盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和5年7月・結城隊員)
広報ID1043600 更新日 令和5年7月14日 印刷
7月の地域おこし協力隊活動紹介担当のスポーツ推進課 結城千晴(ゆうきちはる)です。
「健康づくり習慣化の推進、及び、スポーツによる盛岡の魅力発信」というテーマで、2022年(令和4年)12月から活動しています。
もともとは神奈川県内でスイミングインストラクターとして、こども~大人までの水泳・水中運動教室を担当していました。水泳選手だったわけではありませんでしたが、ただ“水の中にいるのが好き”という理由で、プール監視員をきっかけにインストラクターという道を選びました。また、語学も好きで海外にも興味があったため、JICA海外協力隊として中米のベリーズという国で2年間、水泳教室やライフガード養成も経験しました。
帰国後、水泳だけでなくスポーツ全般に関わる仕事もしてみたいと思っていたところ、たまたま訪れた盛岡がとても良い雰囲気だったことが決め手となり、2022年12月から盛岡市地域おこし協力隊としてスポーツ推進課に着任しました。
これまでの半年間は、活動テーマである「健康づくり事情」について知るために、盛岡市内のスポーツ施設や団体の活動を見学させていただいたり、市のスポーツ関係の事業に参加させていただいたりしてきました。
そんな毎日の中で気づいたことが2つあります。
1つ目は、盛岡が本当に車社会で、歩いている人が少ないこと。ウォーキングは一番手軽に始められる運動と言われます。でも車移動に慣れている盛岡では“あえて歩く”のはなかなか難しいのかなと感じました。
そして2つ目は、“せっかくあるのに知られていないもの”が多いようにも感じました。例えば、2022年9月に健康づくりアプリ『モリウォーカー』がリリースされていますが、私の周りで知っていた人はわずか。ポイントが貯まったり、いろいろなウォーキングコースがあったりするのに知られていない…。
そんな気づきから、“アプリも使って、楽しんで歩けるアイディアはないか?”と考え、ウォーキングイベント「高松公園なぞなぞ探検」を企画しました。『モリウォーカー』アプリ内にある高松公園のウォーキングコースの中に10問のなぞなぞを設置し、そのなぞなぞを探して歩くイベントです。
当日は幼児~小学生の親子34組90名程度の方が参加してくださり、答えを考えながら楽しんで歩いていただきました。
結果的に約4キロメートルを2時間程度かけて歩くことになり、こどもたちはもちろん、保護者の方々にとっても「良いウォーキングになった」と感想をいただきました。今回は、申込の段階からとても好評をいただいたので、アプリ内の他のコースも活用した第2弾を企画できればとも考えています。
これからの活動、そして、最終的な目標としては、「情報発信による健康づくり事業の推進」をしていけたらと考えています。
市内では、様々な団体やグループが地域での健康づくり事業やスポーツ事業をされていますが、これらも“せっかくあるのに知られていない”ように感じています。そのため、HPやSNS、冊子などいろいろな媒体を活用しながら、教室やイベントなどのスポーツ情報を分かりやすく発信し、“スポーツをする機会に出会える”形を作りたいと考えています。そして、スポーツについて目に留まる機会を増やし、「ちょっとやってみようかな」「挑戦してみようかな」と思う方を少しずつ増やしていきたい。そうすることが“健康づくり習慣化”への第一歩になるのではないかと思っています。
12月にこちらに来てからの毎日、いろいろな橋から見える季節ごとの川の風景や岩手山の景色、街中の緑の多さに癒されています。今後は、こういった自然の魅力を活かしたスポーツの場・健康づくりの場を作ることでも、盛岡の魅力を伝えていけたらと思っています。
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