盛岡市地域おこし協力隊活動報告(令和6年2月・山本明子隊員)
広報ID1047190 更新日 令和6年3月5日 印刷
皆さんこんにちは。法人委託型の地域おこし協力隊として「市の総合交流ターミナル・ユートランド姫神」を拠点に活動しております山本明子です。今年度(令和5年度)はユートランド姫神が創業25周年と言う事で、その記念事業を中心に活動しています。まずは、活動テーマでもある「ユートランド姫神の利用促進」を図るため、コロナ禍で中止になっていた「ユートランドまつり」の復活に尽力しました。
新しい取組として、駐車場エリアにもキッチンカーや愛犬家の方向けのブースを設置してグッズの販売などをしてみました。今回の取組の結果、さらに「ドックランなどもあるといいな」と感じたので、今後の課題としました。
中庭では、長年ユートランドまつりにご協力して下さっている地域の方や、新たなご縁で繋がった方などに出店いただき、14のブースを配置。食品・グッズの販売やワークショップの開催のほか、500円ごとのお買い上げでくじ引きができる、「大くじ引き大会」も実施しました。
ステージでは愛宕火防太鼓やライブ、フラのショータイムなどでイベントを盛り上げ、玉山地域にまつわるマルバツクイズ大会を実施するなど、日頃の感謝を込めたイベントを開催しました。当日は天候には恵まれませんでしたが、地域の方々やご来館頂いた方々に存分に楽しんで頂けたことで、地域をつなぐ素敵なイベントになりました。
また、たまやま振興株式会社の25周年記念事業(自主事業)の一環として、盛岡市初の6次産業化支援機能を持ったレンタル菓子工房「チャレンジ工房つなぐ」を、施設内の空き食工房を活用してオープンさせました。
活動テーマの1つでもある「地域の商品開発支援」がなかなか進められず、「商品開発ができる工房をこの地域に作りたい」とずっと考えていました。人脈作りと6次産業化支援の知識を増やす努力が実り、また専門家など多くの方にご尽力頂き、今回実現させることが出来ました。
この工房では、「あなたの「やってみたい」を形にしよう!」をコンセプトに、地域の農畜産物を使っての6次産業化や食品製造販売で創業を目指す方に商品開発に向けた相談から実際のテスト販売、販路開拓までをサポートしています。
昨年(令和5年)12月19日、一粒万倍日の大安にオープンイベント「内覧会・試食会」を開催し、内舘市長にもご出席いただきました。盛岡市初と言う事もあり、テレビ4社(NHK・テレビ岩手・IBC岩手放送・岩手めんこいテレビ)、新聞2社(岩手日報・盛岡タイムス)にも取材をして頂き、大きく取り上げてもらえました。また、このイベントの宣伝として、以前からお付き合いのあるフリーアナウンサー・村井由紀子さんのラジオ番組にも出演させて頂き、ミレニアル世代の方々にもメッセージを届ける事が出来ました。
自主事業として立ち上げたこの工房を利用し、たまやま振興株式会社も地域の6次産業化モデルケースにすべく、1月から自社商品の販売をスタートさせました。レシピ作りのアドバイザーとして盛岡誠桜高校パティシエ科の科長であり、成田クッキングセミナーを主宰されている成田健児さんに着任して頂きました。今回自社商品として、玉山地域で生産された黒平豆を100%使った煮豆をスコーン生地に混ぜて焼いた「黒平豆のスコーン」と、簗川地域担当の高橋佑未さん(盛岡市地域おこし協力隊員)が昔ながらの手作業で生産している簗川産蕎麦を使用することで、玉山地域と簗川地域間での地域連携で完成した「そば粉のプリン」を施設内の産直で販売しております。
この工房事業を通し、地域の6次産業化の推進と多くの方の「やってみたい」を形にするサポートができればと思っています。6次産業化にご興味のある方、秘伝のレシピを商品化してみたい方、是非、工房の内覧にいらして下さい。
この他にも地域連携として、盛岡商業高校の生徒さんが市内の喫茶店とコラボして作っているドリップパックコーヒーを産直で取り扱いを始めました。産直にスイーツなどの加工品の出品が増えたことから「お茶やコーヒー・紅茶と言ったセットになれる商品を置きたい」と考えていた私の思いがまた1つ実現しました。盛岡商業高校の活動をご紹介して下さった「喫茶緑青」のマスターやその活動に協賛し担当の先生に繋いで下さった「漸進社」さん、本当にありがとうございました。また、「盛岡市を多くの人に紹介したい」と笑顔で語り、ドリップパックコーヒーを製造・納品してくれる生徒さん達、お忙しい中取りまとめて下さる担当の川原先生にも感謝しております。
そして、このような活動を評価していただいた結果、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in盛岡」において達増知事に活動の報告などをさせていただく機会に恵まれたことは大きな成果と感じております。この会議では「若者と女性が描く魅力ある地域作りに向けて」をテーマとして出席された方々から紹介された取組はどれもとても魅力的で沢山の刺激を受けました。また、「新たに出来たこのご縁で新しい事にチャレンジできるのではないか」とワクワクしています。イノベーションにはこのワクワク感が欠かせません!今後の活動に夢が膨らみます。
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