令和4年度の都市景観賞が決まりました
広報ID1024771 更新日 令和4年11月10日 印刷
令和4年度盛岡市都市景観賞は、令和3年8月1日から令和4年7月31日の期間に、皆さんから応募いただいた17件の中から、2件が選ばれました。
盛岡市都市景観賞とは
盛岡市では、自然と歴史的環境が調和した盛岡らしい都市景観の形成を目指し、さまざまな景観施策を行っています。その一環として行う「盛岡市都市景観賞」は、都市景観形成のより一層の充実が図られるように、周辺景観に調和した美しいまち並みを育む魅力ある建築物や緑の空間などを表彰するものです。
令和4年度受賞物件
都市景観賞
駒木葬祭社屋
今も城下町の歴史を感じる南大通の寺院群と鉈屋町・大慈寺町界隈。株式会社駒木葬祭が、社屋を板張りに新しく建て直しました。
瓦屋根に外壁は木板のよろい張り。一部をしっくい風に仕上げ、格子の窓、木製引戸によるシャッターや控えめな植栽、正面の下屋の柱脚には自然石を配するほか、夜間のライトアップなど、まち歩きで訪れた方々が写真に収めるようなやさしい雰囲気を与えています。
正面の看板にあるように、同社は明治10 年創業で今年創業145 年になります。かつて盛岡市出身の「平民宰相」である原敬の葬儀を仕切ったことでも有名で、国内でも早くから葬儀に取り組んだ歴史を持っています。
「ささやかでもご家族がここにつどい、故人を偲びながら打ち合わせ等をするためにふさわしい建物を」と願った施主と、それに応えた設計者、施工者のそれぞれの想い、そして周囲へと輪が広がることを期待しての受賞となりました。
紺屋町番屋
盛岡市民に親しまれた紺屋町の番屋は、とんがり屋根の火の見櫓(やぐら)から車庫まで、よろい張りの木板はかつての色合いを参考に生まれ変わりました。
旧奥州街道沿いの紺屋町・中ノ橋通界隈にあり、大正2年(1913年)、外国から輸入された消防車に合わせ洋風な建物として生まれました。番屋として役目を終えた後平成27 年に市へ寄附され、同30 年景観法に基づく景観重要建造物に。令和3年からの改修復 復元工事では、盛岡市景観形成推進委員会が外装色について市民からの意見を元に決定。歩行者に配慮し、中津川に向け約1メートル後退。当時の石畳を用いた舗石や設備の遮蔽なども施しました。
現在はカフェや物品販売、体験施設に利用され、歴史文化的価値の高い建物のリノベーションの好例となりました。長く保存に尽力した方々の紡いだストーリーに敬意を表し、盛岡のシンボルとして期待する思いを込めました。
これまでの受賞物件
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