デング熱
広報ID1006588 更新日 令和6年11月27日 印刷
病原体 | デングウイルス |
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症状 |
急激な発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐 |
感染経路 | ウイルスを保有している蚊が吸血することで感染 |
陽性者から他の人への感染 | 直接感染はしないといわれている |
予防方法 | 蚊に刺されないように対策する |
感染症法に基づき「4類感染症:全数把握義務」に定められています。
デング熱の詳細
デング熱は、主に東南アジア、南アジア、中南米、アフリカなど、熱帯・亜熱帯地域で多く発生しています。
国内でも、海外において感染し帰国後に発症する輸入症例が、年間200例程度報告されています。近年では、平成26年に、東京都内の公園等を利用した人を中心に、160人以上の国内感染が起きました。
海外の流行地へ渡航する場合は、蚊にさされないよう注意しましょう。
また、市内においても、自宅や施設の周りを点検し不要な水を捨てるなど、蚊の発生防止対策が感染予防になります。
原因と感染経路
デングウイルスによる感染症で、ヒトから蚊、蚊からヒトへと蚊を介して感染します。
デングウイルスに感染している人の血を蚊が吸血することで、蚊がウイルスを保有します。この蚊が感染していない人を吸血する際に感染します。
ヒトからヒトへ直接感染することはないと言われています。
潜伏期間と症状
潜伏期間
2日から15日(通常3日から7日)
症状
突然の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛に続いて発疹などが見られます。
多くの場合、発症しても一週間程度で改善しますが、まれに重症化して出血やショックを引き起こすデング出血熱などに移行することがあります。
予防方法
※現在、予防できる有効なワクチンはありません。
蚊に刺されない対策が必要です。
- 網戸や防虫網などを設置し、部屋の中に蚊が入り込まないようにします。
- 外出時は、長袖、長ズボンなどを着用し、皮膚の露出をさけます。また、虫よけ剤などを活用しましょう。
- 屋外にある古タイヤや空き缶などに溜まる不要な水たまりをなくします。蚊の発生源をなくすことができます。
- 汲み置き水は1週間に1回、清掃や交換をします。
海外へ渡航される場合は、渡航先でデング熱が流行していないが調べてみましょう。
治療方法
現状として、デングウイルスに有効な薬がないため、治療は対症療法が中心となります。
また、有効なワクチンもありませんので、感染を予防することが大切です。
医療機関のみなさまへ
デング熱は、感染症法の届出疾患です。診断した際は直ちに発生届の提出をお願いします。
デング熱に係る検査のご相談は最寄りの保健所にご連絡ください。検査のために採取した検体がありましたら保管をお願いします。
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このページに関するお問い合わせ
保健所 指導予防課 感染症対策担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8244 ファクス番号:019-654-5665
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