認定店「すっぱい林檎の専門店。」
広報ID1026940 更新日 令和5年1月31日 印刷
盛岡産りんごの入った「すっぱいりんごジュース」と「盛岡の初恋」が認定されました。
りんごの多様性を表現するお店
盛岡市上田に平成30年11月にオープンした「すっぱい林檎の専門店。」。その名のとおり、酸味の強いりんごを使ったオリジナル商品を取り揃えるお店です。甘くて香りのよい、生食用りんご有数の産地・盛岡市でも、異彩を放つ存在です。
販売しているのは5段階の酸味レベルから選べるりんごジュースや、ちょっと変わったりんごジャムなど。旬の時期にはすっぱいりんごそのものも販売するので、お菓子作りが好きな人も訪れるそうです。
商品には可愛いラベルやラッピングが施されているので、女性客が「大切な人」への贈り物として購入することが多いのですが、最近増えているのが「彼女へのプレゼント探し」に悩める男性。ここへくれば他にはない逸品が手に入りそうです。
認定商品1「すっぱいりんごジュース」(5種)
酸っぱさレベル1から5まである「すっぱいりんごジュース」は、ストレートジュース。りんご以外は何も加えられていません。
最も酸っぱいレベル5のキャッチコピーは「ふるえるほどすっぱい」。
使われている品種「ブラムリー」の糖度は9度~10度ですが、一般的なフジは13~15度なので、いかにすっぱいかがお分かりいただけるでしょうか。
この酸味は、つわりですっぱいものを必要とする妊婦さんにも喜ばれているそうです。
「盛岡のちょっと変わった手土産として買っていく人も多いですね。誰かに教えたくなるし、そうやって会話が弾むのもこの商品の特徴です。」と、同店の店主・藤野里美さんは話します。
認定商品2「盛岡の初恋」
果肉まで赤いりんご「ジェネバ」と、盛岡生まれの「さんさ」を使ったりんごジャム。石川啄木と宮沢賢治が青春時代を過ごし、初恋をした盛岡にちなんで名付けられました。
青山地区まちづくり協議会が開催する通称「赤レンガ朝市」で出会ったりんご農家や常連客らとの縁で商品化が実現しました。
ジェネバはカナダ原産。盛岡市はカナダ・ビクトリア市の姉妹都市であり、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、カナダのホストタウンを務めています。カナダと盛岡の結び付きの深まりにも一役買ってくれそうです。
りんごの新しい楽しみ方を提案
りんごの酸っぱさに注目した理由を尋ねると、「東日本大震災のボランティアで知り合った人がりんご好きで。産直で珍しいりんごを見つけては情報交換しているうちに、私自身のりんごの好みがわかってきて、酸味が強いりんごにもニーズがあるんじゃないかと感じたんです」と藤野さん。
「主に使っているりんごは、フジなど定番品種よりも収穫時期が早い品種。新しい品種に挑戦しようと、畑に数本だけ栽培している農家さんもいるんですが、量が少ないから知らない人のほうが多い。この店がそういうりんごの受け皿になり、すっぱいりんごを求めている人につなげられたら。確実に、すっぱいほうが好き、というお客さんはいますからね」と、生産者の販路としても貢献しています。
すっぱい林檎の専門店。は今後も、りんごの楽しみ方を広げてくれそうです!
店舗情報
すっぱい林檎の専門店。
- 所在地:盛岡市上田一丁目11-23
- 営業時間:11時~18時
- 営業日:毎週水曜~日曜
※最新の営業日は、フェイスブックやツイッターで確認してください - 電話:050-3700-0056
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