クマにご注意ください!
広報ID1001651 更新日 令和6年10月9日 印刷
「ツキノワグマの出没に関する注意報」が発表されています。
令和6年4月19日付けで、岩手県より「ツキノワグマの出没に関する注意報」が発表されました。
県内では、クマによる人身被害が令和6年4月1日から9月27日までに、9件9名の人身被害が発生しています。
山菜採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が常にあることを意識していただき、入山するかどうか十分に検討するとともに、十分な対策を講じるようお願いします。
クマの行動が活発になります
盛岡市内の山林内はクマの生息地です。今年もクマが冬眠から目覚め、食べ物を求めて活発に行動します。
春から秋にかけての行楽シーズンは、山菜採りや登山、渓流釣りなどで野山に入る機会が多くなることから、クマとの予期せぬ出会いにより被害に遭う危険性が高まります。
入山時や山間地に近い農地での作業中は鈴やラジオを携帯する、廃棄野菜等の管理を適切に行うなど、「クマに遭わない、クマを寄せつけない対策」を十分にとり、被害を未然に防止しましょう。
※ 秋の行楽シーズンを迎え、きのこ採りや登山などで、人がクマの棲み処である山間部に入る機会が増えること、また、昨年度は、秋季(9月~11月)に人身被害が多発(26件28人)したことから、岩手県では、「秋のツキノワグマ被害防止キャンペーン」を実施しています。詳しくは下記のリンクを御確認ください。
被害に遭わないための予防策
今春は、昨年のブナ科堅果類の凶作等に伴い食物資源が不足した地域において、栄養状態の悪い個体や母グマを失った子グマ等の行動圏が拡大し、クマの出没する可能性が高まることを専門家から指摘されております。
クマの被害に遭わないための予防策を、今一度確認しましょう。
- 鈴やラジオなど音の出るものを携帯し、自分の存在をクマに知らせること。
- クマの出没情報を確認し、クマの行動が活発になる早朝、夕方は入山を控えること。
- 森林、斜面林などのそばの農地は、クマの出没ルートとなりやすいので特に注意し、周囲の低木の刈り払いなどを行うこと。
- 頻繁にクマが出没する地域においては、できるだけ単独での行動は避けること。
- 山菜採りや釣り等の際は、下や前だけを見ないで周囲の状況を確認すること。
- 生ごみや野菜・果樹の廃棄残さ等を適切に処分すること。
- お墓のお供え物は持ち帰ること。
- 農地では果樹園等の収穫後の放置果実や廃果を適切に除去すること。
- クマは収納庫に入り込むこともあるため、施錠などの管理を徹底すること。
- 草刈機などに使われるガソリンなどの揮発性物質も誘引物となるため、保管場所に注意すること。
味を覚えたクマは、何度でも執着して通うようになります。
不測の事態を招くことにつながりますので、誘引物は必ず撤去してください。
- 走ったり、背中を見せて逃げたりしないで、目を離さず、ゆっくり後退する。
- クマとの間に木や岩を挟むようにする。
- 持ち物(リュックなど)を置いて注意をそらす。
- 風向きに注意して忌避スプレーを使う(持っていれば)。
- 至近距離でクマと突発的に遭遇した場合は、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつぶせになるなどして重大な障害や致命的ダメージを最小限にとどめる。
- 車で追いかけるなど、クマを刺激するような行動は、絶対にとらない。
山や森に入ることは、クマの生活場所に入ることです。
なによりも出会わない工夫をすることが大事です。
令和6年度のクマ出没状況
1 出没等件数(令和6年10月8日時点)
区分 | 件数 |
---|---|
目撃 |
80件 |
痕跡 | 35件 |
農作物被害 | 5件 |
人身被害 | 0件 |
計 | 120件 |
2 出没等状況一覧
関連情報
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイトからダウンロード(無料)してください。
よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
農林部 農政課
〒020-8531 盛岡市若園町2-18 盛岡市役所若園町分庁舎4階
電話番号:019-626-7540(農政企画係)、019-613-8457(生産振興係)、019-613-8458(経営支援係)、019-613-8459(農村整備係)、019-626-2270(食と農の連携推進室) ファクス番号:019-653-2831
農林部 農政課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。