市長定例記者会見(令和5年8月1日)

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広報ID1043762  更新日 令和5年8月23日 印刷 

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1 風流踊のユネスコ無形文化遺産認定書の伝達について

市長:

昨年11月に本市の国指定重要無形民俗文化財である永井の大念仏剣舞を含む風流踊がユネスコ無形文化遺産に登録され、令和5年7月10日に文部科学省において認定書が伝達されました。大変喜ばしいことであり、盛岡の民俗芸能の価値が改めて世界に認められたものと強く実感しております。いただいた認定書は8月1日、本日から市庁舎本庁舎1階のエレベーターホールに展示しておりますので、市民の皆様には来庁した際にぜひご覧いただきたいと思います。
本市は、民俗芸能の宝庫であります。「永井の大念仏剣舞」をはじめとする数多くの民俗芸能が各地で脈々と受け継がれており、今後その魅力に触れる機会を順次予定しております。「永井の大念仏剣舞」については、8月11日に踊り手が一堂に会する笠揃(かさぞろえ)が15年ぶりに永井地区の庭元(にわもと)宅で行われるということであります。その他の民俗芸能については、8月27日に「盛岡市青少年郷土芸能フェスティバル」をホットライン肴町で開催し、神楽や獅子踊りなど7団体の出演を予定しております。多くの民俗芸能を街なかで見ることができる貴重な機会でございますので、多くの皆様にそれぞれの芸能が醸し出す豊かさや迫力を味わっていただきたいと思います。

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2 火山防災の必要性について

記者:

先日7月29日に県の総合防災訓練が行われたと思いますが、今回、岩手山噴火を想定したものということで、広域的な訓練が行われたかと思います。改めて市として火山防災の必要性や決意といったものがお聞きできればと思います。

市長:

先日、盛岡広域を中心としてですね、岩手山が噴火したということを想定しての県の防災訓練が行われましたけれども、風向きでどちらの方向に火山灰とか、いろいろ飛んでいく可能性もあるわけですけれども、想定している中で、盛岡広域の来るであろうというエリアについて、私どもも玉山の公民館中心に、特にこの間は八幡平の方の被災された方々が避難してこられたときの対応というもの、先日は対応させていただきました。常に備えあれば憂いなしということでございますので、これら災害等への対応、今後ともしっかりやっていく、確認の意味で重要な訓練であったなと思わせていただいております。

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3 盛岡さんさ踊りについて

記者:

本日から、いよいよ通常開催となる盛岡さんさ踊りが開幕します。さんさ踊りに対して市長の受け止めをお願いいたします。

市長:

いよいよ第46回の盛岡さんさ踊りがいよいよ本日開幕をするわけでありますが、8月4日まで延べ197団体23,000人が参加をされる予定でございます。和太鼓の同時演奏世界一の記録を持つ盛岡さんさ踊りらしく、力強く、勇壮な太鼓パレード、そしてまた華やかな踊りを披露していただければと思っております。4年ぶりの通常開催となるわけでありますが、「さんさおへれんせ集団」をはじめ「愉しむさんさ輪踊り」、「加わるさんさ当日練習会」など観客が参加できる企画も再開いたしますので、ぜひ一緒に楽しんでいただきたいと考えております。
また、令和5年度に友好都市提携5周年を迎えます東京都文京区から成澤区長ほか、訪問団の方々、総勢9名が本日のパレードに参加をしていただきます。また、最終日でありますが、4日には昨年度に続きまして、友好都市である沖縄県うるま市から伝統芸能エイサーの団体うるま市具志川青年会も特別出演し、会場を盛り上げていただくこととしております。ニューヨークタイムズ紙掲載の効果で国内外から大きな注目を集めている中での開催となります。これを追い風に、盛岡が誇る盛岡さんさ踊りの魅力が伝わるよう、おもてなしの心で皆様をお迎えしたいと思っております。
加えて、宮古に入港予定でございます大型クルーズ船、この辺からも盛岡のさんさ見学希望が出ておられるわけで、後でちょうど人数が確定してございませんけれども、来られる予定でございますので、今後につながるようなおもてなしの心に対応してまいりたいと思っております。このさんさ踊り期間中大変天候に恵まれ、大変暑い日が続きそうでございますので、熱中症等にも十分注意しながら対応していかなければならないと思ってますし、まだコロナの方も完全に終息したわけでもございませんので、その辺への注意も払いながら楽しい4日間にしてまいれればと思っております。

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4 ニューヨーク市におけるプロモーション活動について

記者:

多少関連なんですけれども、ニューヨークに今月下旬ですか、行かれるという予定だと伺ってますけれども、そこでも、さんさを御披露されるんですよね。意気込みみたいなものありますでしょうか。

市長:

まだ人員とか確定はしたものではありませんが、いずれニューヨークの方で開催される予定の第3回のジャパンビレッジ夏祭りというのが企画されているわけですが、ニューヨーク市からの本市への誘客促進を図っていくということで、担当を今、いろいろ詳細を詰めているところでございます。その時に盛岡の方からもミスさんさ踊り、さんさ太鼓連によるさんさ踊りを披露する予定。それから、一般の参加者への踊りのレクチャーを行うというようなことも企画しているようですし、それから踊りの上手な方を選出する「さんさ踊りコンテスト」も実施すると伺っております。さらに、このニューヨークでは初めてとなると思いますけれども、わんこそば大会を開催をしようという企画があるようでございます。
今後、日程・人員等これからいろいろ担当部の方で詰めていくことになろうかと思いますけれども、ぜひ世界に発信をしていただいたニューヨークでございますけれども、そちらの方に行って盛岡の魅力をさらに伝えるような機会につながればいいなと思っているところでございます。

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5 県への要望活動について

記者:

先日は岩手県に盛岡市として要望をいくつか行ったと思うんですけれども、この際、知事が直接受けとるのが1期目以降、10数年ぶりのようでして、実際にやりとりを直接されて所感と、あと、要望実現に向けた期待感などあればお聞かせください。

市長:

先日、盛岡の地方振興局の方の中で知事出席をされての要望活動という設定をしていただいたところでございますが、市とすればさまざま道路整備関係も含めて要望させていただきましたけれども、特にそこの中で申し上げましたのは、北上川バレー構想というのを我々の方も提言もいたしまして、内陸部特に盛岡周辺への企業誘致関係、これらについて促進型環境整備を含めて県の方としてもしっかりした対応をお願いしたいということを申し上げたところでございます。もう既にさまざま市としても将来構想を持って進めておるものでございますので、やはり県の方がしっかりその辺を受けとめてですね、対応していただく国の方にはさまざま要望してございますけれども、県の方がやはりその辺しっかり受けとめて、歩調を合わせていただくことが、スピード感を持ったこれからの事業展開につながるだろうと期待をしていますので、その辺について申し上げさせていただいたところでもございます。

記者:

知事が直接受け取るっていうことは、やはり市にとっても大きいものでしょうか。あと、それが一つと、あともう1点、知事が受け取ったことに対して、知事に批判的な見方をする方から、選挙前のパフォーマンスなんじゃないかという声なんかもあるようなんですけれども、そういった言説に関しての受け止めなどもあれば、お聞かせください。

市長:

いろいろな方々がおられると思いますけれども、いずれ市とすれば最終的には知事のところに上がっていく段階、振興局、それから県の各部を経由して知事の方とか副知事の方に段階的に上がっていくものを直接、その中間を省略して、直接渡せるということで、省力化にもなっていることでもありますので、よろしいんじゃないかなと思っています。

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6 5期目を振り返って

記者:

今任期、最後の定例会見になると思うんですが、令和元年の9月、5期目スタートの時に、市長、記録を見ると、「新しい時代に向け東北をリードする盛岡市であるよう、さらに力強く踏み出したい」という5期目の抱負を述べられていたんですけれども、改めて今任期を振り返ってということでお話をいただきたいと思います。

市長:

いずれ1期・2期が行財政改革ということで、財政状況が厳しかったので、その辺の立て直しをしっかりやるということでしたし、3期目に入って今度は東日本大震災への対応とか、いろいろ取組をしてまいったわけですが、5期目の段階に入ってバスセンターだとか、いろいろな部分が具体的に動き出していく、そういう時期を迎えていたと思っておりますので、それらを着実に前に進めていく、そういう強い気持ちを持って臨ませていただいた5期目であったなとは思っております。まだまだ、課題山積しておりますけれども、やはり将来世代により良い形をつくっていくということ、そのことを常に心がけて対応させていただいております。時代の流れというものもしっかり見通しを立てながらですね、将来に備えていくということ、その時を決意させていただいたものだと思っております。

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