野生動物との接し方

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広報ID1001645  更新日 令和5年10月11日 印刷 

「秋のツキノワグマ被害防止キャンペーン」の実施について

令和5年4月18日付けで「ツキノワグマの出没に関する注意報」が、令和5年5月26日付けで「ツキノワグマの出没に関する警報」がそれぞれ岩手県から発表されていますが、10月4日時点で岩手県内におけるツキノワグマによる人身被害が31件、32名発生しており、過去最多となっています 。

秋は登山やきのこ採り等で山に入る機会が多い時期であり、また今秋はクマの主要なエサであるブナの凶作が予想されていることを受け、岩手県の方で令和5年10月6日から11月30日の期間、「秋のツキノワグマ被害防止キャンペーン」が実施されます。

岩手大学ツキノワグマ研究会主催「クマ展」の開催について

市民がツキノワグマに対する正しい知識と問題意識をもち、クマ対策を行動に移すことで、クマによる人身事故減少の一助とすることを目的とした岩手大学ツキノワグマ研究会主催(共催:岩手県)のイベントが開催されます。

1 日時 令和5年10月14日(土曜日)午前10時から午後9時
2 会場 イオンモール盛岡2階 東ブリッジ (盛岡市前潟4丁目7番1号)
3 内容
 (1)ポスター展示(生態、遭遇時の対処法など)
 (2)写真展
 (3)体験展示(毛皮や骨などに触れる)
 (4)解説タイム(ツキノワグマ研究会による展示物の解説)
 ※解説タイムは、1回目:11時、2回目:14時、3回目:17時開始となります。

クマ被害対策について

1 山に入る時は出没に備える!

・音の出るものを持つ!
・複数人で行動!

 <山はクマの家と考えましょう>

 2 エサになる物は片づける!

・飼料や生ごみを外に置かない!
・果樹は残さず収穫!

 <民家近くにもクマは出没しています>

3 襲われたら、両手で顔と頭を守る!

・走って逃げない!
・背を向けず静かに下がる!

 <クマは顔(特に目)を狙ってきます>

「ツキノワグマの出没に関する警報」の発表について

ツキノワグマによる人身被害が5月23日現在で7件、8名発生しており、近年の同時期と比較して非常に多くなっています。特に、6名の方が山菜採りの際に被害に遭われています。

令和5年4月18日付けで「ツキノワグマの出没に関する注意報」が発表されていますが、ツキノワグマの人身被害が多発していることを踏まえ、出没に対する注意喚起を強化し被害の未然防止を図るため、令和5年5月26日付けで、岩手県から「ツキノワグマの出没に関する警報」が発表されました。

山菜採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が常にあることを意識していただき、入山するかどうか十分に検討するとともに、入山する際は十分な対策を講じるようお願いします。

また、今年度も人里への出没が報告されています。クマを寄せ付けない対策を積極的に行い、被害を未然に防ぎましょう。

野生動物との接し方

盛岡市内の野生動物

盛岡市内ではニホンジカ、ツキノワグマなどの哺乳類31種、北上川や高松の池などで越冬するハクチョウ類などの鳥類202種をはじめ、多種多様の野生動物の生息が確認されており、豊かな生息環境が残されています。

ニホンジカ写真
ニホンジカ
ハクチョウ写真
オオハクチョウ

野生動物との接し方

野生動物は、野生本来の生活を維持していくことが望ましいため、人からは積極的にこれらの動物の生活にかかわらないというのが基本的な考え方になります。野生動物を観察する時は、正しい知識を持ち、適度な距離で行いましょう。

また、野生動物はさまざまな病原体を持っていることがあるため、餌付けなどの場所から人間の靴などに病原体が付着し、拡散する恐れがあります。過度におそれる必要はありませんが、野生動物にむやみに接触することは控えましょう。

近年、気候の温暖化により、市街地におけるハクビシン等の生活環境被害(糞害、鳴き声、ゴミの散乱など)の相談が寄せられています。

被害を軽減するためには、野生鳥獣を駆除するだけではなく、身の回りで野生鳥獣のエサとなる生ゴミや収穫しない野菜・果実を放置しない、野生鳥獣の隠れ家になる下草や藪を刈り払い見通しを良くするなどの対策を講じ、野生鳥獣を人の生活圏に誘引しないことが必要となります。

今一度、各家庭における対策の徹底をお願いします。

渡り鳥など野生動物への餌付け防止のお願い

渡り鳥などの野生動物に餌を与えたり、ごみを放置することによって、生態系や鳥獣の保護などに影響が生じるおそれがあります。
希少鳥獣などの保護のために行われる給餌などの特別な場合を除き、野生動物への餌付けや渡り鳥の飛来地などにごみを放置しないよう、協力をお願いします。

  • 餌付けは、野生動物がそれらの食べ物に依存したり、人馴れが進むことによって増えすぎたり、渡りの時期を遅らせたりし、生態系を乱す原因となります。
  • 渡り鳥など野生動物には静かな環境が一番です。安易な餌付けはせず、静かに見守ることが大切です。

けがをした野生動物を見つけたら

けがや病気などで弱っている鳥獣を見つけた場合、むやみに手を触れたりせずに、元気があればそっと様子を見守るようお願いします。
けがや衰弱のため動けないようであれば、盛岡広域振興局保健福祉環境部環境衛生課(電話:019-629-6563)へ連絡してください。

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