盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和5年12月・阿形隊員)
広報ID1046867 更新日 令和6年1月12日 印刷
こんにちは。玉山地域で鳥獣被害対策を行っています昭和オヤジの阿形(産業振興課所属)です。前回はざっくりと、プロフィールやらこれまでの活動について書き込みしましたので、今回はもう少しだけ詳しくお話しさせていただきます。
皆さんは害獣というと、どんな動物を思い浮かべますか…?
昨今、連日ニュースで取り上げられたクマですかね?クマの他にも盛岡にはシカやイノシシといった大型動物やタヌキ、ハクビシンといった中型の動物もいます。小型のものだとネズミやコウモリもそうですね。人の生活圏や耕作地に入って人に害をもたらす動物や鳥等が一般に有害鳥獣⇒害獣と呼ばれています。私自身は害獣という言葉自体が人間のエゴのように感じて正直好きではありませんが。それら大型動物を捕食し数的均衡を保ってくれる動物がいなくなってしまった今の日本では、中山間地という決して恵まれていない耕作地において、日々苦労して農作物を育ててくれている農家さんの思いに少しでも報いられるよう、被害を少しでも減らせるよう、敢えて害獣なんだと自分に言い聞かせて仕事にあたっています。
全国的な傾向なのですが、ハンターさんが高齢化に伴い、近年減少しています。ハンターを増やすべく国や自治体も対策を講じていますが、これといった解決策とはなっていないようです。その根底の一つが少子高齢化の問題であるのは間違いないであろうと私は考えています。すぐに打開策を見つける事は難しそうなので、少ない人出で効率的に捕獲を行うほうが現実的なのでは?と考え、誘引餌を使った捕獲法も色々と試しています。
上の写真は冬季のシカの誘引実験のものです。左から鉱塩・ヘイキューブ・米糠。個々には映っていませんが米糠に塩・醤油・味噌を混ぜたものも試してみました。鉱塩は牛などの家畜に与えるミネラル補給用の塊です。ヘイキューブは、同じく牛などに与える牧草をキューブ状に固めたもの。季節によって誘引用の餌を変えていく方が良さそうだ。という程度のことはわかってきましたが、未だこれだといえるレベルではありません。残念ながら・・・。
今後、何かしら有効な手法が見つかりましたら改めてご報告させていただきます。この他イノシシの誘引実験、カラス、シカの忌避剤造りとその効能の検証等も行っていますのでまたの機会に。
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