感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)

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広報ID1006623  更新日 令和6年11月27日 印刷 

感染性胃腸炎の概要
病原体 ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスや細菌や寄生虫
症状 1~3日程度
感染経路

接触感染:病原体が付着した手で口に触れることで、病原体が体内に入り感染する

経口感染:病原体で汚染された食品等を食べることで感染する

陽性者から他の人への感染 する
予防方法

石けんと流水でしっかり手洗いをする。

食品を調理するときは十分に加熱する。

嘔吐処理などをするときは、使い捨てやマスクや手袋などを着用してしっかり消毒する。

 

感染性胃腸炎の詳細

「感染性胃腸炎(おなかの風邪)」の発生は1年中見られますが、中でもノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は秋から春にかけて多く発生します。このウイルスは、感染力が強いため、集団生活や家庭などでの感染症予防対策が重要です。

原因と感染経路

原因

多くのウイルス、細菌、寄生虫が病原体となりえます。
ウイルス性のものにはノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが挙げられます。
細菌性のものでは腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、サルモネラ。
寄生虫ではアメーバ、アニサキス、ランブル鞭毛虫などが挙げられます。

感染経路

感染経路は、病原体が付着した手や物が口に触れることで感染する接触感染、病原体で汚染された食品や水を口にすることで感染する経口感染があります。
ノロウイルスでは、ふん便や嘔吐した物を片付けた後、処理や消毒が不十分で残ったウイルスが空気中を舞うことがあります。(空気感染)

潜伏期間と症状

潜伏期間

病原体によって数十分から数日と差があります。
ノロウイルスなどは24時間から48時間程度です。

症状

主な症状は、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛、発熱などで、一般的には数日で軽快しますが、症状が消失してもウイルスや細菌が1週間以上便に排出されることがあります。
感染しても発症しない場合や、軽い風邪症状のみの場合もあります。

予防方法

石けんと流水でよく手を洗いましょう。

調理前、食事前、トイレの後、おむつ交換の後などは石けんと流水でよく手を洗い、病原体を洗い流しましょう。

85度以上でかつ1分以上のしっかりした加熱

食品(特にカキなどの二枚貝)を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。
海外渡航時には、生ものや生水の摂取を避けることが大切です。

家庭や施設で発症した場合は

  • ふん便や嘔吐した物を処理するときは、使い捨てのマスクと手袋を着用し、飛び散らないように注意する。
  • ふん便や嘔吐した物で汚れた衣類、便器、手すりなどは塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒する。
  • 手拭きタオルなどは共有しない。
  • 保育園、学校、その他社会福祉施設などで、有症者が10人以上(または通常より多く)発生した場合や重症者が出た場合は、保健所に連絡する。

治療方法

ウイルス性のものでは対症療法が中心となります。
細菌性や寄生虫によるものでは病原体に有効な治療を行う必要があります。

社会福祉施設などで集団発生した際の報告

保育所や高齢者入所・通所施設等で感染性胃腸炎の集団発生があり、基準に該当する状況の場合は保健所まで報告をお願いします。

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このページに関するお問い合わせ

保健所 指導予防課 感染症対策担当
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8244 ファクス番号:019-654-5665
保健所 指導予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。