アンコンシャス・バイアス

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広報ID1051459  更新日 令和7年7月11日 印刷 

アンコンシャス・バイアスとは

 「アンコンシャス・バイアス」とは、家庭、地域、学校、メディア、会社などで、過去に経験したことや見聞きしたことに影響を受けて、“無意識に”持つようになった十分な根拠のない”認識や見方の偏り”のことを言い、「無意識の思い込み」や「無意識の偏見」とも呼ばれています。

 過去の経験や知識、文化的な背景などから形成されるため、自分自身では意識しづらく、無意識のうちに人の行動や判断に影響を与え、知らず知らずのうちに不適切な判断や言動となって表れます。また、自分自身に対しても自己評価を下げ、可能性を狭めることにつながることもあります。

思い当たることはありませんか?

日常にあふれるアンコンシャス・バイアス

人に対して性別・職業・年齢・血液型・地域性・国籍などの属性をもとに型にはまった見方をしていることは、私たちの日常にあふれています。

「男性/女性は〇〇だ」「若者/高齢者は〇〇だ」などのように属性をひとくくりにして決めつけたり、自身の経験をもとに「普通は〇〇だ」と押し付けたりするような考え方や言動をした経験はありませんか?

  • 男性は仕事、女性は家事や育児
  • 男性は男性らしく、女性は女性らしく
  • 男性は育児休暇を取りにくい
  • 高齢者は頑固 / 若手は未熟
  • 有名大学出身だから優秀だ / 体育会系出身だから根性がある
  • 血液型で性格を判断してしまう
  • 出身の国や地域で性格を想像してしまう

アンコンシャス・バイアスの連鎖

大人の思い込みによる価値観の押しつけは、子供たちに強い影響を与えます。

その中にある偏った認識も常識と捉えてしまうと、次の世代へのアンコンシャス・バイアスの刷り込みにつながっていきます。

アンコンシャス・バイアスの解消に向けて

自分自身の中にあるアンコンシャス・バイアスは?

自分で解釈している「普通」「当たり前」「常識」の中に潜むアンコンシャス・バイアスは「決めつけ」や「押し付け」の言動になって表れます。

次のような言葉を使った時、そこに十分な根拠があるか、属性で分類していないか、型にはまった見方になっていないかを振り返ってみることが、自分自身のアンコンシャス・バイアスの気付きにつながるかもしれません。

価値観の決めつけ言葉

「”普通”そうだ」「”たいてい”こうだ」

能力の決めつけ言葉

「どうせ無理、どうせダメ」「そんなことできるわけない」

解釈の押しつけ言葉(違う解釈を受け入れない)

「こんなはずはない」「こうに決まってる」

理想の押しつけ言葉

「こうある”べき”だ」「こうでないとダメだ」

自分自身のアンコンシャス・バイアスに気が付いたら

アンコンシャス・バイアスは、これまでの経験や育った環境の中で形成されていくため、誰にでもあるものでそう思うこと自体が悪いわけではありません。

「これってアンコンシャス・バイアス?」と思うことがあったら、なぜそう思ったのかを考えてみましょう。

昔は正しかったかもしれませんが、現代では通用しないかもしれません。

私にとっての当たり前は、当たり前ではないかもしれません。

アンコンシャス・バイアスを完全になくすことはできませんが、新たな経験や知識を得ることで「上書き」していくことができます。

多様な価値観を尊重したり、対話を大切することが、自分自身の中にある「無意識の偏見」を減らしていくことにつながります。

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