平成30年度盛岡市女性活躍推進に関する事業所調査

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広報ID1024008  更新日 平成31年3月26日 印刷 

平成30年度 盛岡市女性活躍推進に関する事業所調査を実施しました

1 調査目的と趣旨

 女性活躍推進をはじめとする「誰もが活躍できる職場づくり」への取り組みは、多様な人材の意欲と能力を引き出し、人口減少による労働人口の減少などの急激な社会変化に直面しても、持続可能な地域社会を形成する上で不可欠であるという観点から、盛岡市内事業所における女性活躍推進の現状や課題及びニーズを把握し、今後の施策の基礎資料とするため、平成30年度に本調査を実施しました。

 なお本調査は、平成30年度岩手県立大学地域政策研究センター地域協働研究(ステージ1.研究課題名「女性活躍推進が地域活性化に与える影響について」)の一環として、岩手県立大学社会福祉学部吉田仁美研究室及び盛岡市が共同で実施したものです。

2 調査の実施概要

盛岡市内事業所へ以下の調査を実施し、女性活躍推進の現状や課題及びニーズを調査しました。

 

【調査1】事業所へのアンケート調査(平成30年9月1日~平成30年9月30日)

盛岡商工会議所会員のうち従業員20名以上635事業所を対象に、質問紙を郵送しました。

回収数は100件(回収率15.7%)、うち有効回収数89件(有効回収率89.0%)でした。

(詳細は報告書第3章のとおり。)

 

【調査2】女性従業員へのインタビュー調査(平成30年11月6日~平成30年11月13日)

上記アンケート調査内においてインタビュー協力事業所を募り、調査の同意を得られた市内3事業所とその女性従業員5名に対し、個別に調査を実施しました。

(詳細は報告書第4章のとおり。)

 

3 調査実施者

(1) 調査の総括、集計・分析・考察(正)

  (研究代表者)岩手県立大学社会福祉学部准教授 吉田仁美、吉田仁美研究室

(2) 調査及び関連事業の実施、集計・分析・考察(副)

  (共同研究者)盛岡市市民部市民協働推進課男女共同参画推進室

4 調査報告書

5 調査結果の要旨

(調査報告書2ページより抜粋)

(1)調査に回答した89事業所のうち約4割にあたる36事業所が「女性活躍推進について経営指針等において現在は明示していないが今後検討したい」とし、潜在的に取組意欲のある事業所が一定数存在していることが明らかになった。

(2)市内事業所における女性活躍推進の課題として、最も多かった回答が「女性従業員の理解・行動・意識改革・キャリア形成支援」「管理職の認識・意識の向上・多様な人材の活用・マネジメントスキル向上」であり、このことから女性従業員や管理職の人材育成の必要性が浮き彫りとなった。

(3)市に求める取組や支援について、「保育施設や介護支援等のサービスの充実」の次に「先進的取組事例の紹介」「スキルアップセミナー等の実施」があげられた。

(4)女性の活躍推進を進めるポイントとしてロールモデルの存在の重要性が指摘できる。様々な箇所で女性活躍推進を進めるためにロールモデルの存在が欠かせないといわれているが、本調査を通じてその存在が求められていることが理解できた。

2つの調査を通じて、女性活躍推進の象徴的戦略である「管理職になること」のみならず、働く場面において一人ひとりの女性が、その人らしく意欲と能力を最大限発揮できるような環境を実現するというプロセスの改善に対する視点が求められていることが示された。

 

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