盛岡市木材利用推進方針

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広報ID1008292  更新日 令和2年3月9日 印刷 

盛岡市は市域内の森林から生産される木材(市産材)の利用拡大を推進するため、「盛岡市木材利用推進方針」を策定しました。今後、市は率先して市産材を使用するとともに、市民の皆さんにも広く市産材の利用を呼びかけますので協力をお願いします。

第1 推進方針策定の趣旨および森林・林業の現状と課題

推進方針の趣旨

盛岡の森林の写真

盛岡市は面積の7割以上を森林が占めている緑豊かで自然と調和したまちです。しかし森林および林業を取り巻く環境は、木材価格の長期にわたる低迷などにより厳しさが増しており、森林所有者自身による森林の手入れが遅れている状況です。このままでは、森林のもたらす二酸化炭素吸着能力や山崩れ・洪水防止などの公益的機能が低下する恐れがあります。そのため、木材利用推進を図ることにより森林資源を循環させ、間伐などの森林の手入れを促進させることが必要です。

特に、市域内の森林から生産される市産材の利用拡大を図ることは、盛岡市の林業・木材産業の活性化と森林の公益的機能の維持増進に有効であることから、市は「盛岡市木材利用推進方針」を策定し、市が率先して市産材を利用するとともに、市民の皆さんにも広く利用を推進します。

第2 市営建設工事等における市産材利用の推進

市営建設工事などにおける木材利用の基本方針

  1. 構造の木造化(可能な限り木造建築とし、非木造については内装に木材使用を基本とします。)
  2. 土木工事における木材の利用(可能な限り木材を使用します。)
  3. 木質バイオマス燃料の利用(チップボイラー、ペレットストーブの導入検討)
  4. 木材製品の利用
  5. 環境物品の利用推進(グリーン購入法に基づく製品の購入を推進)

市産材の利用推進

  1. 市営建設工事などの発注に際しては、仕様書に「市産材利用」の努力規定を明記します。
  2. 市営建設工事などの実施に際しては、市産材の証明として岩手県産材産地証明書などを利用します。

第3 市産材利用の普及啓発の推進

木材利用の普及啓発

市民の皆さんには、市産材を利用することへの意義を普及し、森林・林業関係団体と協働して市産材利用推進を働きかけます。

市産材利用の働きかけ

市産材を使用した保育園の写真

木造家屋の推進および内装・外装材への市産材利用を民間団体と協働して働きかけます。

建築分野以外の用途についても木材製品の利用を働きかけます。

市産材の供給側・利用側との連携

木材供給側の素材生産者団体を中心に、市産材の安定的な供給ができる体制づくりを行います。

市内および近隣市町村の各種木材生産加工施設に市産材製品の供給体制の整備促進を行います。

住宅設計・施工関係者には市産材情報を提供し、住宅などへの市産材の利用を促進します。

市産材利用推進のための支援

  1. 市産材を利用した住宅建設への支援を検討します。
  2. 間伐作業、間伐材搬出の経費への支援を行います。
  3. 市産材証明を行うことへの支援を検討します。
  4. 関係団体などが実施する市産材利用の普及宣伝の取り組みへの支援を行います。

市内の保育園や建設中の小学校に市産材が使われるなど、公共施設に市産材を利用する取り組みはすでに始まっています。

市産材の価値を見直し、木材、木製品の利用促進を心がけて、盛岡の森林を元気にしていきましょう!

本方針は「公共建築物等における木材の利用促進に関する法律」(平成22年10月1日施行)第9条に基づく盛岡市の方針とすることにした。(平成24年2月29日付け)

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農林部 林政課
〒020-8531 盛岡市若園町2-18 盛岡市役所若園町分庁舎5階
電話番号:019-626-7541 ファクス番号:019-651-6248
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