市産材を利用した事業

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広報ID1008290  更新日 平成28年9月5日 印刷 

市産材利用拡大推進事業

盛岡市は市域の7割以上を森林が占めており、そのうち半分が人工林(人が植えたもの)です。これらの人工林は木材として利用可能な状態に育ってきていますが、木材価格の低迷や地元産の木材の需要が少ないことなどにより、十分に活用されていません。そのため、森林所有者は植えた木の手入れをすることが難しくなり、森林の持つさまざまな公益的機能の低下が心配されています。(詳しくは下記の「木を使おう!」のページをご覧ください)

このような現状を改善するためには、木材の利用を進め、森林資源の循環を促す必要があります。中でも市産材の利用を進めることは、林業・木材産業の活性化だけでなく盛岡市の環境を守るうえでも大切なことであり、盛岡市はさまざまな取り組みを進めているところです。

住宅の新築・増改築にはぜひ市産材を利用ください

盛岡市は住宅の新築・増改築工事に市産材を利用した場合、市産材の使用量に応じ補助金を交付する市産材利用住宅支援事業を実施しています。住宅の新築・増改築を検討している人はぜひ市産材の利用についても検討ください。

補助金額、補助対象など申請についての詳細は、下記の事業説明ページを参照ください。

また、住宅建築への市産材利用につきましては、下記の市産材供給協力業者での材料供給が可能ですので、最寄の施行工務店などと相談ください。

  • 盛岡広域森林組合
     盛岡市渋民字泉田360 電話:019-601-6858
  • 有限会社 二和木材
     滝沢市後268-56 電話:019-688-4643
  • 株式会社 坂東木材
     盛岡市川目町23-3 電話:019-654-2255
  • 株式会社 玉山製材所
     盛岡市日戸字鷹高50-18 電話:019-685-2006
  • 東北林産株式会社
     八幡平市平舘11-6-1 電話:0195-74-2414
  • 石橋製材所
     矢巾町大字室岡7-56-5 電話:019-697-3033
  • 有限会社 稲村製材所
     岩手町大字江刈内7-1-7 電話:0195-62-4211
  • 有限会社 高吟製材所
     葛巻町葛巻12-24-6 電話:0195-66-2941

市産材を利用し建設しました

盛岡市立渋民小学校(2007年12月完成)

渋民小学校の写真

盛岡市産材のカラマツなどをふんだんに使った素材感や色使い、啄木ゆかりの不来方城の石垣をイメージした腰壁といったデザインも、郷土の詩人「石川啄木」が愛した渋民の風景と、石川啄木記念館に保存されている「旧渋民尋常小学校」の雰囲気を意識したものです。

盛岡市立繋小学校(2008年5月完成)

繋小学校の写真

繋小学校の新校舎は盛岡市としては近年初の、無垢の市産材を使った木造校舎です。地元繋地区をはじめ、盛岡市域内の森林から生産されたスギ、カラマツ、クリなどがふんだんに使用されています。

盛岡市立簗川児童・老人福祉センター(2012年3月完成)

簗川児童老人福祉センターの写真

地域の高齢者の健康増進や教養の向上、レクリエーション活動の場として利用できる高齢者の活動拠点施設です。小学生が楽しく安全に放課後を過ごすための児童センターも併設されています。建物には盛岡市新庄をはじめとする盛岡市の森林から生産されたカラマツとスギが使用されました。

盛岡市立土淵児童センター(2014年8月完成)

土淵児童センターの写真

土淵児童センターの柱や梁

柱や梁などの構造材に、盛岡市産材のカラマツやスギを利用しました。遊戯室などの各部屋は日の光を十分に取り入れるように設計し、開放的で温かみのある雰囲気です。
 

盛岡市木材利用推進方針

盛岡市は2007年2月に「盛岡市木材利用推進方針」を策定し、土木工事や公共施設工事においては市産材の利用に努めることとしています。

町内会などに市産材を支給しています(平成21年度~)

市産材のPRと今後の利用拡大を図るため、簡易な木造施設の整備を行う町内会などに、その原材料となる市産材を支給しています。

市産材を利用したごみ集積所とベンチの写真

市産材を利用したシャトルカー停留所を盛岡市動物公園に設置しました(平成20年度事業)

動物公園内を運行しているシャトルカーの停留所に市産材を使った標識とベンチを設置しました。停留所は4カ所ありサル、ウサギ、キツネ、ライオンが彫刻されています(チェーンソーアート)ので、どうぞ見に来てください。

シャトルカー停留所の写真

市産材を利用したプランターカバーを配布しました(平成19年度事業)

盛岡市は市産材の利用拡大についてさまざまな施策を進めているところですが、平成19年度は市産材で作成した木製プランターカバー400個を市内の希望する町内会などに抽選で配布し、市民の皆さんへの市産材利用のPRを行いました。

プランターカバーの写真

市産材を利用したパーゴラを盛岡手づくり村に設置しました(平成18年度事業)

盛岡市は木材利用推進のため、盛岡手づくり村に市産材(盛岡市内の森林から生産された木材)で製作したパーゴラ(日陰棚)を設置し、「藤」を植栽しました。

今回設置したパーゴラは、市産材利用拡大推進事業の一環として、市産材の良さを広く知ってもらうため、薮川産のカラマツを使用しています。

パーゴラの写真

設置場所

盛岡手づくり村 盛岡市繋尾入野64-102
(注)パーゴラは地場産業振興センターから工房側へ出てすぐ右側に設置しています。

サイズ

縦4メートル×横5メートル×高さ3メートル

構造材

盛岡市薮川産のカラマツ

製作・設置に掛かった期間

2006年7月13日から8月10日まで

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このページに関するお問い合わせ

農林部 林政課
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