マリ共和国ホストタウン事業「マリ料理試食会」

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広報ID1033511  更新日 令和3年9月16日 印刷 

マリ料理試食会「マリ料理を楽しむ午後のひととき」開催

今年7月に行われる柔道マリ共和国代表の事前合宿受入れにおいて、選手との直接交流はできませんが岩手県立盛岡第二高等学校の生徒とマリの食文化体験を実施する予定です。

2020年(令和2年)12月17日(木曜日)、「マリ料理を楽しむ午後のひととき」と題し、マリ料理の試食会を開催しました。現地に居住経験のあるカラ西アフリカ農村自立協力会代表の村上さんにも試食していただき、味付けのアドバイスや食事の作法等についてお話をいただきました。

盛岡第二高等学校からは美術部、家庭クラブ委員、ESS同好会から2名ずつ計6名が参加しました。

ティガテゲナの写真
マリ料理「ティガテゲナ」

試食した料理は「ティガテゲナ」。鶏肉と玉ねぎが入ったピーナツバターのシチューで、ご飯にかけて食べます。「ティガ」は現地バンバラ語で「ピーナツ」、「ナ」はソース・汁という意味で、一般的な家庭料理だそうです。

マリ共和国ではお茶をたくさん飲むということで「ハイビスカスティー」も一緒に試飲しました。

試食の様子の写真
初めてマリ料理を食べます。
試食の様子の写真
意外とおいしいかも。

参加した生徒からは次のようにコメントがありました。

「日本にはピーナツバターを調味料として使った料理はないので、新鮮でおいしかったです。私も家で作ってみたいと思いました。」(家庭クラブ委員 三浦一巴さん)
「最初は初めて食べる料理で抵抗があったのですが、食べやすくてもっといろんな人に食べてほしいと思いました。」(家庭クラブ委員 吉田萌杏さん)
「コロナウイルスでイベントが無い中で、食文化とか村上さんの話を聞きながらマリのことを知ることができたのでいい機会になったと思います。」(ESS同好会 藤川真菜さん)
「初めてこれを食べたときは、自分は日本人なので、この味でおいしいなと思いましたが、村上さんの話を聞いて、マリの人はもっと濃い味を好んでいること、ピーナツの味が強いと聞いて、マリの人の味の感じ方の違いがわかりました。」(ESS同好会 渡邊萌萌子さん)
情報交換をしている写真
マリ共和国の魅力って何ですか?

試食の後は、マリ共和国について村上さんに質問をしました。美術部は昨年、アートマイル壁画というマリ共和国をテーマとした絵を描いており、そのときにマリ共和国についていろいろ調べた経験があります。

「インターネットで調べたら今は日本からマリに行けないと書いてありました。行くことはできるのでしょうか。」(美術部 新田眞央さん)

(村上)入国禁止してないので、危険を承知であれば物理的には行けるのではないでしょうか。

調べてみて音楽やどういう民族がいるということを知りましたが、村上さんの思うマリの一番の魅力って何ですか?(美術部 大向絢子さん)

(村上)自然に逆らわないで生きているということ。今私たちの住んでいる世界にはないことを味わえることが、人間も含めて魅力なのかもしれないね。物がない中でも、何かおいしいものを作ろう、何か楽しいことをしようという意識があるからだと思います。日本のように物が満たされていると、簡単に手に入るじゃないですか。そういう状況ではないのが幸いしているのではないかと思います。

食事の作法について

  • 一般家庭では床で食べることが多く、大きな洗面器のような皿をみんなで囲んで直接手で食べます。
  • 食べる場所は、自分の前の部分を、ピザを切るときのように三角形に食べます。ほかの人のエリアを食べるのは行儀が悪いことです。
  • 左手は不浄のものなので、絶対に右手を使って食べます。

ほかにもあるよ、マリ料理

ここに紹介されている料理はマリだけでなくセネガルやギニアでも食されているもので、国によって少し具材が違ったりするようです。

ヤッサプレの写真
ヤッサプレ(在マリ日本国大使館提供写真)

ヤッサはたまねぎの酸味のあるソース、プレが鶏肉という意味で、鶏肉のヤッサソース添えという料理です。

サガサガの写真
サガサガ(在マリ日本国大使館提供写真)

サガサガ(もしくはサカサカ)はさつまいもの葉でできたソースです。

ザメ調理風景の写真
ザメ調理風景(在マリ日本国大使館提供写真)

ザメは、肉や魚、野菜を乗せた炊き込みご飯です。

親戚が集まる会などでは50人分~100人分を大きな鍋で調理します。

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