけれども、改めて皆様のほうには開催が決まりましたら、お知らせをしたい。整備審議会は11月の下旬開催予定ということでお話しさせていただきます。

記者:

議会のやりとりや前回も重複して恐縮なんですけども、改めて広く意見を聞こうということで説明会を設けることになって、基本構想の答申ですとか、あと構想の策定時期というのが年度をずれ込む見込みになっているということなんですけれども、改めてそのことに関してですね、市長としての受けとめというか、今後の整備の進め方についての考え方を教えていただきたいと思います。

市長:

市役所の位置という意味で言いますと、これから50年、100年先の盛岡、どういうまちづくりしていくのか。そして50年後に活躍している子供たちや孫たちに対する大きなメッセージになっていくんだというふうに思っております。
それでスピード感も大事だと思っていますけれども、でもスピード感を持ちながらも、できるだけ市民の皆さんのまず声に耳を傾ける。そして気持ちいい形で決まっていく。そして、市民の負託を受けて今やられている市議会の皆さんのご意見も十分に聞いて、そして気持ちいい形で決まっていくということが大事だと思いまして、少し延ばす形にはなりました。そこのところを丁寧な形でですね、やっていきたい。そういう思いであります。

記者:

ありがとうございます。先ほども「気持ちいい」ということなんですが、どうでしょう。多くの市民の納得がいく形で、って言うのとニアリーイコールなのか。もう少しちょっと、「気持ちいい」というのを。

市長:

できる限り、そうですね、「気持ちいい」という言い方しましたけれども、できる限り、全て納得という形かどうかわかりませんけれども、できるだけ皆さんが納得する形でですね、市民の皆さん、そして市議会を含めてですね、できるだけ納得する形でスピード感を持ちながらも丁寧にやっていきたい。そういうふうに思っております。

記者:

ありがとうございます。あとちなみにこれは説明会なので、この4回は、もりもり座談会のカテゴリーには入らないんですよね。

市長:

「もりもり」とはちょっと違う形ですね。

記者:

今の質問と関連することなんですけれども、決定するための期間を延ばして、市民の皆さんに説明する機会を設けたというのが大事だと思っているんです。色んな市役所整備のためのご意見を伺う場というのが今、たくさんあって、参考にするため、今日の説明会を開催することになっていると思うんですけれども、これがどれぐらい参考になるものなんだろう、というのは、多分説明会をお聞きになる皆さんは一番気になることだと思っています。市議会議員の皆さんにとったアンケートでは、7割が内丸地区が最適だろうと答えています。それでそのまま内丸地区ということに決まるのではないかという考え方もある中で、じゃあこの説明会で、参考に、どれだけの部分がなるんだろうな。ほかの地区になる可能性というのは、十分担保されているんだろうか、というのが結構気になっているんですが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。

市長:

この説明会、名前は説明会という形になってますけれども、今ちょっとお話もありましたように、もう一度ですね、新聞報道やマスコミではオープンにしてますけれども、それらの資料をこの説明会の中でもう一度分かりやすく最初の部分でお話をしようというふうに思っています。その上で、ガチンコといいますかですね、本当にシナリオもなく、参加した皆さんから御意見を聞けるような雰囲気で進めたいというふうに思っています。そんな意味で、どんな着地点になるか、どこかというのはあまり予想はしていません。市民の皆さんから、本当にできるだけ話しやすい雰囲気をつくって、皆さんの前で話すっていうのは、結構勇気いることだと思うんですが、できるだけ話を、とにかくフラットな立場、フラットな気持ちでお話を聞けるような場をつくって、まず、やってみて、皆さんがどんな意見が出るのかというふうに今思っています。

記者:

意見の出方によっては、全然その、内丸以外、いろんな候補地に決まる可能性もあるということですか。

市長:

そのことも含めて、今フラットな気持ちでいます。

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3 いわてグルージャ盛岡のスタジアムについて

記者:

グルージャのスタジアムの件についてお聞きします。議会でも議論がありましたし、先月ですかね、秋田社長の方が、内舘市長の方に要望書を提出するという動きもありましたけれども、計画の期限の提出が来年の6月に迫る中でですね、今後、具体的にどのようにグルージャ側と協力してスタジアム問題に取り組んでいくのかというところのスケジュール感だったり、現時点の市長のお考えがあればお聞かせください。

市長:

はい。まずは、この盛岡にとって、スポーツ、そしてプロスポーツのチームがあって、そしてその地域のチームが活躍して、市民の皆さんの希望になったりですね、そして、子供たちが夢を持ってどのスポーツにしろ、夢を持って自分もスポーツをしていく。そして街が明るくなっていく、元気になっていくというのは、とても大切なことだというふうに思っています。
グルージャという存在も、この盛岡にとっては、とても大切な存在だというふうに思っています。その中でですね。この前、秋田社長ほか、皆さん市役所に来ていただいてですね、お話をしました。大体の具体的なことはお話にありましたが、もう少しですね。少しもう少し計画お金のことも含めて、あと計画ももう少し突っ込んだ形の計画を立てていかなければ、市民の皆さんの御理解も得られないのかなというふうに思っております。市民の皆さんへのPRと盛り上がりも大切だと思いますし、市民の皆さんが納得する形の計画が立てていければいいなというふうに今は思っております。

記者:

議会での答弁で、期限が来年の6月末ということになってますけど、期限の延長も含めて今後そのJリーグのほうに打診ができないかみたいなところも検討したいというふうなことでございましたけれども、その辺は現時点でいかがですか。

市長:

そうですね、そのことも含めて、いい形でできるように、そのことも含めてですね、やっていかなきゃないというふうに思っています。

記者:

現時点での課題っていうところは、どういったところにあるというふうにお考えでしょうか。
さまざまな具体的に突っ込んだ計画をしていかなきゃいけない、と今おっしゃいましたが、その検討事項さまざまあると思うんですけれども、どういうところが一番今課題だというふうに感じていらっしゃいますか。

市長:

まあ、どちらにしろ、もう少し詳細に落とし込んだ計画がまずは必要だというふうに思っています。
課題といいますと、やはり、今の計画どおりの予算というか、お金のかかり方になっていくのか、もう少しお金のかからない方法があるのか。そこら辺、ちょっとまだ見えないところでありますけれども、どちらにしても市民の皆さんからお預かりした税金を使うということになるとですね、市民の皆さんへの理解をいただける、理解してもらうということが大切になってくると思います。

記者:

市として、この計画を落とし込む上で、どういったかかわり方をしていくんでしょうか。

市長:

そこはもう少しグルージャさんとお話をしていく。まだそういう段階だと思っています。

記者:

議会のやりとりの中で、事業費がおよそ45億円というのが出たときに、その事業費を何でというときに、社会資本整備総合交付金が活用できるか照会中だというような答弁があったと聞いているんですが、まだそんなに日が経っていないですけど、その結果みたいなものは、ある程度、国から出ているのかどうかというのは、これは市長じゃなくて担当部署じゃないとわからないかもしれないですが。

市長:

今そのことも含めてですね。話し合っている最中です。

記者:

今の話に引き続いてなんですけど、やはり6月となるともう本当に1年切ってますし、もう半年も、年末過ぎればもう半年ってことになるんですけど、そういったグルージャさん側との詰めでしたり、あるいはその詳細がもう少し踏み込んだ計画・内容、できること・できないこと、みたいなので、役割分担みたいなのは大体どのぐらいにまとまれば、スケジュール感的に間に合うか、とかというようなのは、どうでしょう、スケジュール感的なもので、いつくらいまでには、というのは、市長の頭の中で。頭の中にあるものは出せないかもしれませんが、公に出せる範囲でどのぐらいにはそういう道筋がつかないとちょっと、道筋をつけなきゃいけないな、というのがあれば教えていただきたいんですが。

市長:

さっきも話がありましたけれども、スケジュールを延ばしていただけるかどうか等も含めてグルージャさんと話し合いながら、そしてJリーグさん本体とも話し合っていかなきゃないという、今はその両建てでやっていかなきゃないと思っています。

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4 ふるさと納税について

記者:

私は、ふるさと納税についてお尋ねします。
先日の市議会で市長挨拶の中でもさまざまな施策を挙げられて、その中で財源化ということでふるさと納税を積極活用したいという趣旨の発言がありました。
一方で、ちょっと委員会のやりとりを傍聴していましたら、入ってくる寄付額よりも現状出ていっている控除の額も大きいということで、マイナスになっていると。それを今後財源化していくとなりますと現状を変えて大きく、何点か発展させていくということかなと思って、ちょっと注目をしたいなと思った点なんですけれども、今後そのふるさと納税については具体的にですね、現時点でこういう事業をしてみたい、こういう方針でいきたい、というようなお考えがあれば聞かせいただけますでしょうか。

市長:

はい。そのことについてはですね、今担当部も含め、庁内で本当に頭を一生懸命ひねっているところです。その中で、一つは宿泊施設に使用可能な旅行クーポンというのは人気になっている部分もありまして、旅行系の返礼品の拡充も図っていけば、数字が上がっていくんじゃないか、今、そういう庁内で意見もあります。あとはJR東日本盛岡支社さんと連携して、盛岡駅でしか体験できないような返礼品も今考えています。まぁまぁですね、良さそうな、あれ、まだしゃべっちゃ駄目なんだね。もしかしたらマニアの方には、こう、全国でも私ども聞いたことのないような内容のようなことも今、調整というか、考えて、今JRさんとも話している最中です。
なかなか、実際、例えば、お肉とかそういうのは全国的にも人気あると思うんですが、それはもう全国でやられているので、盛岡ももちろん努力はしていきますけれども、そういう旅行型ですとか、JRさんとタイアップするですとか、そういうことができないかということを結構、今、頑張って頭をひねっている最中、あと調整している最中です。

記者:

ありがとうございます。体験型のふるさと納税というようなところも考えられそうですね。

市長:

はい

記者:

ありがとうございます。今は盛岡市さんの納税サイトを見ていましたが、300品目ぐらい出てくるんですが、もっと増やしていきたいとか、そういう既にあるものを工夫していくというような方針もありますでしょうか。もしあれば。

市長公室長:

ちょっと、担当、市長公室になりますので、私の方から。返礼品の方は今、やはり盛岡人気があるのが冷麺とか、リンゴだったり、お米だったりいったあたり人気あるので、あとそのへんとお酒とかと絡ませながらですね、タイアップした商品は今も出しているんですが、さらにそれをもっとうまく、さらに地場産品をうまく活用して持っていきたいかな、いうところは今検討しているところでございます。ただ、もの自体もやはりちょっと新しいもの、なかなか開発しきれていない、発掘できていないというところもありますので、先ほどの体験型含めですね、ちょっとあれですが、個人版のふるさと納税だけじゃなくて、企業版のふるさと納税もありますので、そういった方で直接市の事業に何か携われるような企業さんとのタイアップとかできないかな、という辺りもちょっと今後詰めていかなきゃないなというふうには思っておりました。

記者:

ありがとうございます。一般的なふるさと納税の考え方についてだけ、お聞きしたいんですけれども、この返礼品競争の問題、本来の趣旨とは違ってしまっているというような議論があるんですけれども、市長ご自身はこのふるさと納税という制度について、どういうふうにお考えでいらっしゃいますか。

市長:

はい。まあ、元々の趣旨は生まれ育った地元への貢献とか、あと頑張っているまちへ応援をしたい、そういう気持ちを表して地域を活性させていこうという趣旨だと思うんですね。そういう意味で今、ちょっと話がありましたけれども、競争になったりですね、本来の、国の方でも話しています、本来の趣旨とは少し違う形になっているんじゃないか、と、そういう議論もあります。ただ、今、制度は実際にあるわけで、この盛岡もまずはその制度にのっとって、できるだけ応援していただけるようなまちづくりをしていきたいということと、あと、できるだけこの制度でやはり、ふるさと納税の金額が盛岡に対して上がっていく努力はしていくべきだろうというふうに思いますし、していきたいというふうに思っています。

記者:

ありがとうございます。この件で、最後にすみません。制度が変わりまして、9月末、10月、駆け込みの寄附も結構多かったのかと想像するんですけれども、もし数字が出ているようでしたら教えていただきけますか。

市長:

令和5年の9月の寄附の額はですね、5630万3000円でした。令和4年、去年の9月は1647万7000円ということで、駆け込み需要という側面はあったんだろうとは思いますけれども、昨年と比較しますと割合で言いますと341パーセント。増額分は3982万6000円ということです。これは全国どうだったのか、駆け込みだったのか、そのことも含めて検討しなければなりませんけれども、数字としてはそういう数字でした。

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5 いわて盛岡シティマラソンについて

記者:

私はいわて盛岡シティマラソンについてお伺いします。先日の大会、市長も大変お疲れさまでした。マラソン大会の号砲の前に瀬古利彦さんから大勢のランナーを前に佐々木七恵さんの話をしてくださいました。佐々木さんは女子マラソンを正式に採用された1984年のロス五輪の日本代表として活躍されて、盛岡一高などでも教員生活をされてされていたご経験があるなど、盛岡にも大変縁のある方でして、県内では4年前に佐々木さんの名前を冠した大船渡市の大会が終了して、顕彰の場が失われているところで、瀬古さんも大変寂しがっておられましたけれども、例えば盛岡シティーマラソンの大会名のサブタイトルに佐々木七恵記念を付けるですとか、あるいは優秀選手に佐々木さんの佐々木七恵賞を付けるですとか、そういった顕彰の場にするというふうなお考えは市長にございますでしょうか。

市長:

まず、シティーマラソンで瀬古さんがですね、佐々木七恵さんのお名前を出していただいたことは、そして尊敬するランナーでしたというお話をいただいた時、率直に言ってとてもうれしかったです。私も七恵さんが教員をしていた時にですね、生徒でした。直接指導してもらったこと、もちろんありませんけれども、校庭でいつも重いやつを待って真剣な顔をして、こうやってトレーニングしている姿を思い浮かべました。今の話のように、今、具体的に佐々木七恵賞でしょうか、例えば、あと佐々木七恵のさんの冠をつけるっていうのは、今時点では特に考えてはおりませんでしたけれども、何らかの形で今お話を聞いていいお話だなと思いましたので、実行委員会でもちょっとお話をしてみたいなというふうに今思いました。

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6 人口減少に関する共同宣言ついて

記者:

ちょっと前の話なんですけれども、年頭の達増知事の会見の中で、市町村長とのですね、共同宣言、人口減少に対する共同宣言を出したいという発言があったんですけれども、こちらについての市長としての意義とか効果について率直にお聞かせ願います。

市長:

はい。とても、今まだ具体的にですね、あれですけれども、とてもいいことだと思います。そして盛岡市としても、県、岩手県と一緒に、そして県内の市町村の皆さんと一緒にですね、岩手県という立場で、そして岩手県の中のもしかしたら盛岡市としても県庁所在地、そして岩手県の中で一番人口が多いまちとして岩手県に対しても、そして各その岩手県内の市町村の皆さんに対してもできることがあるかもしれません。その2つの面で前向きに考えていきたいですし、人口減少中の今、大きな問題ですから、そういう観点というのは非常に有意義なことだというふうに思っています。

記者:

ありがとうございます。発言から9か月たっているんですけれども、9か月、11か月くらいたっているわけですけれども、スピード感についてはどのようにお感じになっていますでしょうか。

市長:

県も、言うことが適当かどうか分かんないですけど、8月に知事もちょっと選挙があったりしてですね、少しその期間があったかもしれませんが、これから県にも働きかけて一緒にスピード感を持ってやっていかなきゃいけないというふうに思います。

記者:

ありがとうございます。宣言に際して各市町村長とやりとりをして要望なんかも吸い上げたいということを達増知事は当時おっしゃってたんですけれども、盛岡市としては共同宣言を出すに当たってですね、期待したいこととか、こういったことを要望したいというのは、具体的なものがあれば教えてください。

市長:

さっきも少し話したことに関連しますが、その単独の市町村だけではできないことや、あと国に対する要望もですね、単独の市町村だけでは、盛岡市だけでは、なかなか声の届きにくいこともあるんだろうというふうに思います。そういう意味で岩手県市町村がまとまって、そして県と連携をして、国に対しても考えを伝えていく。そして大きい意味でいうと、日本全体人口は例えばもしかしたら縮小していくかもしれない中で、東京の一極集中だけはなくて、この岩手にも魅力があって、コロナで分かった、その一つのまちに、一つの東京だけに集まることでなくても、人は幸せに生きていける。そんなことも岩手県全体でまとまって国に、県と一緒に、国に対してまとめていくということはとても大切なことなんじゃないかなというふうに思っています。

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7 市民の意見箱「市長への手紙」について

記者:

私は10月に開始しました市民の意見箱「市長への手紙」について伺いたいと思います。設置から、1か月経ちまして、どれくらいの意見が寄せられて、それをどのように受けとめていらっしゃるかというところを伺えれば。

市長:

まず件数について言いますと投書箱っていうのは今までもあったわけですけれども、過去3年間は大体1年間に220から270件ぐらい、200件台がだったんですけれども、「市長への手紙」ということで、マスコミの皆さんにも報道をしていただいたおかげもあって、10月4日から10月末までの間で231件の手紙がありました。そういう意味では、今まで1年間分ぐらいの数がまず10月1か月でいただいたということです。これは実は、市民の皆さんの声を聞くということが大切で、そこに答えがある、そういう思いでやってみよう、ということでやったわけですけれども、私自身も少しどんなお話があるかというのは緊張しました。多分、市役所の職員は私以上にですね、市民の皆さんからどんなことが来るんだろうということで緊張したんじゃないかなというふうに思っています。そんな中で、内容を見ますと、いろんなまたこれまたいろんな意見があります。本当に多岐にわたっています。道路のことから福祉のことから、あとはバスのこと、除雪のこと、給食費のこと、子育てのこと、マラソンを含めイベントのこと、いろいろなことが来ています。それで、やっぱりですね、いろんな意見はある、ということ。やはり市民の皆さんが直接届く仕組みというか、伝える仕組みができたということで、たくさんのご意見が今来始めているということに、まずそこにも意義があるんじゃないかなと思っています。私もできることできないことはもちろんあります。将来に向けてなるほどと。将来そうだな、そういう町にしていきたいなと、いろいろなことはありますけれども、目は約束どおり、必ず目はとおして、読んでおります。これからも引き続き、たくさんの皆さんから、より、よりたくさんきていただけるように、私自身も「市長への手紙」というのがあるんだよということも、皆さんにより伝えていきたいというふうに思います。

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8 中津川の鮭の遡上について

記者:

ちょっと唐突なことになるんですけれども、中津川の鮭の遡上がもうほとんど見られないという現状になっていると思います。盛岡市は鮭の上る中津川ということを一つシンボルとされて、まちづくりとも関わっているのかなと思うのですけれども、これは自然相手のことなので対応がどうこうということではないですが、今後、その町の魅力ということとの兼ね合いの中で、今サケが非常に上ってこなくなっているということ、市長ご自身、現時点で御所見があればお聞かせいただきたいです。

市長:

鮭が中津川に上ってくる。これは本当に盛岡にとっては、ちょっと財産という言い方が合っているかどうかわからないんですが、財産だと思ってきました。これから盛岡が生き残っていくためには、そういう観点で盛岡がいい町であっていくために大切なことは、そのオリジナルなものが、この盛岡にいくつあるか、幾つ小さくても大きくても派手なこと、派手でないことを含めて、盛岡にオリジナルなもの、こと、事柄があるということがとてもこれから大切だと思っています。で、話が鮭の話になりますけれども、鮭が上ってくるって本当に盛岡のある意味オリジナルでとても大事なことだと思っています。ちょっと自然のことなので、今いろいろな自然環境とか天候のことだけいろいろありますので、ちょっと私も科学的なことがちょっと分かりませんので、きちんと専門家の話を聞いて、そのことが残せる何か対策があるのであればやっていきたいし、やっていかなきゃないことだというふうに思っています。ちょっと専門家の皆さんの話もきちんと聞いた上で、でもとても大切なことだというふうに思っています。

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9 学校給食の無償化について

記者:

最後、私から伺いたいんですけど、給食学校給食費の無償化について、市長の選挙公約でもありました。議会でも多く取り上げられたんですけれども、あくまでこれは無償化というのは、任期4年内で実現を目指すものなのか。また、その道筋をつけるという形を目指すのか、そのあたりの実現のめどというのを改めてお考えをお聞かせください。

市長:

はい。給食だけじゃなくて、今すぐにできること。例えばですね、本当にお金もかけずにすぐできること、退職金のことをまず決めたりとか、「市長への手紙」とか「もりもり」をまずやり始めています。あと、年度内にまず私の市民の皆さんとの約束で目に見える形で今やれることということを整理しています。短期、中期、そういう意味で言って、1年、2年、4年、そしてもう少しかかること。今盛岡市の総合計画10年、盛岡今まで10年でやってきているんですけれども、来年度最終年度で再来年から10年の計画を今立てる準備を始めています。そういう中で短期、すぐにできること、短期、中期、長期でどいうふうにまちづくりを進めていくかということを今整理している最中です。給食に関しましても4年間でできるものなのか、難しいものなのか。そして完全給食の実現ということもあります。今整理をしている最中です。できるだけ私のまず今与えられた4年の中で整理をしてご提示ができるようにしていきたいというふうに考えています。

記者:

ありがとうございます。先ほどお話しになった完全給食の部分ですけど、選択方式一部の中学校で続いているんですけれども、それをあくまで学校給食センターを新たに造って、その完全給食を実現した上で無償化を目指すという順番の考え方でいいのかという部分をお聞かせください。

市長:

今整理している最中ですけれども、まずは完全給食の普通に考えるとですね、また、ちょっと整理は、まだ完全な整理ができているところではありませんけれども、完全給食の実現の上に無償化なんだろう。それは不公平なこととかですね、出てくるのかもしれないなという考えの中で、ただ今ちょっと整理をしていますので、それらの整理が終わった段階で皆さんに御提示をしていきたいというふうに思っています。

記者:

最後になりますが、財源も含めて多く課題があると思うんですけれども、改めて市長の無償化に向けた思いというのをお聞かせください。

市長:

無償化、財源は厳しいけども、無償化に向けた思い。大切な、とても大切なことだというふうに思っています。

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