盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和8年4月・赤坂隊員)
広報ID1056200 更新日 令和8年4月15日 印刷
こんにちは。盛岡という星でBASE STATION※1を拠点に活動している赤坂桂です。令和6年1月に着任し、高校生等が「総合的な探究の時間」の活動※2を通して地域とつながることで、盛岡への愛着を持ってもらうための伴走支援をおこなっています。
支援の一つとして、探究活動に取り組む高校生のためのイベントプログラム「盛岡という星でタンキュー部」を定期開催しています。2月27日には、令和7年度の締めくくりとなるプログラム「活動交流会」を開催しました。1年間の探究活動について紹介しあい、情報交換をするためのプログラムです。この場がきっかけとなって、これまで継続的にサポートしてきた2つのプロジェクトがつながり、それぞれの活動をより盛り上げていくために連携して取り組んでいくことになりました。今回は、そんな2つのプロジェクトのこれまでの活動の道のりをご紹介します。
盛岡という星でタンキュー部「活動交流会」のイベントレポートはnoteをご覧ください!
- PROJECT01「夏の盛岡をゆかたで盛り上げよう」
このプロジェクトは、令和6年度に盛岡という星でBASE STATIONで実施した企業共創型探究プロジェクト「青の問い」をきっかけに活動を開始し、現在も、和のくらし小袖(こうや呉服店)さんや「ゆかたのまち盛岡」実行委員会のみなさんにサポートいただきながら活動を続けています。昨年7月には、ゆかたを着て盛岡の夏を楽しむ若者を増やすことを目指して、高校生の着付けで盛岡市内のさまざまな高校の軽音楽部によるライブを楽しむ野外イベント「Enjoy!ゆかたフェス」の企画を実現させました。

「ゆかたフェス」の実現に向けて動き出したのは、昨年3月。イベントの時期や場所、内容を話し合うところからスタートしました。ここまで大きなイベントは生徒のみなさんにとっても、私にとっても初めての連続でした。まずは会場使用の交渉、そしてライブ機材の調達、会場レイアウトの検討など…。わからないことは調べたり、相談し合いながら手探りで方法を模索し、一歩ずつイベントの実現に向かって歩みを進めていきました。
生徒のみなさんは2週に1回ほどのペースで、ミーティングや、和のくらし小袖さんによる着付けのご指導を重ねました。イベント直前には盛岡駅前開運ホコテンや、IBC岩手放送のラジオなどで、イベントをPRしました。まちに出て自ら言葉を発し、まちの方々に直接PRすることで、普段関わることの少ない社会人の層や地域の方にも情報を届けることができたと実感したようでした。

当日の開会宣言には、青の問いプロジェクトから活動を見守っていただいた内館市長がお越しくださいました。また、専門学校の学生ボランティアのみなさんや協力事業者の方々など、地域の多くの方にご協力いただきました。プロジェクトメンバーの生徒たちがたくさんの方と丁寧にコミュニケーションをとり、全体を把握しながら自分の担当する役割をしっかり遂行する姿は、青の問いプロジェクトで初めて集まった頃を思い出し、思わずぐっとくるほどでした。
プロジェクトを遂行した生徒自身も、「ゆかたのまち盛岡」実行委員会のみなさんや事業者のみなさん、そして当日来場してくださった方々など、たくさんの方のご協力があって実現することができたと実感したようで、感慨深いと話していました。また別の生徒は、普段の学校生活だけでは関わることの少ない地域の大人のみなさんと関わりながらプロジェクトを遂行したことで、リーダーシップや主体性を向上させることができたと振り返っていました。

「ゆかたフェス」の開催は、地域に賑わいを創り出しただけではなく、高校生がもつ発想力や周囲を巻き込む力を地域のみなさんに知っていただく機会にもなったと思います。高校生のみなさんに伴走しながらさまざまなステークホルダーの方々を巻き込むことは、難しさを感じる場面もありましたが、二人三脚で歩み、企画の実現までの道のりを間近でサポートできた思い出深いプロジェクトになりました。「ゆかたフェス」は今年度、第2回のイベント開催を目指して企画が始動しています。ぜひ第2回の情報もチェックしていただけると嬉しいです。
- PROJECT02「県産木材・県産食材でつくるオール岩手のお弁当開発プロジェクト」
この方は、SDGs(持続可能な開発目標)に関連する取り組みとして、環境問題と地産地消の観点から、お弁当の商品化プロジェクトを立ち上げました。それが、岩手県産の木材を使用したお弁当箱に、岩手県産食材を使用した料理を詰めて販売するというもの。特にお弁当箱の開発に力を入れており、使い捨て容器ではなく岩手県産木材・南部アカマツを使用したお弁当箱を製作して販売することで、中身を食べ終わったあとも継続して使用してもらうことを目標としています。
初めてBASE STATIONにいらっしゃったのは、お弁当箱の開発に必要な資金の調達方法に困ったタイミングでした。具体的なアクションを検討するため、盛岡市都市戦略室の方にサポーターとしてお越しいただき、資金調達のアドバイスをいただきました。
その場で話題にあがったのは、クラウドファンディングやスポンサー企業を募るなどさまざまな方法があるが、いずれにせよ話題性が必要ということ。自身の活動について外部に紹介する機会をつくり、サポートしてくれる仲間や企業などを探してみることになりました。
また、お弁当箱だけでなくお弁当の中身や使用する野菜など、お弁当を構成する様々な要素について、地域の事業者や高校生を巻き込みながら考案することも、話題性の一助になるのではないかというアドバイスも。たとえば、県内の農家さんや農業高校の方に県産の野菜をご提供いただいたり、調理科のある高校に通う高校生に献立を考案してもらうなど…。プロジェクトに賛同し、協力してくれる地域の方を探すことで、プロジェクトの情報をPRしながら企画の実現性を高めていく予定です。
- PROJECT01×PROJECT02
2月27日に開催した「活動交流会」には、これまでさまざまな形でBASE STATIONを活用いただいた高校生のみなさんにご参加いただきました。その中には、ゆかたのプロジェクトの生徒や、お弁当開発の生徒の姿も。
グループの中でお互いに活動を紹介し合ったところ、一緒に活動する仲間を探しているという悩みにお互いが共感したことや、お互いのプロジェクトに協力できそうなポイントを見出したことから、この2つのプロジェクトの生徒同士がつながり、連携して活動することに。「ゆかたフェス」の会場にお弁当開発プロジェクトのPRブースを設け、試作品の販売や情報発信をすることで、イベントの盛り上がりに寄与するとともに、活動の発信・発展という相乗効果を狙うことになりました。
今後は全員が「ゆかたフェス」のプロジェクトメンバーとして企画・運営にかかわり、第2回「ゆかたフェス」に向けて企画・運営に取り組みながら、イベント内でのお弁当試作品発表・販売に向けて協力して活動を継続していきます。こうしてBASE STATIONで提供した機会をきっかけに、探究活動を発展させる新たなつながりが生まれたことをとても嬉しく感じています。
地域おこし協力隊として盛岡という星でBASE STATIONに来てから2年以上が経過し、長期にわたって活動を見守っている生徒も多くなってきました。関係事業者のみなさんや地域の方々から、なにより高校生のみなさんから、私自身も日々学び、成長させてもらっているなと感じています。今後もさまざまなプロジェクトに取り組む生徒たちに寄り添い、若者と地域との接点を提供することで、若者たちのやりたいことを応援しながら、地域にとってもプラスな影響をもたらすことができるよう活動していきたいと思います。
※1…東京圏等の若年層向けの情報発信などの取り組みを効果的に行うとともに、関係人口や地元の高校生などの若者と、地元の企業や団体が抱える地域課題に関わる解決の機会を創出するための官民連携による交流拠点として令和3年7月に市が設置。
※2…生徒自ら課題を設定し、関連する情報を収集・整理・分析しながら、周囲の人と協働して課題解決をめざしていく学習活動のこと。全国の高等学校で令和4年度から必修化
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