認定店「喫茶 緑青」
広報ID1029178 更新日 令和5年2月1日 印刷
盛岡市玉山地域が特産の黒平豆を使った「玉山ナンテコッタ」が認定商品です。
石川啄木の歌碑の建つ渋民公園内にある喫茶店・緑青(ろくしょう)が、盛岡の美味いもんアンバサダーに認定されました。
認定商品「玉山ナンテコッタ」
パンナコッタの層の上で輝く、ほうじ茶ジュレ。きれいな2層の間に黒平豆のがゴロゴロと入り、豆の食感、味わいを楽しめる一品です。パンナコッタ部分に見える黒い粒も、ミキサーにかけた黒平豆です。
使われている黒平豆は、JA新いわてがパックで販売している煮豆そのまま。「和」を代表する「煮豆」と、イタリア発祥のパンナコッタという意外な組み合わせですが、実は相性バッチリです!
玉山ナンテコッタは、玉山地域のまちづくりに取り組む団体「TAMAYAMAX( タマヤマックス)」が、地域の名産である黒平豆を広めたいと開発した商品です。
黒平豆の食べ方としては煮豆が主流ですが、煮豆は作るのが難しかったり、食卓で好んで食べる若い世代も限られたりという課題も。黒平豆を食べるシチュエーションに広がりを持たせるために、既製品の煮豆を使うことや、洋風のスイーツに仕上げることなどがアイデアに挙がりました。
そこで立ち上がったのは、メンバー内にいるプロのパティシエ・瀬川徹さん。8種類ほどの試作品を考案し、メンバーで試食や意見交換を繰り返しながら、玉山ナンテコッタの商品化が決まったそうです。
そしてこの玉山ナンテコッタは、「2018年度JAいわてグループ6次産業化アワード」で見事、審査員特別賞を受賞!味や食感、デザイン、素材の特性が生かされているかといった観点で、高く評価されました。
そんな玉山ナンテコッタの販売店として、レシピを受け継いだのが「喫茶 緑青」です。
「地産地消って特別なことではないと思います。その土地で採れたものをその土地で使う。新鮮だし、安いことも多い。うちではオール地元産のサラダを出しても、何も言わない。ごく当たり前だから」と気負わず話すのは店主の松本洋介さん。「逆に『これは地元産です!』って強調していると、『じゃあそれ以外はどこ産だろう?』って考えちゃう」と笑いながら、「飲食店はどこにあってもそうあってほしい」と話します。
2019年8月、福島県で開かれた国際交流事業に帯同シェフとして参加。「海外の人たちに自分の料理が受け入れられるか不安もあった」そうですが、参加者には大好評。それまでの経験や考えに裏打ちされた「自分の道」が間違っていなかったと、自信につながったそう。
もともとは地域内の別な場所にあった緑青さんですが、「不思議な縁に引き寄せられるように」、この場所へ移転。
お店イチオシのコーヒー「啄木ブレンド」。玉山の生んだ歌人・石川啄木が明治に飲んでいたとされるコーヒーを再現したもの。どのあたりが「再現」なのかなど、松本さんとの会話を楽しみながら、当時に思いを馳せてみてください。
ところで、黒平豆って?
盛岡市渋民地域に根付く在来種で、表皮に出る3本のしわが特徴。渡り鳥の雁(ガン)が渋民に落とした一粒の種から芽吹き、育ったという言い伝えがあり、別名「雁喰い豆」(がんくいまめ)とも呼ばれています。大粒で、独特の弾力としっかりとした歯ごたえがあり、こくのある風味を楽しめます。
店舗情報
喫茶 緑青
- 所在地:盛岡市渋民字鶴塚5-5 渋民公園内
- 営業時間:11時~15時30分、17時~21時 ※ブログでご確認ください
- 定休日:不定休 ※ブログでご確認ください
- 問い合わせ:090-6130-2190
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